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2017年2月28日火曜日

SDGSを含む世の中の問題と解決策を集めるWEBサイトは作る必要がありそうです。

解決策は、税金からの助成金、全ての人の生活と会社とお店と産業と職業を考えて、例えば、レースや宝くじや工場や会社やお店や一般人やボランティアなどからの寄付や雇用による労働作業や教育や娯楽など。
政策や制度を作ったり、変更したり。
等など。

WEBサイトがあり、パソコンとインターネットによるオンライン申請が普及すれば、中央省庁と都道府県庁職員の大幅な削減が可能です。
マイナンバーも普及させてコンビニで住民票などが発行出来る事を国民が知り、婚姻届けや福祉課や年金課に関わる申請もスマホかタブレットかパソコンとネットで行える。書類の受け取りと受け渡しは、極力電子申請で済むようにして、どうしても必要な物だけ郵送にすれば、コンビニが市区町村役場の代わりになるので大幅な公務員削減になる。

公務員給料優遇問題、市区町村役場のお手盛り退職金問題もある。

上記により中央省庁予算と都道府県庁予算と市区町村役場予算が大幅に削減できる。
その削減した予算をここに記載している不足や対策や問題などに使用したらいかがだろうか?

公務員を大幅に削減したら、代わりに新たなWEBサイト(サーバーのOSはLINUXとして、民間のレンタルサーバーの方がセキュリティ対策とコスト面で良い。Windowsサーバーはセキュリティに問題が多く、コスト面で非常に不利である。そしてアクセス元は、HTML5とCSS3とJavaScriptが動くブラウザが動けば、OSは問わない仕様の事。及び毎年法律の変更に基づきバージョンアップのメンテナンスを行なうWEBプログラマーが必要になると思われる。開発プログラム言語は、一万同時アクセス問題を考慮してGo言語で、データーベースは、カウチベースかRiakが良いと思われます。)と民間のコールセンターが必要になると思われます。

国会、中央省庁、都道府県庁、市区町村役場で電話の対応の時も、世の中の問題と解決策を集めて議論討論出来るWEBサイトを作って使用すれば良いと思います。もちろん自宅などからスマホやタブレットやPCからもネット接続で一般市民も利用できれば風通しが良くなり、電話のたらいまわしも無くなって良いと思います。

アジアで特に問題なのは、
中国による日本占領計画問題、外交問題、食料やお酒などの輸出入などの貿易をスムーズにする対策、移民問題、少子高齢化(嫁不足)、地域活性化、貧困層救済、会社やお店の従業員や公務員の育成問題、裁判所不足、船舶の操縦士と船乗り不足、灯台と灯台守不足、派出所(交番)不足、保育園不足、病院の赤字の市区町村の負担、地方の病院不足と歯医者不足と産婦人科不足、医者不足、看護師不足、介護士不足、農業と漁業と魚介類や真珠の養殖と畜産農家とキノコ養殖と果実果樹園と酒製造職人などの後継者不足、プログラマー不足、土木管理士不足、電気工事管理士不足、一級建築士不足、ボイラー技士不足、危険物取扱主任者不足、ビルメンテナンス管理士不足、老人介護人不足、建築業の人出不足、PM2.5、国によっては工場排水処理と煙突処理、お店の排水処理、下水処理、下水と生ゴミからメタンガス(バイオガス)事業対策、火力発電対策、原子力発電問題、石炭による発電所の問題、公衆トイレと低所得層のトイレ不足、上水道不足、電気不足、道路整備不足、電柱の地下埋め込み費用対策、道路標識と鏡と信号機と踏切と立体交差の高架事業不足、街路樹対策、ガス不足、インターネット光ファイバーとWIFIルーター不足、ルーターとセキュリティソフトによるコンピューターウイルス対策、ガソリンスタンド不足、空港と旅客機不足、電車モノレール不足、地方の病院不足、救急車不足、救急患者配送先スマホとタブレットのアプリとWEBサイトの普及対策、ドクターヘリ不足、ドクタージェット不足、海上ドクター不足、救急隊員不足、消防庁隊員不足、自衛隊員不足、消防庁隊員と自衛隊員の若年層(若い年齢での解雇後の再雇用問題は、警察官など希望の公務員職として再雇用して解決もしくは、日本全国の無料同然の格安の農地と放牧地と果実園果樹園の土地と住宅情報と就職転職の情報提供のWEBサイトと都道府県庁と市区町村のホームページとのリンクによる整備対策、テレビ電話診療の処方箋と処方薬配達かAmazonなどの通信販売かドラッグストアでの購入への規制緩和への法律変更、豚などの動物の人間への臓器移植の受精卵のiPS細胞移植時の胚への法律変更による規制緩和、自動運転バスとタクシーとトラックとフェリーとタンカーの不足、灯台、公衆トイレの不足、食料の農薬や添加物の安全性、建築物の耐水処理と耐火処理と耐震処理と防錆処理と防腐処理と上下水道と電気とガスとインターネットのLANとWIFIとプロバイダー対策。主に工場や会社やお店の煙突のPM2.5対策と排水処理と産業廃棄物対策、特別養護老人ホームと低所得層向け老人ホーム不足。

精神科へ通院している人への作業所での再就職訓練の必要最低限のパソコンスペックは、CPUはCore i3、システムメモリーは4GB、WIFIは、aかacの5GHz対応をノートパソコンとWIFIルータとカラープリンタで行なうべき。B型作業所へ市区町村役場から1ヶ月に一人辺り19万円くらい払われているので、時給千円 X 5時間 X 22日間で11万円/月くらい当事者に、払うべきで、現状時給210円程度なので、B型作業所は法律で禁止して廃止して全てA型として労働基準法を適用して最低賃金を守るべきである。B型作業所の低賃金対策、A型作業所の不足。

学校教育のWEBプログラマーの授業やエクセルやワードやパワーポイントの授業不足、学校で農業体験や会社見学と病院見学などで全ての職業に将来興味がもてるようにするひつようがある。都道府県立高校に低所得層優先枠を多めにする事で教育費問題を多少解決出来る。

ハローワークで一般人が利用出来るパソコンは、googleやyahoo!検索、リクルートなどの就職転職サイト、講師も必要に応じて用意したりしてパソコン教室にも利用したり、独学でオンライン学習したり、先生を用意してcloud9とstackを同時に立ち上げプログラマー向けのレッスンをハローワークや自宅で利用する方法も御座います。

市区町村単位で工場や会社の誘致や民間と公営で婚活サイトやパーティを運営して告知やカレンダー情報のリンクと就職転職情報と不動産情報と観光名所情報と病院とガス電気上下水道とインターネットプロバイダーと電話回線とネットスーパーと電車とバスとタクシーと引越し業者とコンサルティングなどの電話番号とURLを市区町村のホームページにリンクするのは、いかがだろうか?

SOHOやクラウドソーシングやリモート案件やパソコン教室や語学教室などで自宅で仕事が出来る環境を増やす必要性が御座います。

自衛隊の装備でライフルは、大雨が降ると弾を打てなくなるので、日本製オリジナルライフルを開発する必要がある。
日本製の戦車と装甲車は、装甲が薄すぎるねで、弾の貫通が簡単すぎるので日本製オリジナルを再開発する必要がある。

税務署の税務申告のWEBサイトに問題があり1つ目は、現状は、WindowsのActiveXが必要なので不便だ。WEBサイトは、一万同時問題なども考慮してGo言語とデーターベースは、カウチベースかRiakで開発するべきである。そして申請時に使用するパソコンは、ブラウザさえ使えれば、OSは、WindowsかLinuxかMacかPlayStation3か4かWiiUかXboxシリーズか地上デジタルTVかスマートTV対応にする必要がある。現状では、マイナンバーカードとリーダーの読み取り機が必要で不便である。税理士などに依頼する場合もあるのだから、本人確認は不要で逆に一定以上の収入があるのに、税務申告をしない場合に連絡する必要があると思います。

ネオビジョンコンサルティング
石塚 正浩



IE 9とIE 10を無視できる日まであと40日! これでCSS3も心置きなく実装できる!? | 編集長ブログ―安田英久


安田英久(Web担 編集長)

今日は小ネタですが、内容は大きいです。サイトでサポートするブラウザからIE 9やIE 10をを切り捨てて、IE 11だけ気にすればよくなる日が近づいています。つまり、HTML5やCSS 3を安心して使えるようになるということです。Vistaのサポートが終了する4月11日が待ち遠しいですね!

Windows Vista SP2の延長サポートは2017年4月11日に終了

4月11日から、IE 9もIE 10もサイトでサポートしなくてよくなります。

というのも、マイクロソフトは、Windows Vista Service Pack 2(Vistaの最終バージョン)の延長サポートを2017年4月11日に終了するのです。

「延長サポート」とは、メインストリームサポートが終了したあとに、セキュリティ更新プログラムを提供するサポート期間です。延長サポートが終了するということは、セキュリティに問題があっても修正されなくなるということであり、その製品を使い続けることのリスクが非常に大きくなることを意味します。

つまり、今年の4月11日以降は、サイトとしても公式な推奨環境(閲覧環境)としてWindows Vistaをサポートする必要がなくなります。

そして、これにより、デスクトップ向けWindowsでサポートされるIEはすべてIE 11になります。あなたのサイトでは、IE 9もIE 10もサポートする必要がなくなるのです。サイト制作のときに気にする必要があるIEはInternet Explorer 11だけになるのです!

Vistaのサポートが正式に終了すれば、残るデスクトップ向けWindowsがサポートするIEは11だけになります。

※実際にはサーバー向けWindowsでは4月11日以降もIE 9やIE 10を使えるOSがマイクロソフトのサポート対象として残っているのですが、一般の人が使うOSではないので、ここでは対象外としています。

IE 11で使えるようになるCSSやHTML5の機能

では、IE 9とIE 10を無視してよくなれば、サイト制作でどんな良いことがあるのでしょうか。

端的に言えば、これまでは「まだIE 9とか使ってる人にはうまく表示できないからなー、数は少ないけど存在することはするし」と遠慮していたCSS 3やHTML5の機能を、かなり安心して使えるようになり、さらにhtml5shiv.jsなどを使う必要もなくなります。

IE 9では使えなかったけれどもIE 11で使えるものには、たとえばこんなものがあります。

CSS

HTML5

ここで挙げたものは一部です。詳細な比較は、「Can I use...」のブラウザ比較などで確認してください。

IE 9、IE 10、IE 11がサポートしている機能の比較(Can I use...より)
この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレス
Web担当者Forum 編集長

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、現在Webサイト 「Web担当者Forum」編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開してい る。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模 索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

→ Google

2017年2月27日月曜日

フリーランスプログラマーのリモート案件、時給5千円、月80時間労働から御座います。

https://www.codeal.work/contents/freelance-remote

WEBプログラマー向け自宅案件です。
SOHO、クラウドソーシングとも言います。

韓国で一度も走らなかったモノレール

白鵬 10年継続の“コーヒー・ルーティン”の効果力説「絶対的に外せない存在」

 大相撲横綱・白鵬が26日、10年間継続している“コーヒー・ルーティン”について「目、顔つき、脳、考え方、集中力、体の張り、全てにおいていい」と力説した。

トークショーのイベントでコーヒーを口にする白鵬

 この日は京都・上賀茂神社で奉納土俵入りを行い、同社の境内を流れる「神山湧水(こうやまゆうすい)」で作られたAGF社製コーヒーのPRイベントにも参加すると、取組2時間前に必ずコーヒーを飲むことを明かし、その上で「(コーヒーは)絶対的に外せない存在」と言い切った。

 コーヒーとの出会いは10年前。父ムンフバト氏からもらったコーヒーを流し込むと「パァと汗をかいて体に合うと思った」という。以来、稽古前と取組前のコーヒー1杯は絶対。交流するアスリートにも勧めているようで「10年間(横綱を)やってこられたので結果が表している」とコーヒーの魅力を語りまくった。

懸垂式千葉都市モノレール千葉駅


日本の懸垂式モノレール


日本と中国の「がん生存率」、これほどまでに差があるのはなぜ=中国報道




 中国では近年、がん患者が急増している。経済的に豊かになったことで食生活の欧米化が進んだことのほか、大気汚染などの環境破壊が深刻化していることが、中国でがん患者が増加する要因となっている。2015年の中国のがん死亡者数は280万人に達したとの推計もあるほどだ。

 中国メディアの華夏経緯網は23日、2015年の統計の内容として、中国におけるがんの5年生存率は36.9%にとどまると伝える一方、日本の場合は「10年生存率」であっても中国を大きく上回っていると紹介、なぜ日本と中国ではこれほど生存率に差があるのかと疑問を呈した。

 日本の国立がん研究センターがまとめた統計によれば、2000年から2003年にかけてがんと診断された4万5359症例の10年後の生存率は58.5%だったほか、06年から08年にがんと診断された患者の5年生存率は69.4%に達した。中国ではがんと診断されてから5年後も生存している患者の割合が36.9%にとどまるのに対し、日本では10年後であっても58.5%の人が生存していることを意味する。

 記事は、日本と中国のがんの5年生存率に大きな差がある現状について、専門家の見解として、「がんの生存率はがんの発見時期と大きな関わりがある」と指摘し、より早期に発見されたがんのほうが治療しやすいと指摘。中国はがん治療の水準は特に劣っているわけではないとしながらも、日本は早期発見のための検査技術が特に進んでいると指摘した。

 また、日本は検査技術のみならず、重粒子線がん治療など世界最先端の治療方法があると伝える一方、中国にはまだ重粒子線がん治療を受けられる病院が少ないなどの制約があり、一部の患者が治療を受けるため日本を訪れていると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF

2017年2月26日日曜日

革新相次ぐ 日本酒造り。日本酒の輸出額は、2.5倍以上で山田錦が足りません。

勉強の為に引用しました。

革新相次ぐ 日本酒造り

2015/07/09(木)23:00

<09:05>

和食ブームが追い風となり、日本酒の人気が高まっています。神戸市にある白鶴酒造資料館には、年間4万人の外国人が来館し、前の年より1万人増えました。日本酒の輸出金額も、この10年で2.5倍以上に増えています。その一方で、原料となる酒米の人気品種「山田錦」が不足する状況も生まれています。白鶴酒造は今年、子会社「白鶴ファーム」を設立し、自社で酒米の栽培を始めました。現在は10ヘクタールですが2年後には3倍に拡大する考えです。福島県の大七酒造は、玄米を精米する際に、雑味となる糠を理想的に取り除く超扁平精米技術を開発しました。35%の一般的な精米と同じレベルの日本酒を、50%の精米歩合で実現。米を有効利用しています。新潟県佐渡市の尾畑酒造は、廃校になった学校を活用し、去年から夏に日本酒を造る「学校蔵プロジェクト」を始めました。生産量を増やすとともに、若手の人材育成にも役立てています。


取材先

・白鶴酒造

・大七酒造

・尾畑
酒造



酒造好適米「山田錦」が、足りない原因は、政府の農業政策にあり。



人口減と食生活の変化により、米は余っていると認識している人が多いと思われるが、昨今の酒造業界においては、原料米の山田錦が足りず、酒造メーカーは造りたくても造れない状況に陥っている。山田錦が足りない理由は、政府の農業政策のもと、主食用米の価格維持を図るための「生産数量目標」の中に、酒造好適米が含まれており、その生産量が制限されているからである。

長年、政府が示す「生産数量目標」より多く作ってはいけないという減反政策による需給調整が行われており、「生産数量目標」より多く作っても保証金が支給されないので農家は作らないからである。よって、純米酒系の日本酒の生産量が増え、海外輸出数量が急伸して山田錦の需要が多くなっても、供給が追いつかないという状況が起きている。しかし、よく考えて見れば、酒造りにしか使用できない酒造好適米が、なぜ主食用米と同じ扱いで「生産数量目標」に含まれているのか?という疑問が湧いてくる。この疑問について、所轄官庁である農水省は、「生産数量目標は、主食用米と酒造好適米の合計で決められているので、主食用米と酒造好適米を別扱いにすれば、生産数量目標は、その分だけ少なくなり、酒造好適米を生産していない農家には不公平になる」と説明しているが、消費者に対しては説得力が弱く、言い訳にしか聞こえない。

つまり、酒造好適米を「生産数量目標」から外すと、①「都道府県別の需要量に関する情報から酒造好適米の数量分を除外することになり、農家ごとの生産数量目標も減少する」②「経営所得安定対策の対象から外れる(保証金が貰えなくなる)」③「酒造好適米のみを生産する農家には、生産調整数量の割当がない」という三つのデメリットが想定される。逆に、メリットとして、①「酒造用米として、酒造好適米と加工用米が一本化され、制度的に分かりやすくなる」②「実需との契約が増加した場合、生産拡大が容易になる」という二つが考えられる。

但し、こうしたメリットやデメリットは、主食用米と酒造好適米が同じ「生産数量目標」の内数であることを前提とした理由である。農水省の説明によれば、そうした前提になったのは「農家側が望んだから」だという。2004年、減反面積の配分から生産数量目標の配分へと制度変更が行われた際に、「主食用米に酒造好適米が合わされば、コメの生産数量目標の全体量が増えることから、その枠内で需要に合せて主食用米と酒造好適米の生産配分を決めた方がメリットありとして、農家側が酒造好適米を内数にすることを選んだのだという。結果的に「主食用米と酒造好適米が同じ扱い」になったのは、10年前の農家側の判断だった訳だが、今年度の生産数量821万トンのうち、酒造好適米は約7万トンで、全体の1%にも満たない数量である。両者を合算すればメリットがあると判断したのは、保証金問題が絡む農家の利益を優先させたものと考えられるが、両者が同じ扱いを受けるのは、どう考えてもおかしい。

見方を変えれば、酒造好適米は、主食用米の「価格維持政策」の矛盾に巻き込まれた被害者と言える。ところが、ここにきて、農水省は、酒造好適米の需要増大を背景に、酒造好適米を「生産数量目標」から外すことを検討すると発表している。今後の酒造好適米の増産に向けて一歩前進したことは酒造業界にとっては、明るいニュースであり、来年には、酒造好適米不足は解消されると思われる。

植物活力液HB-101で減農薬で作物を栽培できます。

お買いお求めは、上記公式サイトからどうぞ!

トヨタ、作物の品種改良で必要な遺伝子の特定を飛躍的に効率化する新技術

勉強の為に引用しました。

トヨタ自動車(トヨタ)は9月23日、作物の品種改良に必要な遺伝子の特定・選抜を飛躍的に効率化できるDNA解析技術GRAS(Genotyping by Random Amplicon Sequencing)を新たに開発したと発表した。
同研究は農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターから解析材料の提供を受けて行われ、成果は9月24日から開催される日本育種学会で発表される。
トヨタは、持続可能な社会の実現に向け、地球温暖化防止、エネルギーセキュリティーなどの観点から、車両の燃費向上への取り組みに加え、バイオ関連事業にも取り組んでいる。自動車事業で培った生産管理手法や工程改善ノウハウを農業分野に応用し、農業IT管理ツール「豊作計画」を開発・提供している一方、代替燃料の一つであるバイオ燃料に適しているサトウキビの増産に向けた技術開発も進めてきた。
これまで、作物の増産に向けた品種改良は、過去の膨大な品種改良実績に基づき両親になる品種を選定・交配し、長期間多数の子孫を評価することで、目的の特性を有する子孫を新品種として選抜していた。近年では、遺伝子情報を利用して特性を予測する「マーカー技術」が実用化され、品種改良の効率化が進められているが、DNAの解析期間が長く高コストという課題が存在していた。
今回の研究では独自のサンプル調整技術と次世代シーケンサーを組み合わせることで、有用な遺伝子を特定・選抜する作業工程を大幅に簡略化することが可能な技術(GRAS)を開発。同技術を用いると、これまでと比較して約1/10の期間、約1/3のコストでDNAの解析が可能だという。これにより、バイオマス生産性や耐病性の向上によって、サトウキビの増産、単位面積あたりのバイオ燃料生産量向上が期待できるとする。
トヨタは同技術について、バイオ燃料の増産だけでなく、農業分野への応用も視野に、情報開示・提供に積極的に対応していくとしている。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

“いのち”を変える新技術 ~ゲノム編集 最前線~エイズ治療、がん治療、品種改良。

No.36942015年7月30日(木)放送
“いのち”を変える新技術 ~ゲノム編集 最前線~


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遺伝子を自在に ゲノム編集の衝撃

和歌山県・白浜町。
ここで、京都大学と近畿大学が共同でゲノム編集をした魚を育てています。




マダイです。
去年(2014年)春、受精卵の段階でゲノム編集を行いました。

「体幅4.6センチ、でかい。」



1年余りがたった今、同じ時期に生まれたタイの1.5倍の大きさになっています。





京都大学 農学研究科 助教 木下政人さん
「びっくりしています。
予想以上に早く効いているなという実感です。
夢としては倍、200パーセントぐらいにしたい。」


タイのゲノム編集を進める木下政人さん。
長年メダカの研究をしてきました。

そこで注目したのが、筋肉の成長を抑える遺伝子「ミオスタチン」です。
ミオスタチンが働かなくなると、細胞の一つ一つが成長し、通常より大きく育つのです。
この原理をタイにも応用しようと考えた木下さん。
しかし、膨大な遺伝子の中からミオスタチンを探し出し、働かなくするのは困難でした。

そんなとき出会ったのが、アメリカで開発されたゲノム編集という技術でした。
生き物の遺伝子は4種類の「塩基」と呼ばれる物質で出来ています。
それぞれの塩基は、特定のタンパク質などと結合することが分かっています。
その性質を応用したのがゲノム編集です。

目的の遺伝子と結び付くタンパク質などを並べます。
それを細胞の中に送り込むと、何万もの遺伝子の中から目的の遺伝子を探し出して結合します。




これに遺伝子を切る物質を乗せておくと目的の遺伝子を切断し働かなくすることができるのです。
こうして行ったゲノム編集。




京都大学 農学研究科 助教 木下政人さん
「中はいっていくの分かりますよね。
これで(ゲノム編集の)液が入りました。」



目的どおり、タイは大きく成長しています。
食品としての安全性が十分に確認できれば、3年後には市場に出したいとしています。

京都大学 農学研究科 助教 木下政人さん
「魚の品種を改良するのに偶然を待っていれば、100年とか200年かかります。
ところがこのゲノム編集だと数年でできる。」

国内ではほかにも、収穫量の多い米や腐らないトマト、養殖しやすいおとなしい性質を持つマグロなど、ゲノム編集を利用した品種改良のプロジェクトが始まっています。



ゲノム編集はヒトに近い動物でも行われるようになっています。

「こちらがマーモセットです。」

小型のサル、コモンマーモセット。
薬の効き目などを確認するために、研究用に飼われています。
ここで受精卵にゲノム編集を行い、免疫が働かない病気の状態を再現しました。
マウスよりもヒトに近い動物なので、薬の効果をより的確に確認できるといいます。
ほかにも糖尿病やがん、神経疾患など、さまざまな薬の開発につなげたいとしています。

実験動物中央研究所 佐々木えりかさん
「いろんな病気のモデルを作ることはできなかったんですが、ゲノム編集ができたことで一気にいろいろな可能性が広がったので、さまざまな研究が出来るようになったというところが非常に画期的だと思います。」

遺伝子を自在に ゲノム編集の衝撃

ゲスト山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長)

●人間が生命の設計図を、いわば自由自在に編集できるようになった どれくらい画期的なこと?

今回のこのゲノム編集の技術というのは、私自身が基礎研究を始めてもう25年くらいになりますけれども、その中で出会った技術の中でも、恐らく一番画期的といいますか、一番すごい技術じゃないかなと思っています。

●今まで人間は農作物や魚などで品種改良をしてきたが、簡単にはいかなかった?

そうですね。
今までの品種改良は、多くの部分は偶然に生じる遺伝子の変化、これに頼って長い年月をかけて少しずつ品種改良をしてきたんですが、今回のこのゲノム編集というのはもう狙い撃ちで、この遺伝子、この機能のこの遺伝子をこう変えて、そして自分たちの人類にとって役に立つ品質に変えようという、しかも短時間で。
今までちょっと考えられなかったような技術ですから、研究者としてもいまだに驚きの気持ちでいっぱいです。

●この技術はどんな種でも応用できる?

そうなんです。
ゲノムを編集するという技術は、例えば哺乳類の1つのネズミ、マウスというネズミでは、今から20年くらい前に開発されました。
私もその技術を学ぶためにアメリカに行ったんですが、この技術は、当時も今もそうですが、1つの遺伝子を編集するのに1年以上の時間がかかるんですね。
同時に1つしかできないですし、またネズミ、マウスしかできません。
ほかの、人間を含めてほかの種ではなかなかできなかったんですが、5年ぐらい前に突然出てきたこのゲノム編集という技術は、どんな種でもどんな人間であっても、ネズミであっても植物であっても、魚であっても使えますし、効率が非常に高いんですね。
(成功率が高い?)
数十%の成功率を誇りますし、それから一番大切なのは、技術として簡単です。
非常に単純な技術で、簡単な遺伝子工学の知識のある科学者だったらもう誰でもできる技術ですから、本当にこの3つが簡単で成功率が高くて、いろんな種に適用できる、いろんな生物に適用できるという、この3つがそろっている技術というのは、ちょっとほかに今までなかったんじゃないかなと思います。

●受精卵の段階で遺伝子を操作して、サルが生まれているが?

免疫不全のサル、例えば人間のいろんな細胞を移植しても拒絶が起こりにくい、そういうサルが今、日本で出来ています。
これまではネズミでは、そういう免疫不全ネズミというのがあって、ヒトの細胞の移植とか医学研究にたくさん使われてきたんですが、ネズミと哺乳類、だいぶ違いますから、今回この技術で、サルで免疫不全、人間の細胞が移植できるサルが出来つつあるというのは、医学研究にとって画期的なことです。
(受精卵の段階でそういった改編ができるということは、その次の世代にも?)
そうですね、まさに品種改良ですから、その世代だけではなくて、その子ども、その孫、ずっと伝わっていきます。
ですからもう新しい品種を作り出すということになります。

●ある意味では、人間の受精卵を使って遺伝子の改編までできるということ?

そうですね。
今日、ビデオの中でミオスタチンという、遺伝子の機能を抑えて筋肉の量を多くしたタイの話が出ていました。
これは画期的なことですが、私たち人間にも同じミオスタチンという遺伝子があります。
ほとんど同じ技術で、私たちのミオスタチンの働きを抑えて、筋肉が隆々の人間を作り出すということも理論的には可能ですから、これは使い方を誤ると大変なことになってしまいます。

(最近のニュースでは人間の受精卵で遺伝子の改編が行われたということも伝えられているが?)
そうですね。
今年(2015年)の初めくらいから、中国の研究者が人間の受精卵で実際にゲノム編集を行っているという、うわさが流れていました。
なかなかいろんな倫理的な問題から、そういう研究をしていいのかという高いハードルがありますから、うわさにしかすぎなかったんですが、実際に先日、論文が中国の科学雑誌で発表されました。
それ、私も読みましたけれども、かなりしっかりした研究で、実際、人間の受精卵、ただ受精卵といいましても人工授精の結果出来てしまった異常な受精卵で、その受精卵からは赤ちゃんが生まれることはないんですけれども、その受精卵を利用してゲノム編集を行って、効率であるとか、また目的と違うところがどれぐらい変化が起こってしまうか、そういう基礎的な研究ではありますが、初めて人間の受精卵を使った研究が報告されました。
(これに対して相当な違和感を覚える人も多いと思うが、今どういう議論が行われている?)
世界中の研究者が今、真っ二つに分かれています。
ほぼ全員の研究者が臨床応用はするべきでないと、ゲノム編集をした人間の受精卵から新しい生命、赤ちゃんを作るという臨床応用はするべきでない、これはバツだと、これはもうすべての研究者が一致していますが、今回の中国の論文の基礎研究はどうなんだと。
人間の受精卵でどれくらいの効率でゲノム編集が起こるか、そしてどれくらいの安全性があるか、そういった基礎研究はやってもいいんじゃないかという研究者もおりますし、いや、その基礎研究を含めて人間への応用は今はだめだと、もっと社会の議論が、研究者だけではなくて一般の方、またこういった技術で恩恵を被る可能性がある患者さん、そういった中での議論がちゃんと成熟するまでは、すべての研究をストップするべきだと、そういう研究者もいます。

エイズ発症を防げ ゲノム編集 始まった活用

ゲノム編集の医療への応用が最も進むアメリカ。
実際に臨床試験が行われているのが、エイズウイルスを減らす取り組みです。

その臨床試験を受けた、マット・シャープさんです。
27年前、バレエダンサーだったときにエイズウイルスに感染しました。
以来、エイズの発症を防ぐために毎日複数の薬を飲んできました。


マット・シャープさん
「これが朝飲む薬で、これが夜飲む薬です。」

しかし、薬を飲み続けても免疫力を表す数値は少しずつ低下。
めまいや下痢などの副作用もありました。

マット・シャープさん
「これらの薬を飲むと、欝(うつ)っぽくなるんですよ。
君たちだって飲みたくないでしょう?」

主治医に勧められて参加した臨床試験。
その治療法は、まず血液を採取。
血液の中の細胞に対しゲノム編集を行います。
その上で体に戻すというものでした。


ゲノム編集を行った会社です。
この会社が注目したのは、エイズウイルスが取りついて増殖する血液の中のリンパ球でした。




リンパ球の表面には、エイズウイルスが結合しやすい突起があります。
それを足がかりにウイルスがリンパ球の中に侵入し増殖していくことが分かっていました。



そこで、この突起に関係した遺伝子をゲノム編集で切断すれば、突起がなくなり、エイズウイルスがリンパ球に侵入できなくなると考えたのです。




サンガモバイオサイエンシズ
エドワード・ランフィエCEO
「ゲノム編集という技術がなければ、この治療法は開発できませんでした。
ゲノム編集のおかげです。」


治療を受けたマットさん。
驚くべき効果が現れました。
免疫力を表す数値は、薬を飲むことが必要とされる低い数値から大幅に改善したのです。
マットさんに臨床試験を行った会社では、さらに対象者を増やし、実用化に向けた研究を進めています。

マット・シャープさん
「私だけでなく、医者も驚いていましたよ。
普通は起きないことですからね。
HIVはもはや治療可能な時代になろうとしています。 
感染したときには思いもしませんでしたけどね。」

ゲノム編集で病気の原因に迫る

ゲノム編集の医療への応用を支援する研究機関もあります。
ボストン近郊にあるブロード研究所です。
100人以上の研究者がゲノム編集を行う物質を開発しています。



この液体の中にその物質は入っています。
それをヒトの細胞にかけると、狙った遺伝子を切ることができます。




「これだけよ、とても簡単。
1日たつと切れるんです。
あとは顕微鏡で確認するだけ。」



ヒトの遺伝子は2万余り。
この研究所では、それをすべて編集できるようにしようとしています。




こうして開発された物質は、病気の原因を調べることに使うことができます。
例えば、がんを引き起こしている遺伝子を調べたい場合、ゲノム編集の物質を次から次へとがん細胞にかけて遺伝子を切断します。
その結果がん細胞に影響があれば、その遺伝子が、がんとなんらかの関係があると推測できます。
ブロード研究所では、ゲノム編集を行う物質をほかの研究所の人たちにも安い価格で提供しています。

ブロード研究所 フェン・ザン助教授
「長期的には、こうした取り組みが新薬や新しい治療法、病気の診断法の開発につながります。
それが世界を変えるでしょう。」

ゲノム編集 始まった医療での活用

●ゲノム編集を用いたエイズ治療、すでに臨床応用の段階?

そうですね。
今の使い方は、患者さんご自身の細胞を取り出してゲノム編集を行って、もう一度戻すという使い方ですから、これは患者さんのためだけの治療なんですね。
前半にございましたように、次の世代、子どもさんやお孫さんに伝わらない方法ですから、これは倫理的に全く違う方法になります。
こういった使い方は、また2つ目の実験室での使い方、こういった医療応用というのは、もう急速に今、進んでいます。

●がんを発生させている原因の遺伝子が切れれば、根本治療になっていく可能性がある?

がんの研究、急速に進んでいるんですが、まだまだ分からないことがいっぱいあります。
今回のこのゲノム編集によって、2万以上ある遺伝子の一つ一つの機能を調べて、どの遺伝子ががんに、それぞれのがんに大切かということが、今、急速に分かっていますから、今まではがん、もう多くのがんに同じ薬を使っていたんですが、今後はそれぞれの患者さんのがん、場所が違うがんごとに違う薬が開発されていくんじゃないかなと、そんなふうに期待しています。

●iPS細胞を使ってゲノム編集の技術も応用した治療の研究をされているが、具体的には?

私たちのiPS細胞研究所でも、複数の研究者がこのゲノム編集の技術を取り入れています。
例えば先天性の疾患、遺伝子の異常で、全身の筋肉の力がどんどん弱ってしまう、そういう患者さんがおられます。
そういう患者さんからiPS細胞を作ります。
iPS細胞の中でも、筋肉を作る遺伝子に異常があります。
その遺伝子を、ゲノム編集の方法でiPS細胞の段階で治すことに成功しています。
iPS細胞、ゲノム編集で遺伝子異常を修復したiPS細胞を大量に増やすことができます。
そして、そのiPS細胞から筋肉の元の細胞を作り出すことにも成功していますので、今後、この遺伝子修復を行った筋肉の細胞を患者さんに戻すと、そういったゲノム編集とiPS細胞を使った細胞移植療法ですね、これを組み合わせた治療の実現に今、一生懸命頑張っています。
(ゲノム編集をしてiPS細胞で増やした編集後の筋肉は良質のもの?病気になっていない?)
修復する前は、iPS細胞から筋肉を作るとやっぱり異常な筋肉になりますが、ゲノム編集で修復しますと、正常の方と同じような、きれいな筋肉が出来るということも確認しています。

●同じ方法で、今まで根本的な治療法のなかったほかの病気を治す可能性も見えてきた?

はい。
筋肉以外に例えば血液疾患ですね。
やはり1つの遺伝子の異常で正常な血液細胞が出来ないと、そういう患者さんもたくさんおられます。
そういう方からiPS細胞を作って、そして異常な遺伝子をゲノム編集で修復して、修復したiPS細胞から血液細胞を大量に作って患者さんに戻すと、こういう研究も急ピッチで進んでいます。

●生命科学者の目から見て、この技術は本当に人間が手に入れてもよかったのかという思いはない?

この技術は、本当に私たちのiPS細胞に比べても、もうiPS細胞なんて足元にも及ばないような、ものすごく可能性のある技術なんですね。
ただどんな科学技術でも、いい面と、それからよくない側面があります。
もろ刃の剣といいますか。
ですから、このゲノム編集というすばらしい技術、このいい面だけを伸ばしたら、人類は後悔することはないと思います。
人類はますます幸福にすることができると思いますが、悪い面を伸ばしてしまったら、これは後悔することになると思いますから。
(本当に恐ろしいSFの世界が実現するのではないかと?)
そうなんです。
ちょっと前まで、5年前までSFだと思っていた、人間の設計図を書き換えることが可能になりました。
これ、どうするか、科学者だけの議論だけではだめです。
科学者に加えて、いろんな生命倫理者、私たちの研究所にも2人の生命倫理の者が研究していますが、市民の方も含めた議論が必要です。

ゲノム編集で、がん、白血病、エイズの予防と治療が出来ます。

人の受精卵のゲノム編集で、
がん、白血病、エイズ、糖尿病にならない人間を作る事が可能だそうです。
ゲノム編集による治療も可能で、
どちらも中国とアメリカがトップです。
ゲノム編集にIBMのワトソンのAIが必要だと唱える日本人研究者もおります。

「ゲノム編集」初の人体応用 中国で肺がん患者に

勉強の為に引用しました。


2016/11/16 10:24

 【ワシントン=川合智之】英科学誌ネイチャー(電子版)は15日、中国・四川大学の研究グループが生物の遺伝子を自在に改変する「ゲノム編集」技術を初めて人間の患者に適用したと報じた。ゲノム編集は将来の治療への応用が期待されるが、人体への応用は始まっていなかった。

 研究グループは10月28日に実施した臨床試験で、肺がん患者の血液から細胞を取り出し、免疫反応をつかさどる遺伝子を「クリスパー・キャス9」と呼ぶゲノム編集技術で操作。がん細胞を攻撃するように改変し、患者に戻した。経過は順調で、近く2回目の治療を実施するという。

 病院の生命倫理委員会の承認を得て実施したとしている。研究グループは計10人に対し同様の試験をする計画で、6カ月間経過を観察して安全性を確かめる。

 ゲノム編集は従来の遺伝子組み換えと比べ、狙った遺伝子を格段に高い精度で操作できる。米国では来年早々にもペンシルベニア大が臨床試験を計画している。一方、昨年4月には中国の別の研究チームがヒト受精卵でゲノム編集を実施したと発表、子供に副作用が遺伝する生命倫理上の問題があると論争になった。

ゲノム医療では「AIの活用が必須」

勉強の為に引用しました。

第36回医療情報学連合大会

ゲノム医療では「AIの活用が必須」

東京大学/国立がん研究センターの間野博行氏が講演

大下 淳一=日経デジタルヘルス

  • 2016/11/23 14:00
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登壇した間野氏
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 奏功率93.5%――。がん治療薬としては驚異的な臨床試験成績を叩きだした分子標的薬「アレクチニブ」。東京大学 大学院医学系研究科 教授の間野博行氏は、その開発をもたらした肺がんの原因遺伝子変異「EML4-ALK融合遺伝子」の発見者として知られる。

 国立がん研究センターの研究所長を兼務する同氏が今、高い関心を寄せているテーマの1つが、がん医療へのAI(人工知能)の活用だ。がん医療では「AIを用いた研究が必須のものになってきている」(間野氏)という。第36回医療情報学連合大会(第17回日本医療情報学会学術大会)(2016年11月21~24日、パシフィコ横浜)の学会企画「精密医療(Precision Medicine)時代の次世代医療情報システムとは ~臨床情報とゲノム情報の統合利用環境に向けて~」で、AI活用の構想を語った。

 間野氏はまず、肺がんにおけるEML4-ALK融合遺伝子の発見と、それが「クリゾチニブ」「アレクチニブ」などの分子標的薬(ALK阻害剤)の開発につながった経緯を説明。ALK阻害剤が、余命数週間と思われたような肺がん患者にも、劇的な治療効果を示した事例を紹介した。

 EML4-ALK融合遺伝子の発見後、間野氏は他の臓器のがんでも、ALK融合型の遺伝子変異が起こっているのではないかと考えた。実際、他のがんでそうした変異が次々と明らかになり、肺がんと腎臓がんといった異なる臓器のがんがALK阻害剤という「同じ薬で鮮やかに治療できる」(同氏)ことが分かってきた。これが意味するのは、がんが発生臓器や病理学的分類ではなく「Essential growth driver(がん増殖に不可欠な遺伝子変異)で分類される時代に入った」(同氏)ことだという。

      
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遺伝子変異の機能をAIで予測

 一方で、こうしたがんに対する認識の変化を臨床に応用する取り組みでは、日本は欧米に大きく後れを取っていると間野氏は指摘する。米国や英国では、がん増殖に決定的な役割を持つ遺伝子変異をゲノム解析で見つけ、それに基づく治療を行う取り組みが加速しており、日本でも「ゲノム情報を使って治療介入するゲノム医療を、早期に開始する必要がある」と同氏は訴える。

 ゲノム医療の実践に向けては、ゲノム解析の品質管理や人材育成、知財創出などに加え、遺伝子変異に関する知識データベース(knowledge database)を、海外製のものに頼らず日本で独自に作ることが重要という。この知識データベースの構築を支える技術と位置付けるのが、AIだ。

 間野氏が構想する知識データベースでは、保険収載済みや臨床試験中の治療薬に対応する遺伝子変異に関する情報を格納するほか、「機能が分からない変異(Variants of uncertain significance:VUS)の機能を予測する」(間野氏)アルゴリズムをAIによって持たせる。遺伝子解析の結果を入力すると、人間にとっては未知の遺伝子変異の機能をAIが精度よく予測し、治療選択に反映できるような仕組みだ。こうした情報基盤の構築に向けては、アカデミアと医療業界、産業界の協力が欠かせないとした。