「家族の生活を守るため」に父の生活は守られていなかった
投書したのは、東京に住む15歳の中学生。父親は毎日朝早く家を出て、夜遅く帰ってくる生活を続けているという。最初はそれについて何も疑問に思うことがなかったが、友人の父親は休日に家族と一緒に過ごしているのを知り、初めて「なぜ(自分の)父はこんなに会社にいるんだろう」と感じ始めた。
なぜなのか理由を聞いてみると、父親は「え? それは大切な家族の生活を守るためだよ」と返答。それは違うと思った中学生は「父も大切な家族の一員なのに、父の生活はまったく守られていなかった。その証拠に、父の顔は疲れ切っていて青白かった」と綴っている。
そして電通で女性社員が自殺した例を出して、「根本的に、一人一人の大人が意識を変えないと、日本は良くならないのではないか」「私が大人になって働いている時、子供に『なんでお母さんはこんなに働くの?』と言われないような社会になってほしい」と締めている。
働き方や親子のすれ違いについてさまざまな意見
Twitterでは、この投書についてさまざまな意見があがっている。
「この記事、他人事じゃない。 本当に意識改革が必要だと思う 」
「『家族のために自分を犠牲にして働くこと』 バブル期は、これが父親の理想像だったんだよなぁ」
「夜帰ってきて子供の寝顔をみるのが美談みたいになってるけど良く考えたらおかしいよな」
長時間労働をいとわない働き方や、そうしないと家族を養えない社会自体を問題視する意見。
「子どもにとっては、どんな贅沢な生活よりも、毎晩家族で食事を囲める事が幸せなんだろうな」
「哀しい親子の擦れ違い…父親は「家族の生活を守るため」 娘は「父親の無事、父親との時間」 を大事にしていた。これが働くオヤジのジレンマか…」
と、“家族のために”頑張る父と子どものすれ違いを嘆くつぶやきも。
また、
「自分もこんな感じで未だ父を父と思えていない。 けど連休とか自分たちのために時間を割いてくれてたんだなぁと父になった今更ながら気づく」
「あたいの父ちゃんこんな感じやで インフル掛かっても仕事行ってたし見てるこっちが辛い」
「俺もいつかは環境変えなきゃな…」
と、自分の親や、自分自身を省みる意見があがっている。
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