2017年2月26日日曜日

やっぱり清水富美加の“ギャラの配分がヒドイ”! 芸能事務所の給料の常識とは?



2/26(日) 08:00
『PHaT PHOTO vol.97 2017 1-2月号』(シー・エム・エス)

 清水富美加が売り出し中ころに所属事務所から受け取っていた給料は月収5万円だったと暴露し、この金額に対し驚きの声が多くあがった。世間一般の新入社員と比較しても少なく、またあれだけの露出度を誇ったタレントとしては低すぎるという印象を受けただろう。

 このような状況は芸能界では当たり前なのだろうか。関係者にリアルな実情を聞いた。

「結論からいえば、新人タレントの場合には月収5万円は珍しくありません。清水さんもそうだったようですが、多くの事務所が新人タレントは自社が借りたマンションに住まわせ、家賃や光熱費も負担しています。それ以外にお小遣いとして5万円前後を渡しています。そのため、新人レベルであれば当たり前の金額なんです」(芸能事務所マネージャー)

 こうした公共料金などの支払いは意外と多くの事務所が行っているという。

「新人の場合には売上も少なく、事務所に入ってくるお金自体月10万円程です。そのため、家賃を払うことを考えればそのタレント単体では赤字なんです。しかし、ヘタにバイトされて将来的になにかしらのスキャンダルに発展するようなことを起こされたらそれこそ“負債”ですし、先行投資としての意味もあって赤字でも払う事務所が多いんです」(芸能プロ関係者)

 たしかに仕事の少ない新人の場合、家賃負担なく住まいが確保できるのはありがたいはずだ。しかし、清水の場合は仕事のボリュームは新人と比較すると多かったはずだ。

「具体的な売上はわかりませんが、あれだけ露出していたのですから最低でも数千万円~億単位あったはずです。それを考えると、いくら家賃などを負担していたとしても、清水さんの給料は安すぎる印象を覚えます。ただし、売れてから給料形態をどう変化させるのかは事務所によって考え方が異なるので、清水さんはひどい事務所に当たってしまったということだと思います」(前・芸能事務所マネージャー)

 事務所の考え方とは、どういうことか。

「事務所には4タイプあります、新人時代もブレイク後も歩合制のAパターン。新人時代は給料制で売れたら歩合制のBパターン。新人時代もブレイク後も給料制のCパターン。新人時代は歩合でブレイク後は給料制のDパターンです。Dパターンは最悪で、今はさすがに激減しています。Bパターンのように売れるまでは給料で支えて、ブレイクしたら歩合という事務所が最も優良な事務所と考えられますので、これから所属先を探す新人さんはそういう事務所を探してほしいです」(同)

 たしかにDパターンは最悪だが、Cパターンも本人がいくら稼いでもまったく還元されないとなると、社会通念として疑問符がつく事務所ということになるのは致し方ない。無論、今回の一件はどこまで真実でどこまで嘘なのか、実情がわからない部分も多いため一概には言えない。だが、これから芸能活動を始める人はこのような事務所の存在も知っておきたいものだ。 (文=吉沢ひかる)


※画像は、『PHaT PHOTO vol.97 2017 1-2月号』(シー・エム・エス)

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