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2015年10月28日水曜日

がん治療法、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)

引用元(勉強の為に引用させて頂きました。):
http://www.rerise-medicalsystems.co.jp/bnct/

一般的概念としては、中性子捕捉療法とは分子イメージングと粒子線の融合治療であるとも言えます

■細胞選択的
BNCTは正常細胞には影響が少なく、がんを細胞単位で非侵襲的に死滅させる事が可能な治療法です。
■領域選択的
「放射線治療(陽子線・重粒子線含む)」は、正常細胞もがん細胞も同じような影響を与えるため、如何に放射線を照射する領域を正確に決定できるかが重要となります
※がん細胞と正常細胞の区別は一般放射線治療、陽子線、重粒子線では出来ません。よってBNCTは正常細胞に非常に優しいがん治療法といえます。

BNCTの仕組み

一般的概念としてBNCTでは、以下の様な仕組みでがん治療を行います。

Step.1

がん細胞に取り込まれやすいホウ素-10を含んだ化合物を予めがん患者様に点滴などで投与し、がん細胞にホウ素-10化合物を集積させておきます。

Step.2

体外からエネルギーの低い中性子を患部に照射することにより、エネルギーの低い中性子は生体内を進んでがん細胞に到達します。

Step.3

がん細胞内でエネルギーの低い中性子とホウ素-10が出会うと、そこで反応がおこりアルファ線(α線)が生成されます。(α線は生成されるときに大きなエネルギーをもらい飛び出しますが、その飛ぶ距離は生体内では非常に小さく、細胞一個あたりの距離しか進むことが出来ません)
生成するときに得られたエネルギー(2.33MeV)を全部細胞に伝達して使いきってしまいますので、がん細胞に大きなダメージを与え死滅させる事が出来ます。正常な細胞では、エネルギーの低い中性子(~0.025ev)は殆ど影響も与えず通過していきます。
※要注意:この際、速中性子が含まれると、正常細胞への悪影響が発生します。
こういった仕組みであるため、BNCTは正常細胞には影響が少なく癌細胞のみを死滅させるがん治療法です。

これまでのBNCT

BNCTは新たながんの治療法として大変期待が持てるがんの治療法です。これまでは、エネルギーの低く、人体に影響のない中性子を得るには、発生源を原子炉に求める他ありませんでした。日本でも限られた原子炉施設でのみ研究として行なわれてきました。
安全性についても原子炉施設では常に核燃料を有しており、その管理も非常に大変なものとなります。
この治療環境ではがん患者様への負担も大きく、且つ一般の医療機関で行えるがん治療法として普及させる事は不可能で、大きな課題となっておりました。

これからのBNCT

「原子炉」というBNCTを普及させるための制約から解放されるために、「加速器」を用いた中性子源の開発が進められ、現実のものとなっております。
これにより、一般の医療機関にも導入が可能となり、多くのがん患者様にこのBNCTをご提供できるようになります。

リライズメディカルシステムズの役割

ホウ素中性子捕捉療法は、これまでの治療法と異なったコンセプトによるがんの放射線治療法であり、これまでの原子炉施設での臨床研究でも大きな成果が報告されています。
弊社では、このBNCTをより多くのがん患者様にご提供できるよう、加速器を用いたBNCTシステムについて現状の研究段階から将来にわたって携わっていくとともに、実用段階では多くのがん患者様にご提供できるよう、普及・拡大に努めます。
※薬事未承認のため、販売授与は行っておりません。
中性子捕捉療法について、非常に強い興味を持たれる医療機関も少なくありません。弊社ではこうした医療機関に対して、株式会社CICS社と連携を図りながらBNCTに関する情報提供を行うとともに、研究機器としての導入に関するご協力をさせて頂いております。
これまで、弊社では社会福祉法人仁生社江戸川病院様へのBNCTに関する情報提供および協議をさせて頂き、江戸川病院様のご仕様のもと研究機器として加速器BNCTシステムの製作を江戸川病院様からお受けいたしました。
弊社では本実績を元に、BNCTにご興味のある医療機関様についても情報提供等研究機器としての導入など、医療機関様の最先端がん治療への取り組みについてご支援させて頂きます。

詳しいご説明について

株式会社リライズメディカルシステムズでは新たな治療方法としてのBNCTの普及を目指しております。
BNCTの導入に関心がある病院関係者様BNCTによる治療に興味がある患者様
弊社がご提案している”病院設置型 加速器-BNCT”は実験機器ではなく、臨床研究が可能な研究機器となっております。

BNCTのお問い合わせについて

下記の通り、お願い申し上げます。


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