2019年2月18日月曜日

RFIDの価格と導入のポイント

勉強の為に転載しました。
https://rfid.tss21.co.jp/product/price.html

疑問1 RFIDはなぜ導入される?

さまざまな業種での運用が広がるRFID
RFIDやICタグを使った運用は、さまざまな業種へ広がっています。しかし、初めて導入を検討する場合、RFIDに対して不安や疑問を抱くでしょう。
まずはどんなメリットがあるか、そしてどのような事例があるのかを見ながら、検討を進めましょう。

RFIDの特長

「複数のアイテムを一括処理できる」「遠くのものを識別できる」といった特長を持つRFIDですが、実際の業務にはどのような効果をもたらすのでしょうか。
RFIDがもたらす効果
一括処理短時間で作業が完了し、少人数体制での運用が可能
非接触型チェック(識別)を自動化でき、作業負担が軽減する
探索物を紛失しない

こんな業界で使われます

店舗や各施設など身近に見える所から、倉庫のような普段見えない所まで、幅広く使われています。
利用の一例
アパレル商品の棚卸、セルフレジ
物流倉庫入出庫管理、庫内の動線管理
文教施設備品の管理、図書の貸出管理
アパレルではレジ待ち時間の解消やスタッフの人員削減を実現でき、物流では商品が早く手元に届くなど、サービスを受ける側・提供する側の双方にメリットをもたらします。その他、さまざまな現場でRFIDは導入されています。

まずはここを確認!導入に必要なアイテム

RFIDを使った運用には「ICタグ」「RFIDリーダー」「アプリケーション」が必要です
RFIDを使った運用を行う際に必要となるアイテムは、以下の3つです。
ICタグやRFIDリーダーの選択は、どんなアイテムを読み取りの対象にするか、どのような環境(場所)で使うのかによって決まります。さまざまな種類がありますが、特長によって価格帯も異なるため、運用に合ったものを選択するようにしましょう。
また、RFIDリーダーだけではデータを処理することができません。エクセルやメモ帳などに書き出したいといった場合でも、制御するアプリケーションが必要になります。ICタグを読んだ後に何をしたいのか、データをどのように活用したいのか明確にして、アプリケーションを検討しましょう。
弊社では、すぐに導入できるアプリとして、「棚卸アプリ」をご提供しています。このアプリは棚卸や入出庫検品などの作業を簡易的に実施することができ、アイテムの一括読み取りや探索のほか、結果のファイル書き出し(CSV)による外部システムとの連携も可能です。

導入の目的を明確にして、使う環境にあった機器を選択しましょう。
アプリの検討も忘れずに。

疑問2 RFIDの価格は高い?

RFIDの導入において一番の悩みになるのが「価格」ではないでしょうか。「RFIDリーダーの価格はいくらなのか」「ICタグの費用がかさむのではないか」。当然、稼働するまでのイニシャルコストはバーコードと比較して高くなってしまいます。
しかし、RFIDによる効果・コストメリットは稼働してから発揮されます。最初のコストだけではなく、人件費などのランニングコストも合わせてトータルで考えてみましょう。
RFIDの導入にかかるコストイメージ

アパレルの事例(商品の棚卸)

その1.人件費を考える

アパレル店舗における棚卸の実例で考えてみましょう。
RFIDの導入前は、商品の棚卸をスタッフ3名体制で6時間かけて行っていました。ディスプレイ棚に積み重なっている商品は、商品タグを1つ1つ取り出して確認する必要があったため、大きな負担になっていました。
RFIDの導入後は、1名体制でわずか1時間という早さで終えることができました。ハンガーが密着したり棚に積み重なったりする商品は若干読み取りづらさもありましたが、少し手で隙間を作るだけでクリアできたため、作業の負担も大幅に軽減されました。
この結果、商品の棚卸における人件費は「約94.4%」削減することができました。イニシャルコストがかかるRFIDですが、継続して運用したランニングコストを考えると、大きな費用対効果が得られることになります。
RFID導入による作業時間の短縮

その2.システムの費用を考える

RFIDを使った棚卸を実現するには、RFIDリーダーやICタグ、モバイル端末などの機器類の他に、アプリケーションをはじめとするシステム開発費用が発生します。RFID機器の費用とシステム費用の2つを合わせると、場合によって大きな費用負担になることも想定されます。
しかし、ゼロからの開発であれば、仮にバーコードで運用する場合でもシステム費用が発生します。システム費用は必ず発生するものとしてとらえ、機器の部分の費用を比較検討してみると、当初想定するような負担ではなくなるかもしれません。

「価格 = 高い」という先入観を持たずに、先を見据えたコストをシミュレーションしていきましょう。

疑問3 読み取り率100%… この認識は間違い?

RFIDの読み取り率
RFIDがいくら便利だからと言っても、万能ではありません。RFIDリーダーでICタグの読み取りを行う際、数件の読み取り漏れが発生する場合があります。
しかし、読み取り率が100%ではないからと言ってRFIDの導入を断念してしまうのは、大変もったいないお話です。

読み取り率100%を目指さなくても良い

1回ですべてのICタグを読み取る。絶対に必要かと言うと、実はそうではありません。例えば、商品の棚卸においては、RFIDの読み取り漏れが発生する可能性があることを前提に運用が行われます。実際には、商品の数と読み取った数が一致するように、何度か読み取り動作を繰り返しながら棚卸作業を進めます。
1回で読み取り率100%を目指すのではなく、数回繰り返すことで100%にする、そしてより確実にするというものです。作業を繰り返すなんて受け入れられないと感じるかもしれませんが、それでも、バーコードに比べて格段に作業スピードが速く、人員も削減できるため、大きなコストメリットが生まれます。

効果を見極めて、最適な運用方法を検討しましょう。

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