2019年4月16日火曜日

ASRock「Ultra Quad M.2 Card」で構築するNVMe SSD×4の究極RAIDストレージ

勉強の為に転載しました。
http://www.gdm.or.jp/review/2018/0406/255380

コメント:
NVMe M.2 SSDは、RAID0や5や10にしてもランダムアクセスの性能はアップしないそうですので、NVMe M.2のSSDではない、通常のSSDでRAID化するなら意味があるそうです。

2018.04.06 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
4枚のNVMe M.2 SSDを同時に利用できる、ハイエンドデスクトップ向け拡張カード「Ultra Quad M.2 Card」ASRock Incorporation(本社:台湾)から発売された。チップセットより遥かに広い帯域幅を誇るCPUのPCI-Expressレーンに直結することで、すべてのSSDの性能を限界まで引き出すことができるという注目のアイテム。今回はIntel X299/AMD X399の2種類のプラットフォームを用意し、コンシューマ向け最高峰のRAIDストレージを堪能する。
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ASRock「Ultra Quad M.2 Card」 市場想定売価税抜11,980円前後(2018年2月16日発売)
製品情報(ASRock

帯域幅128Gbps。CPUのPCI-Expressレーンを使用する「Ultra Quad M.2 Card」

Intel Core XやAMD Ryzen Threadripperなど、いわゆる「HEDT」(High End Desktop:ハイエンドデスクトップ)向けプロセッサでは、マルチグラフィックス環境の構築や、高性能な拡張カードが複数枚必要になるワークステーションでの運用を想定し、PCI-Expressレーンにもかなり余裕がある。このCPUのPCI-Expressレーンを有効に活用し、最大4枚のNVMe M.2 SSDを利用できるようにしたのが、今回の主役である「Ultra Quad M.2 Card」だ。
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Intel X299のブロックダイアグラム図。チップセットのM.2スロットを利用した場合、DMI3.0(32Gbps)の帯域幅がボトルネックになり、RAID 0を構成してもパフォーマンスが頭打ちになる
バスインターフェイスはグラフィックカードと同じPCI-Express3.0(x16)で、帯域幅は実に128Gbpsに及ぶ。PCH経由のM.2スロットでは、CPUとチップセットを接続するDMIバス(32Gbps)がボトルネックになり、RAID 0を構築しても3.0GB/sec強でスコアは頭打ち。一方「Ultra Quad M.2 Card」では、すべてのM.2スロットがPCI-Express3.0(x4/32Gbps)の帯域を専有でき、RAID 0では実に10GB/secを超える超高速ストレージを構築できるという。
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AMD X399の3基のM.2スロットはCPUに接続されているためボトルネックの影響はない。ただし、4台以上のSSDを利用するなら「Ultra Quad M.2 Card」のような拡張カードが必要になる
対応プラットフォームはIntel X299(Virtual RAID on CPU:VROC)またはAMD X399(NVMe RAID)で、M.2 2242/2260/2280/22110サイズのSSDを搭載可能。ヒートシンク兼用のカバーはアルミニウム製で、SSD全体を覆う大型のサーマルパッドを標準装備。さらに50mm口径ファンで強制的に冷却することで、NVMe M.2 SSDのサーマルスロットリングを抑え、常に安定したパフォーマンスを発揮することができるワケだ。
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NVMe M.2 SSDのパフォーマンスを最大限に引き出すため、アルミニウムカバーや冷却ファン、サーマルパッドなど万全の熱対策が施されている
また基板上には、4台すべてのNVMe SSDに安定した電力を供給するため、PCI-Express 6pin×1の補助電源コネクタを搭載。製品にはクイックインストールガイド、サポートCD、M.2固定ネジ×4本が付属し、冷却ファンの回転数を制御できる専用ユーティリティ「Ultra QUAD M.2 card Utility」が用意されるのも特徴だ。
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