2017年2月9日木曜日

【住まいの処方銭】蛍光灯形LEDは要確認 電気代、費用ばかりに目を向けているとイタイ目に…


誤使用で火事になった例(提供:東京消防庁)

 電気代を抑えるには、LED照明への取り換えが早道。だが、蛍光ランプを蛍光灯形LEDランプ(蛍光ランプと同じ口金をもつ直管LEDランプ)に取り換えるなら要注意。費用ばかりに目を向けているとイタイ目にあうことがある。

 東京消防庁によると、昨年7、8月、都内の住宅で立て続けに火事が起きた。原因は、蛍光ランプをそのまま蛍光灯形LEDランプに交換したためだ。LEDに関する火災は増加中。昨年は18件(東京消防庁管内)と、前年から倍増した。

 蛍光灯形LEDランプに取り換えるなら、交換するLEDランプが、設置してある器具に適合するかを確認することが重要。口金が合っても、LEDランプがマッチしているとはかぎらない。

 蛍光ランプの器具に適合しない蛍光灯形LEDランプを設置すると、照明器具の部品やLEDランプの電子部品にダメージを与え、感電や器具の焼け焦げ、作動停止に加え、最悪の場合、火災が起きることがある。

 なお、電球形LEDランプの取り換えでは起きない。蛍光灯形に気を配ろう。

 まず、蛍光ランプを取り外し、照明器具をみる。「ラピッドスタート式」「グロースタータ式」「電子(インバータ)式」などの表示がある。一方、蛍光灯形LEDランプの側には、製品や取り扱い説明書などに適合する照明器具の方式が指定してあるはず。

 ここで、必ず照明器具に適合した製品を選ぶことが重要だ。使用している蛍光ランプにも「ラピッドスタート形」などの表示があるが、それと同じ製品を選ぶのは禁物。必ず照明器具の表示内容を確認しよう。

 照明に関する普及や啓発活動などを行う(一社)日本照明工業会(東京都台東区)は、「インターネットで購入し、自分で取り換える際に事故が起きやすい。設置後、数カ月して火災が起きた例もある。どうしても使用するなら、器具と蛍光ランプの形式を調べて電気店に相談してほしい」とアドバイスしている。 (不動産・住生活ライター 高田七穂)

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