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2016年10月31日月曜日

1円5円玉療法の効果・魅力・やり方・注意点・口コミとは


公開日: : 最終更新日:2015/05/17  健康法


1円5円玉療法は貼るだけの簡単な健康法です。
1円玉や5円玉に含まれる金属の性質を利用して、体内に流れている電流の状態を正常にすることで体調を整えます。

1円5円玉療法とは?

そもそも体内には生体電流という弱い電流が流れています。
この生体電流に乱れが生じると体調に影響を与えるのだといいます。
現代は家電の普及により生体電流の流れが乱れがちだともいわれており、この1円5円玉療法が注目されています。

1円玉や5円玉を体に貼ることで体調が整うのは、金属のプラスやマイナスの電気を帯びようとする性質に関係しています。
この性質を利用して生体電流を正常化するのが1円5円玉療法です。
異なる硬貨を利用することで電流が生じ、生体電流を整えるのです。

生体電流とは東洋医学では気と呼ばれているもので、気とは人が生きていく上では欠かせない生命エネルギーのことです。
東洋医学では気が不足したり滞ることが病気の原因のひとつとして考えられています。

1円5円玉療法はこの東洋医学の考えをもとに、左手のツボに貼って行います。
1円玉2枚と5円玉1枚の合計7円で行うのが1円5円玉療法です。

1円玉や5円玉などの硬貨を利用した療法はこれ以外にもさまざまあり、ときには10円玉を使うこともあります。
1円玉療法、11円療法、16円療法などの療法があり、これらは体中にあるツボを利用して体調を整えます。

1円5円玉療法の効果や魅力

1円5円玉療法の魅力は1円玉や5円玉を貼るだけの手軽さです。
1円5円療法の場合は7円使用するというように、必要に応じた硬貨をテープで体に貼るだけで、さまざまな体の不調が改善するのだそうです。

肩こりや便秘、腰痛、高血圧、頭痛、胃腸炎、生理痛などのさまざまな症状に効果があるといい、症状に合った貼りかたがあるのだといいます。

基本的にはツボに沿って1円玉や5円玉を貼りますが、たとえば肩こりの場合などはその場所に貼ってもいいようです。
即効性を期待できる場合もあり、肩こりなら夜貼って朝には解消されていることもあるのだそうです。

1円5円玉療法は副作用もなく簡単な方法であるため、たくさんの注目を集めている健康法です。

1円5円玉療法のやりかた・注意点

1円5円玉療法とされているのが、1円玉2枚と5円玉1枚の合計7円を使った方法です。
貼るのは左手のみで、手には全身に対応するツボがあるため、左手に貼るだけで生体電流が正常になるのだといいます。

やり方は、1円玉を中指の先の爪の裏側にある百会というツボと、手のひらの中央の裏側にある命門というツボに貼り、5円玉は手のひらの中央部分の神闕というツボに貼るだけです。
貼っている時間は10分以上貼るのが目安です。

ちなみに1円玉療法は症状別に貼る場所が違い、1円玉でツボを押して刺激することでより高い効果が期待できるとされています。

11円療法はとてもシンプルで左手に10円玉、右手に1円玉を貼る方法で、16円療法は1円玉、5円玉、10円玉を左手のツボに貼ります。

硬貨を利用したこれらの健康法は貼るだけの簡単な健康法ですが、ひとつ注意したいのが使用する硬貨の新しさです。
なるべく新しいものを使用するのがおすすめで、なおかつキレイに磨いてから使うのがベストです。

この療法では10分以上貼っておくことが大事なので、寝る前に貼って一晩そのままにしておいてもOKです。

1円5円玉療法の口コミ・評判

1円5円玉療法は、健康雑誌で紹介されたことがきっかけで広く知れ渡るようになりました。
特に年配の方に評判の健康法で、貼るだけで健康になると人気です。

また、即効性が高いことでも評判となっていて、たとえば耳鳴りが30分で改善された、腰痛が一晩で解消したなどの驚きの口コミが多くあります。

もちろん症状によっては即効性が期待できないものもありますが、根気よく続けることで驚くような効果が期待できるのだといいます。

1円5円療法は特別なものを用意する必要がなく、手元にある硬貨を使うだけの簡単な健康法です。
とても手軽なので一度試してみても良いのではないでしょうか。


アルミホイールリングを指に巻いて、頭痛、生理痛、腰痛、便秘に効果があります。

画像

出典yscc.jp.net

頭痛・・・左手の薬指の付け根(三焦経の刺激)
生理痛・・・右足の小指の爪の付け根(至陰の刺激)
肩こり・・・左手の人差し指の第二関節上(商陽の刺激)

腰痛・・・女性は右足、男性は左足の人差し指の付け根(内庭)
便秘・・・左手人差し指の付け根(商陽、大腸経)
冷え症・・・左手小指の爪の付け根(少沢、少衝)


2016年10月30日日曜日

日本人は要注意! 乳がん検診に「高濃度」通知を 「異常なし」でも安心できず 患者団体が要望


 自治体の乳がん検診で行われる「マンモグラフィー(乳房エックス線検査)」では日本人に多い高濃度乳房のがんを見落としやすいとして、全国32の患者団体や代表が、「乳がん検診の結果通知の方法を見直してほしい」との要望書を厚生労働省に提出した。患者団体による要望書の提出は初めて。

 NPO法人「乳がん画像診断ネットワーク」の増田美加副理事長によると、日本人は乳腺の密度が高い高濃度乳房の女性が多い。乳腺密度が高いとエックス線でがんが見えにくいため、超音波検査を組み合わせることで精度が高まる。しかし、多くの自治体では、受診者が高濃度乳房であるかを通知していないという。

 患者団体には「マンモを毎年受けていたのに、進行した乳がんと診断された」との声も届くという。増田さんは「高濃度乳房と知らされていれば、精密検査を受け早期発見につながったかもしれない」と訴える。

 国は40歳以上の女性に2年に1回のマンモ検診を受けるよう推奨。超音波検査はがんでないのにがんの疑いがあるとする「擬陽性」が多いとされており、死亡率を減らす効果もまだ認められていないため、自治体の標準的な乳がん検診としては推奨されていない。

 国立がん研究センターによると、乳がんは日本人女性に多いがんの1位で、患者も増加傾向だ。最近ではフリーアナウンサーの小林麻央さん(34)が乳がんで闘病中であることを公表するなど、若年層での罹患も珍しくない。

 自身も乳がんになった増田さんは「検診は100%ではなく、全部が見つけられるわけではない。だから定期的に受けてほしい」と語る。その上で、「マンモ健診で『異常なし』との結果が返ってきても、自分の乳房のタイプを聞いてほしい。もし高濃度だったら、擬陽性のリスクなどを理解したうえで、超音波検査を受けてほしい」と呼びかけた。


IT勉強会の様な特にネットの勉強会は、政治家、医者の先生にも最新の情報を届ける為にも必要だと思います。


2016年10月29日土曜日

Microsoftの音声認識技術が人間の能力を超える ~次なる目標は機械による言葉の意味の理解 若杉 紀彦


Microsoftの研究チーム

 米Microsoftは18日(現地時間)、同社の人工知能研究チームが開発したシステムによる音声認識技術の精度が人間を超えたと発表した。

 Microsoftは、「Computational Network Toolkit」(CNTK)という名称の深層学習(ディープラーニング)システムを開発し、GitHubにてオープンソースライセンスで公開している。今回のシステムもこれを利用したもので、先月まで6.3%だった単語誤認率を5.9%にまで引き下げ、機械による音声認識の記録を更新するとともに、人間のプロの筆写家の精度を超えた。

 Microsoftは、この成果をCortanaの機能向上などに展開していくとしているが、今後は、騒音がある環境下での認識精度向上、異なる話者に対して自動的に名前を付ける機能、訛りのある発音への対応などの拡張を行なうほか、単に聞き取るだけでなく、その言葉の持つ意味を理解するステージへと研究を進めていくとしている。

 なお、同じ週にMicrosoftの別のチームは、コンピュータビジョンに関するCOCO画像分割チャレンジにおいて優勝している。


たんぱく質ナノモーターの回転メカニズムの解明に道筋

JSTトップ > プレス一覧 > 共同発表

平成28年10月27日

科学技術振興機構(JST)
千葉大学


~がん転移や骨粗しょう症の原因解明に期待~

ポイント

  • がん転移などに関与するV回転分子モーターの詳細な分子メカニズムはこれまで解明されていなかった。
  • 異なる2種類の構造を解明し、ATPのエネルギーが回転運動に変換される分子メカニズムモデルを提案した。
  • 回転分子モーターを阻害できれば、がん転移や骨粗しょう症の治療薬の開発につながるものと期待される。

JST 戦略的創造研究推進事業において、千葉大学 大学院理学研究科の村田 武士 教授と鈴木 花野 特任研究員らの研究グループは、たんぱく質ナノモーター注1)であるV型ATPaseでATPのエネルギーが回転運動に変換されるメカニズムを原子レベルで明らかにしました。

V型ATPaseは、細菌から人間まで多くの生体膜中に存在し、ATPのエネルギーを使って水素イオンを膜の外から中に運ぶことで膜内外の水素イオン濃度(pH)を調整しています。がん細胞や破骨細胞注2)の細胞膜にも存在し、がん細胞の増殖と転移や骨粗しょう症に関与する重要な創薬標的たんぱく質ですが、詳細な分子メカニズムは解明されていません。

ATPの加水分解と連動して、V型ATPaseの中心軸が回転することで水素イオンを輸送します。本研究グループは、回転分子モーター部分のX線結晶構造解析注3)により、「ATP結合待ち」および「ADP解離待ち」という2種類の新しいスナップショット構造注4)を得ることに成功しました。

これにより、ATPのエネルギーが回転運動に変換されるメカニズムが原子レベルで明らかになり、さまざまなたんぱく質ナノモーターによる生体エネルギー変換メカニズムの理解が進展すると期待できます。 がん転移や骨粗しょう症の原因解明や、V型ATPaseのモーターの回転を阻害する方法の予測が可能となり、たんぱく質の立体構造に基づいた治療薬の開発につながるものと期待されます。

本研究成果は、2016年10月27日(英国時間)に英国科学誌「Nature Communications」のオンライン速報版で公開されます。

本成果は、以下の事業・研究領域・研究課題によって得られました。

戦略的創造研究推進事業 個人型研究(さきがけ)

研究領域ライフサイエンスの革新を目指した構造生命科学と先端的基盤技術
(研究総括:若槻 壮市 米国SLAC国立加速器研究所 光科学部門 教授、スタンフォード大学 医学部構造生物学 教授)
研究課題膜超分子モーターの相関構造解析による分子メカニズムの解明
研究者村田 武士(千葉大学 大学院理学研究科 教授)
研究実施場所千葉大学 大学院理学研究科 理学4号棟
研究期間平成24年10月~平成30年3月

<研究の背景と経緯>

V型ATPaseは、細菌から人間まで多くの生体膜中に存在し、ATPのエネルギーを使って水素イオンを膜の外から中に運ぶことで膜内外の水素イオン濃度(pH)を調整しています。がん細胞や破骨細胞の細胞膜にも存在し、がん細胞の増殖と転移や骨粗しょう症に関与していることが分かっています。そのため、V型ATPaseの分子メカニズムを知ることは、これらの疾病原因の解明につながり、V型ATPaseの阻害剤は治療薬として期待されています。V型ATPaseは、水溶性たんぱく質のV部分と膜たんぱく質のV部分から構成されています(図1)。V部分にはヌクレオチド注5)が結合できるサイトが3カ所あり、そこで順々にATPを加水分解することと連動して中心軸が回転し、これに伴いV部分で水素イオンを輸送します。

最近、本研究グループは、ヒトV型ATPaseによく似た腸球菌V型ATPaseのV部分(ADF複合体)の詳細構造をX線結晶構造解析によって明らかにしました(Arai S. et al. 2013, Nature, 493, 703-707.)。得られたV-ATPaseの3カ所のヌクレオチドが結合するサイトは、ATPが結合できない「ATP非結合型」、ATPが結合している「ATP結合型」、ATPが加水分解を待っている「ATP分解型」の異なる構造状態で形成されていました。

「ATP分解型」の状態が存在することから、このV-ATPaseの構造は「ATP加水分解待ち」のスナップショット構造であると結論しました。V-ATPaseの回転メカニズムを理解するためには、ATP加水分解後の構造変化を知ることが必須となります。そこで本研究では、ATPの加水分解後の異なるスナップショット構造を得ることを目的に、ATP加水分解で生じるADPやリン酸が結合したV-ATPaseのX線結晶構造解析を行いました。

<研究の内容>

ヌクレオチドが結合していないV-ATPaseの結晶を低濃度、または高濃度のADP溶液に漬け込むことで、異なる2種類のV-ATPaseのX線結晶構造を得ることができました(図2)。

低濃度のADP存在下で得られた構造(図2a、b)と既知の構造(図2e)を比較したところ、ATPの加水分解待ちの「ATP分解型」にADPが結合することで、新しいフォーム「ADP結合型」への構造変化が引き起こされ、その影響で、中心軸DF複合体を含め、全体的に構造が変化していました。ATPが結合できない「ATP非結合型」は、ATPが結合できる新しいフォーム「ATP待機型」に構造変化していました。このことから、低濃度のADP存在下で得られたV-ATPaseは「ATP結合待ち」のスナップショット構造であると結論しました。

高濃度のADP存在下で得られた構造(図2c、d)には、3つのヌクレオチド結合サイトすべてにADPが結合していました。特筆すべきは、前述の「ATP待機型」のヌクレオチドが結合できる部位に、ADPと、リン酸の類似体であるSO2-が結合していたことです。これにより「ATP待機型」は閉じていき、新しいフォーム「ATP半結合型」への構造変化が引き起こされ、中心軸を含む全体構造が変化していました。従って、高濃度のADP存在下で得られたV-ATPaseは「ADP解離待ち」のスナップショット構造であると結論しました。

また、ATPの類似体で加水分解しないAMP-PNP注6)や、リン酸が結合したV-ATPaseの結晶構造も明らかにしました(図3)。これらの構造は2013年に得られたV-ATPaseの構造と同じであり、AMP-PNPやリン酸の結合では構造変化が引き起こされないことが明らかになりました。

以上の成果を統合すると、V型ATPaseでATPのエネルギーが回転運動に変換されるには、まず「ATP加水分解待ち」構造(図4左上)の「ATP分解型」に結合しているATPがADPとリン酸に加水分解した後、リン酸が解離してADPのみが結合した状態になることでV-ATPaseの構造変化が起こり、「ATP結合待ち」構造(図4右上)になると考えられます。生じた「ATP待機型」にATPが結合することにより、さらに構造変化が起こり、「ADP解離待ち」構造(図4右下)になります。最終的にADPが解離することで、回転軸が120度回転し、最初の「ATP加水分解待ち」構造(図4左下=左上)に戻るという分子メカニズムモデルを提案することができました。

<今後の展開>

本研究でV-ATPaseの2種類の新しいスナップショット構造が解明されたことにより、ATPが加水分解された後の構造変化やヌクレオチドとの親和性の変化など、多くの情報を理解することができました。これにより、V型ATPaseだけでなく、さまざまなたんぱく質ナノモーターを含む生体エネルギー変換メカニズムの一般原理の理解が進展するものと期待できます。また、V-ATPaseの回転の詳細な分子メカニズムの解明により、V-ATPaseと関連するがん転移や骨粗しょう症などの疾病原因の理解と、回転の阻害による治療薬の開発につながることが期待されます。

<参考図>

図1 V型ATPaseの構造モデル

V型ATPaseは9~13種類のたんぱく質からなる超分子複合体で、水溶性たんぱく質部分(V部分)と膜たんぱく質部分(V部分)からなる。触媒頭部(A;青色と紫色の6量体)でATPを加水分解し、赤い点線で囲まれた回転軸(DFd)とローターリング(c)を回転させ、水素イオンを細胞外(またはオルガネラ内)へ輸送する。

図2 ADPが結合したV-ATPase(ADF複合体)のX線結晶構造

  • a) 横から見た低濃度ADP存在下のV-ATPaseの結晶構造。
  • b) 上から見た低濃度ADP存在下のV-ATPaseの結晶構造。見やすくするためにA複合体のC末端ドメイン、Dサブユニットのみを表示している。3カ所あるヌクレオチド結合サイトを赤い矢印で示した。
  • c)、d) 高濃度ADP存在下のV-ATPaseの結晶構造。表示方法はa)、b)と同様。
  • e) 上から見たヌクレオチドが結合していないV-ATPaseの結晶構造。表示方法はb)と同様。

図3 AMP-PNPまたはリン酸が結合したV-ATPaseのX線結晶構造

  • a) 横から見た高濃度AMP-PNP存在下のV-ATPaseの結晶構造。
  • b) 上から見た高濃度AMP-PNP存在下のV-ATPaseの結晶構造。見やすくするためにA複合体のC末端ドメイン、Dサブユニットのみを表示している。3カ所あるヌクレオチド結合サイトを赤い矢印で示した。
  • c)、d) リン酸存在下のV-ATPaseの結晶構造。表示方法はa)、b)と同様。

図4 V-ATPaseの分子メカニズムモデル

上から見たV-ATPaseのスナップショット構造(左上と左下:「ATP加水分解待ち」構造、右上:「ATP結合待ち」構造、右下:「ADP解離待ち」構造)。見やすくするためにA複合体のC末端ドメイン、Dサブユニットのみを表示している。3カ所あるヌクレオチド結合サイトを赤い矢印で示した。V型ATPaseでATPのエネルギーが回転運動に変換されるには、まず「ATP加水分解待ち」構造(左上)の「ATP分解型」に結合しているATPがADPとリン酸に加水分解した後、リン酸が解離してADPのみが結合した状態になることでV-ATPaseの構造変化が起こり、「ATP結合待ち」構造(右上)になると考えられる。生じた「ATP待機型」にATPが結合することにより、さらに構造変化が起こり、「ADP解離待ち」構造(右下)になる。最終的にADPが解離することで、回転軸が120度回転し、最初の「ATP加水分解待ち」構造(左下=左上)に戻るという分子メカニズムモデルを提案した。

<用語解説>

注1) たんぱく質ナノモーター
生物の細胞内でATPの加水分解によって得られたエネルギーを、機械的な運動に変換するナノメートル(10-9メートル)程度のたんぱく質複合体の総称。
注2) 破骨細胞
骨構築する過程において、骨を破壊(骨吸収)する役割を担っている細胞のこと。
注3) X線結晶構造解析
解析対象のたんぱく質を結晶化し、X線照射によって得られる回折データから、たんぱく質の原子レベルでの立体構造を決定する手法。
注4) スナップショット構造
たんぱく質が機能するときの動的な構造変化の中の1つの静止構造のこと。
注5) ヌクレオチド
塩基、糖、リン酸から構成される物質で核酸の構成単位。ATP、ADP、AMP-PNPなどを含む。
注6) AMP-PNP
ATPの非分解性の類似体。β—とγ—リン酸間が窒素原子に置き換わっているため、加水分解反応が阻害される。

<論文情報>

Crystal structures of the ATP-binding and ADP-release dwells of the V1 rotary motor
(V回転モーターの「ATP結合待ち」および「ADP解離待ち」のスナップショット構造)
doi :10.1038/ncomms13235

<お問い合わせ先>

<研究に関すること>

村田 武士(ムラタ タケシ)
千葉大学 大学院理学研究科 教授
〒263-8522 千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33
Tel/Fax:043-290-2794
E-mail:

<JST事業に関すること>

川口 哲(カワグチ テツ)
科学技術振興機構 戦略研究推進部 ライフイノベーショングループ
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
E-mail:

<報道担当>

科学技術振興機構 広報課
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
E-mail:

千葉大学
〒263-8522 千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33
E-mail:


キッチンに置き、七日間で食料を培養し収穫できる「セルポッド」。 この画像は、ベリーとベリーの細胞を培養したものだ。作物を育てるのではなく、植物の 細胞を育てて食べものをつくる。そんなアイデアが注目されている。 フィンラ ンドにある「VTT Technical Research Centre of Finland Ltd」で開発された、 セルポッドと呼ばれる道具が実用化されれば、キッチンで、誰でも、簡単に、食 べものを生み出せるようになる。 収穫までわずか一週間ほど。 栄養素もバッチ リ!

CellPod is getting its shape! Would this fit to your kitchen?


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Photo by VTT
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Photo by VTT

細胞培養で作られているため、見た目はつぶつぶ。果実の中身そのものといった感じだ。タンパク質や食物繊維、抗酸化物質、ビタミンなどの栄養素もすべて作物と同様に含まれている。“タネ”さえあれば、ほかの植物も培養できる。いまのところ、ちょっと味が薄くできあがるみたいだ。

自宅で野菜を栽培できるキットはしばしば話題になるけど、これはもう一歩踏み込んだ技術といった印象。仕組み自体は昔からあるもので、収穫までの時間が劇的に短くなった。

未だ査読が済んでいない研究成果とは言え、ベジタリアンミート(植物性の肉もどき)と同様に、新しい食材として話題になる日はそう遠くないかもしれない。自宅で食料を培養するだなんて、すごい時代だなあとしみじみ思ってしまう技術である。

Licensed material used with permission by VTT’s CellPod

オートファジー、さらなる解明へ糸口 東大教授ら発見

2016/10/29



サイエンス

水島昇・東京大教授(細胞生物学)らのチームが10月21日、「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる細胞内の新陳代謝の現象の中で、たんぱく質を分解する過程の解明につながる発見をしたとする論文を、米科学誌サイエンス電子版に発表した。オートファジーは、その仕組みを見つけた業績で大隅良典・東京工業大栄誉教授が今年のノーベル医学生理学賞に決まったが、わかっていないことも多い。水島さんはかつて大隅さんのもとで研究をしていた。



最小オープンリーディングフレーム「AUG-stop」を介したリボソームを舞台とし た新たな遺伝子発現制御機構の発見 -- 北海道大学


・翻訳開始コドンの直後に終止コドンが続く最も短いオープンリーディングフレームである「AUG-Stop」で、リボソームがホウ素を感知して停止し、さらにmRNA分解を引き起こすことを発見。
・シロイヌナズナは、植物の必須栄養素の一つであるホウ素の細胞内の濃度に応じてホウ素輸送体の合成を調節して環境条件に適応するのに、この機構を用いていることを発見。
・今回発見した応答機構は動物でも機能する普遍的なもので、さまざまな栄養や細胞内環境に応じた多くの遺伝子発現制御に重要である可能性があり、生物機能を人為的に制御する新たな方策の開発につながる。


○研究成果の概要
 遺伝子の中でタンパク質のアミノ酸配列を規定する領域をオープンリーディングフレーム(ORF)と呼ぶが、翻訳開始を示すコドンAUGと翻訳終止を示すコドンUAAのみからなるAUGUAAという配列は考えうる限り最も小さいORFである。これまで、この小さなORFが特別な機能を持つとは考えられていなかった。シロイヌナズナのホウ素輸送体であるNIP5;1の発現は、この最も短いORFでリボソームがホウ素濃度依存的に停止することを介した新たな仕組みで制御されていることが明らかになった。
 本研究は、タンパク質合成装置が合成の過程で無機栄養を感知し、その挙動を変えることを通じた遺伝子発現制御機構を初めて示したものである。このような制御は真核生物に広く存在している可能性が考えられる。

○論文発表の概要
・研究論文名: The Minimum Open Reading Frame, AUG-Stop, Induces Boron-Dependent Ribosome Stalling and mRNA Degradation(AUG-Stopなる最小のオープンリーディングフレームがホウ素に応答したリボソームの停止とmRNA分解を誘導する)
・著者: 田中真幸、反田直之、藤原 徹(東京大学大学院農学生命科学研究科)、山角祐介、秋山 徹(東京大学分子細胞生物学研究所)、山下由衣(北海道大学大学院生命科学院)、三輪京子(北海道大学大学院地球環境科学研究院)、室田勝功、尾之内均(北海道大学大学院農学研究院)、千葉由佳子(北海道大学大学院理学研究院、大学院生命科学研究院)、平井優美(理化学研究所環境資源科学研究センター)、内藤 哲(北海道大学大学院農学研究院、大学院生命科学院)
・公表雑誌: The Plant Cell
・公表日: 米国東部時間 2016年10月19日(水) (オンライン公開)

▼本件問い合わせ先
 所属・職・氏名: 北海道大学大学院農学研究院 教授 内藤 哲(ないとう さとし)
 TEL: 011-706-2800
 FAX: 011-706-4932
 ホームページ: http://www.agr.hokudai.ac.jp/arabi/

リリース全文は、PDFファイルを参照願います。

【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/