2015年6月30日火曜日

「未来のジョブズ」目指す、小学生の人気習い事


読売新聞 

 ホームページやゲームなどを作る「プログラミング」が、小学生の習い事として人気だ。

 スマートフォンやタブレット型端末の普及で、幼少期から情報技術(IT)に親しめる環境が生まれ、将来に役立つと考える親が増加。大手学習塾が相次いで教室を開くなど、新たなビジネスとしても注目を集めている。

 ◆ベスト10入り

 「やったあ、ちゃんと動いた」「この数値を変えると、キャラが強くなるぞ」

 5月中旬、学習塾「りたりこ」(東京都目黒区)が渋谷区内に開いた教室で、ゲームを作りながらプログラミングを学ぶ小学生たちの歓声が響いた。

 昨年4月に始まった教室には、約300人が通っている。6年生の男子児童(11)は、「英語の教室はやめたけど、プログラミングは面白いから続けられる」と目を輝かせた。

 親も教室に期待を寄せる。小学1年生の長男を通わせている大田区の会社員男性(45)は、「将来、プログラミング能力は今の英語力のようになるだろう。小さい頃から慣れておくのは大事だ」と言う。

 リクルートライフスタイルが昨年8月、小学生以下の子供がいる全国の母親約620人を対象に実施した調査で「小学校高学年に習わせたいことは」と尋ねた結果、プログラミングがピアノや空手に次いで7位に入った。ベストテン入りは初めてで、ダンスやそろばんより上位だった。

 「りたりこ」の担当者は「親のスマホでゲームをしたり映像を見たりしているうち、プログラミングに興味を持つ子供が多い」と分析。「(米アップル創業者の)スティーブ・ジョブズのようになってほしい」といった親の声もあるという。

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