勉強の為に引用しました。
https://www.google.co.jp/amp/s/www.businessinsider.jp/amp/post-104630
HondaJetと筆者。
Benjamin Zhang
- HondaJetは2015年に生産を開始。
- 航続距離は、搭乗者4名で2265キロ。
- 筆者は490万ドル(約5億5000万円)のHondaJetに搭乗し、スムーズな飛行とキャビンの広さに感激した。
だから、ホンダが同社初のプライベートジェットを初飛行させるまでに30年を費やしたと知っても、我々は驚かなかった。1986年、若き飛行機エンジニア、藤野道格氏が率いるチームが、航空産業への意欲的な一歩を踏み出した。これはホンダの創業者、本田宗一郎氏が1991年になくなる前にゴーサインを出した最後の大プロジェクトの1つ。本田氏は大の飛行機好きだった。
2006年、ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Corporation)が、藤野氏をCEOとして設立された。
490万ドルのHondaJetの開発、生産、販売がその目的。
「The Power of Dreamsは、ホンダにおいて私たちを導いてくれる原動力であり、理念だ」と藤野氏は同社のウェブサイトに記している。
「ホンダはこの度、誇りを持って我々の技術の最高峰を世に送り出す —— HondaJetだ」
同氏はHondaJetを「世界最新鋭の小型ビジネスジェット」と呼んだ。
先日、Business Insiderは、ホンダがデモンストレーションとして行ったHondaJetのテストフライトに搭乗する機会を得た。
その様子を紹介していこう。
晴れた秋の朝、我々はモリスタウン空港に到着した。トランプ大統領のプライベートヘリのすぐ近くに、鮮やかな赤色のHondaJet。
全長約13メートル、全高約4.5メートル、翼幅約12メートル。小型のビジネスジェットだ。ライバルは...
セスナ サイテーションM2とエンブラエル フェノム100。
ノースカロライナ州グリーンズボロのホンダエアクラフト本社で生産されている。
一目見れば、HondaJetと普通のプライベートジェットの違いが分かるはずだ。特に、飛行機の性能を左右するノーズ(先端部)と翼のデザインは同社の自慢。
藤野氏によると、ノーズのデザインは、同氏が休暇中にハワイの免税店で見かけたサルバトーレ・フェラガモのハイヒールからインスピレーションを得た。
エンジンは、GE Honda エアロ エンジンズ製の新型ターボファンエンジンHF120。推力は2095ポンド。
残念ながら、VTECは搭載されていない。
VTEC(Variable Valve Timing and Lift Electronic Control system)は、同社の多くの車に搭載されている。VTECエンジンは低回転時には燃費効率に優れ、高回転時には高出力を発揮する。クルマ好きにはとても有名だ。
ホンダによると、エンジンを胴体から独立させることで、大きな荷物室と客室の騒音低減を実現。
胴体構造にカーボン強化プラスチック複合材を採用。従来のアルミニウム構造よりも軽くて強い。
荷物室について言えば、後部に「トランク」があり...
ノーズには「フランク(前部トランク)」がある。両方合わせた荷室容量は66立方フィート(約1.9立方メートル)。
客室は全長17.8フィート(約5.4メートル)、幅5フィート(約1.5メートル)、高さ4.8フィート(約1.5メートル)。つまり、ほとんどの大人は立てない。
ドア近くのジャンプシートと副操縦士席も使えば、最大6人が搭乗可能。
これは、HondaJetが1人で操縦可能だから可能なこと。自分で操縦したいと考えるプライベートジェットのオーナーにとって大きなセールスポイントとなる。副操縦士を雇う必要がない。
何よりも、性能がスゴイ。乗客4人、鞄、カメラ機材を載せて、HondaJetが離陸に要した距離は、全長6000フィート(約1800メートル)の滑走路の半分以下。HondaJetは1分間に3990フィート(約1200m)上昇可能。
我々が最近乗った、より大型で高価な2000万ドル(約22億円)のエンブラエル レガシイ500の方が静かで洗練されていたが、490万ドルのHondaJetは十分穏やかで、声を張り上げて会話する必要はない。
シートには革新的なフローティングボールジョイントシステムを採用。無段階に調節できる。
さらに、WiFiとタッチスクリーン方式のキャビンコントロールシステムが利用可能。
コックピットは、専用開発されたGarmin G3000次世代オールグラスアビオニクスシステムを搭載。
そしてフライトシステムは、小型のタッチスクリーンにすっきりと直感的にまとめられている。
我々が話をしたベテランパイロットとHondaJetの関係者は、初心者でも5分あればフライトシステムを使えるようになると述べた。
最先端のHondaJetだが、いくつかはあえて従来の技術を採用した。多くの次世代ジェットとは異なり、HondaJetではフライ・バイ・ワイヤではなく物理的な操縦システムを搭載。
最大巡行速度は、高度3万フィート(約9100メートル)において時速782キロ。実用上昇限度は4万3000フィート(約1万3000メートル)。つまり雲の上を、ほとんどの商用航空機よりも高く飛行できる。
航続距離は乗員1名、乗客3名で2265キロ。強い向かい風でも、ボストンからフロリダ州フォートローダーデールまで3時間以内で飛べる。つまり、東海岸から中西部のほぼすべての地点まで飛べる。
生産開始は2015年。現在、週に1機のペースで生産している。だが、購入には時間が必要だ。同社は2018年後半分まで受注残を抱えている。
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