2018年5月31日木曜日

米Microsoft、教育版マインクラフト「化学」版追加ほか新ノートPC発表

勉強の為に転載しました。
https://resemom.jp/article/2018/01/23/42462.html


米Microsoftは2018年1月22日(現地時間)、STEM教育の加速を目指した教育分野における新展開を発表した。

 おもな発表は(1)「Office 365」の教育市場向けOffice 365 Education」のアップデート、(2)教育市場向け「Windows 10」の新しいノートPCを189USドルから提供すること、(3)「Minecraft(マインクラフト)」で化学を学ぶことができる「Chemistry Resource Pack」の公開の3つ。それぞれの特徴を見てみよう。

1、「Office 365 Education」を強化



 「Office 365 Education」には、音声入力や読み上げ機能を搭載し、「Office 365」内で利用できる「OneNote」を教師向けに機能拡張するほか、「PowerPoint」内での動画作成機能などを追加する。「OneNote」については、Microsoftが提供するグラフ計算機「Demos」の搭載や、児童生徒の提出書類に貼ることができるステッカーの追加などを予定している。「Office 365 Education」新機能の公開時期はそれぞれ異なる。音声入力機能は早くて1月中、PowerPointの動画作成機能は2018年中に公開される見込み。

2、新しい教育市場向け「Windows 10」ノートPC



 米Microsoftは「Office 365 Education」の発表と同時に、教育市場向け「Windows 10」および「Windows S」搭載のノートPCを発表した。

 Lenovoからは、シンプルな「Lenovo 100e」モデルを189USドルで提供予定。タブレットとPCの双方を利用できる2in1タイプの「Lenovo 300e」モデルは279USドルから。JPからは、生体認証機能「Windows Hello」を搭載したノートPC「Classmate Leap T303」を199USドル、ペンとタッチ対応の2in1モデル「Trigono V401」を299ドルから発売する。

3、「Minecraft: Education Edition」で化学を学ぼう



 教育現場での利用が進む「Minecraft(マインクラフト)」の教育版「Minecraft: Education Edition」には、化学を学ぶことができる「Chemistry Resource Pack」を追加する。

 新機能「Chemistry Resource Pack」は、マインクラフトの世界の中で化学について学べるパッケージ。ヘリウム風船で空を飛ぶブタやTNT爆弾を作ったり、草ブロックの成分を調べたりと、マインクラフトの世界で理科の実験に挑戦できる。新機能は、マインクラフト内で使用するブロックの成分を用いて自然界にある物質について学ぶ「Material Reducer」や、マインクラフト内の物質を掛け合わせてアイテムを作れる「Lab Table」、陽子・中性子・電子を操作して118元素を学べる「Element Constructor」など。

「Minecraft: Education Edition」を導入していれば、次回の無料アップデートから自由に利用できる。Webサイトでは1月22日(日本時間)現在、アップデート公開通知を受取るための申請フォームが開設されている。教師が利用しやすいよう、マインクラフトを用いた実験の手引きとなる「Lab Book」も公開中だ。

Bett Show 2018



 米Microsoftは、2018年1月24日から27日までの3日間、ロンドンで開催される「Bett Show 2018」に出展する。会場では、今回発表した新デバイスや、「Office 365 Education」などのデモ展示を行う見込み。「Bett」は世界的な教育業界の専門展で、会期中は100以上の国から教育関係者が訪れる予定。
《佐藤亜希》

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