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2016年6月21日火曜日

愛忠人、烈侍、左右 あなたは読めますか?キラキラネームの子供たちが大学世代に mixiニュースより引用しました。


2016年06月21日 10:29  産経新聞
産経新聞
写真牧野恭仁雄さんの名付け相談に寄せられた読めない子供の名前
牧野恭仁雄さんの名付け相談に寄せられた読めない子供の名前
愛忠人(えちゅうど)、烈侍(つよし)、左右(さすけ)-。キラキラネームと呼ばれる読めない名前が子供につけられ、小児科医や幼稚園の先生たちを混乱させるようになって久しいが、月日は過ぎ、今は大学関係者を混乱させている。そのキラキラネームは、これからさらに増える見通しなのだという。(櫛田寿宏)

 東京都内の私立大学教授は「ここ数年、キラキラネームは少しずつだが確実に増えている。授業で下の名前を呼ぶことは少ないが、事務方は混乱しているようだ」と話す。

 別の都内の私大教授もキラキラネームによる混乱を懸念する。「付属高校で話題になっているのだが、来年あたりから本格的に大学に進学してくるらしい。学年によっては生徒の3割くらいは読めない名前という話もある」という。

 命名研究家の牧野恭仁雄(くにお)さん(72)は四半世紀にわたって各地で子供の名付け相談を行ってきた。「平成に入ったころから、おやっ?という読めない名前を目にするようになった。『みんなが付けているから』と考える人が増えたからか、あれよあれよという間にどんどん大きな流れになった」と振り返る。

 では、わが子にキラキラネームを付けたいと考える親はどんな人たちなのか。

 「外見は普通で、言葉遣いもていねいな人が多い」という意外な答え。これまで、暴走族が好んで書く「夜露死苦(ヨロシク)」を連想させるような、アウトロータイプはいなかったという。「むしろ優等生タイプが多い。共通しているのは、『個性』という言葉が大好きな人たちだということ。『平凡な名前だと思われたくない』と主張した人もいます」と話す。

 牧野さんは、そんなキラキラネームを付けたいと相談してきた人に対しては「受験や就職で、その名前ゆえに損をすることがあります。読めないので、多くの人に迷惑をかけることにもなりますよ」と再考を促してきたという。

 本当に就職に不利なのだろうか。神奈川県内の会社社長は「人手不足だし、どんな名前かで判断することはない」と話す。ただ、社長は入社式など改まった席で社員のフルネームを読み上げることがある。「キラキラネームを読み上げると、失笑がもれそうで…」と話す。「親の顔が見たい心境にもなる」とも語り、人物を見る際に名前が影響することを否定しなかった。

 親が、良かれと思って付けてくれた名前で子供が損をするとしたら、こんな理不尽なことはない。

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