2017年4月7日金曜日

シリア政府から化学兵器の空爆

シリアで化学兵器を使ったとされる空爆では、負傷者の多くが、隣国のトルコに搬送された。治療にあたった医師は、FNNの取材に対し、負傷者を見て「がく然とした」と、凄惨(せいさん)な状況を証言した。
医師は「子どもを診察した。普通ではなかった。頭を振って、両手で胸をかきむしっていた」と話した。
シリアとの国境に近い、トルコのレイハンルの病院で負傷者の治療にあたった医師によると、4日の時点で、化学兵器が使われた可能性が高いとの報告があったという。
医師は「(負傷者は)ボロボロ泣いているが、本人は泣いていることがわからない。口が半開きで、目がショック状態のため、うつろだった」、「空爆による虐殺、全てのことが今すぐに終わってほしい。一番被害を受けるのは、子どもと女性だ」と話した。
トルコ保健省は6日、犠牲者の遺体を解剖した結果、肺から出血していたことなどから、猛毒「サリン」が使われた可能性があると発表。

今後は、国際機関でくわしく分析を進める方針。

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