2015年12月14日月曜日

『ドコッチ』発表。GPSやBluetooth内蔵の「みまもり」ウェアラブル



ドコモの2014-2015冬春モデル発表会より。ドコモが小学生向けの腕時計型ウェアラブル端末『ドコッチ01』を発表しました。3G通信機能、GPS、Bluetooth、加速度計、温湿度計を備え、現在地や活動状況をリモートから確認できます。

ドコモ『ドコッチ』みまもりウェアラブル端末

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8 枚


サムスンの Gear S とあわせて、ドコモからは3G対応の腕時計型ウェアラブル端末が同時に2機種発表されたことになります。Gear S が腕に着けるスマートフォンに近い高機能スマートウォッチであるのに対して、ドコッチ01は小学校低学年の子供を対象に、保護者が居場所や活動状態を確認できる「みまもり」端末です。みもフタもない言い方をすれば「ペット用迷子防止首輪の子供版」。


ドコモは子供向けのキッズケータイも提供していますが、ドコッチ01は:

・小学校低学年に携帯電話を持たせるのは抵抗があるが、安全は見守りたいという親。
・ちょっと背伸びした格好良い / 可愛いアクセサリとして腕時計を着けたい児童。

が主なターゲット。ウェアラブルなので置き忘れしにくいほか、有機ELディスプレイに表示するウォッチフェイスのデザインは5種類、本体色2種類にリバーシブルな2色バンドを用意して、子供が気に入って能動的に離したがらない効果を狙います。



機能は GPS と3Gを使った位置情報通知、定型文SMS送受信、内蔵センサのリモート読みとりで周囲環境や活動状況通知、Bluetoothを使った迷子防止など。通話機能は非搭載

GPSでは親からの「いまどこ」検索に加えて、子供側からのワンプッシュで「いまここにいます」「帰ります」などの定型SMSと位置情報を6人までの家族や保護者に同報通知することもできます。

親は専用サービスとアプリを通じてドコッチにアクセスでき、現在地測位のほか、内蔵の加速度計で子供が歩いているか休んでいるかなど活動状況の確認、温湿度計で熱中症などの危険を把握、SMS定型文の編集、SMS送信などが可能です。

またBluetoothを内蔵し、親のスマートフォンとの直接通信が切れたタイミングで警告する迷子予防機能も搭載します。



主な仕様は約1.3インチ有機ELディスプレイ、GPS、Bluetooth、携帯ネットワークは3G (2GHz / 800MHz帯)対応。センサ類は加速度計、温度湿度計。IP55防水防塵。本体サイズは44x44x15mm (本体部のみ、ベルト含まず)、重さ約50g (ベルト含む)。 バッテリーは320mAh、連続待ち受け時間 約72時間。

本体カラーはホワイトとライトブルー。「ホワイト」は本体が白、ベルトはグリーンとグレーのリバーシブル。「ライトブルー」は本体が明るい青、ベルトはブルーとピンクのリバーシブル。


3G端末なので、利用にはドコモとの通信プラン契約が必要です。料金は、まずドコッチ01を使うための基本料金(付加機能使用料)が月280円。通信料金は既存のパケット通信プランに追加する「デバイスプラス500」ならば月にプラス500円。ほか定額データプラン128Kバリューならば月1505円、定額データプラン スタンダード2バリューならば月2381円~5700円など。

発売は2015年3月予定。ドコモでは子供向けのほか、携帯電話を持たず使わない老人の見守り向けにも販売する予定。満充電で静止時72時間待受けなので着けっぱなしにはできませんが、人といわず無くして困るものにも着けておきたくなります。
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