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2021年2月27日土曜日

2021年、第五世代「Ryzen CPU」情報【Zen4アーキテクチャ】と同時に登場するDDR5システムメモリ

https://bablishe.com/micron-has-begun-sampling-ddr5-memory/
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ついにDDR5メモリ初登場、その性能は?【爆速】

最終更新日:

自作パソコン界では特に知られている「メインメモリ」というパーツですが、実はスマートフォンをはじめとする様々なコンピュータに同じようなパーツが搭載されていて、規格も合わせられています。

そして最近ではスマートフォンをはじめ、多くのコンピュータに「DDR4」メモリが搭載されています。そんな中、次世代のメインメモリ規格として「DDR5」の噂が流れていましたが、先日実際に登場したとのことですのでその性能について解説していきます。

 

 

この記事を2文で説明すると

  • 米国メモリーメーカーのMicronがサンプリングを開始したDDR5メモリは、DDR4メモリのおよそ2倍のデータ転送速度を実現した。
  • DDR5メモリが市場に出回るのは2021年以降の話で、世の中に完全に浸透するのは2024年以降だと考えられる。

DDR4,5の違いを解説

それではまず最初に、現在最も使われているであろう「DDR4」メモリの仕様と次世代「DDR5」メモリの違いについて説明していきます。

 

動作クロック数が違う

メモリの動作周波数といったらバスクロックだったりメモリクロックだったり… いろいろな表し方があるわけですが、一番わかりやすいのは型番についている「DDR4-xxxx」のxxxx部分です。

動作クロックと言い切るのは少し違う気がしますが、この部分がメモリの基本的なデータ転送レートを表します。厳密には「MT/s」という単位を使うわけですが…

 

そして、DDR5メモリではこの数値が非常に高くなり、よりデータ転送レートが高くなるとのこと。

DDR3メモリは800MHz~2,666MHz程度におさまり、DDR4メモリは1,600MHz~4,266MHz程度におさまりました。おさまったといっても、実際のところ4,266MHzで動作させることなんてほとんどなかったと思います。

そしてDDR5については「3,200MHz」から開発されていくとのことです。

ですがDDR5-3,200が市場に出回ることはあまりないでしょう。本格的にDDR5メモリとして活躍し始めるのは「DDR5-5,200」からだといわれています。もしかすると最初から5,200が市場に登場するかもしれません。

 

 

より細かいプロセスルールが使われていく

メモリの動作クロック数をより高くするためには回路設計も見直さなければなりません。そして、DDR5メモリからは更に細かい回路を搭載したチップが使われていきます

そうすることで、より高速、高密度、大容量のメモリを生産することができるということです。容量についてはDDR4メモリの二倍程度まで増やすことができるとのことですので、自作パソコン市場でも32GBや64GBメモリが普通になってくるのでしょう。

 

 

 

登場したDDR5メモリの性能

ここからは、実際に登場したDDR5メモリの性能について紹介していきます。

ソースはこちらの記事です。

https://www.pcgamesn.com/micron/ddr5-memory-release-date?amp

 

 

アメリカのメモリメーカー「Micron」

こちらの記事では、アメリカの有名なメモリメーカー「Micron」がサンプリングを開始したDDR5メモリの情報が紹介されています。

Micronといえば、Intelと共に「Optane」メモリを開発している会社です。Optaneメモリについても次世代(第二世代)のものがただいま開発されている状況です。

DDR5メモリとは関係がないかもしれませんが、Optaneなどの最先端テクノロジーを保有している会社ですから、先駆けとなってDDR5メモリのサンプリングを開始できたのかもしれません。

 

 

1Znmプロセスの採用

そしてこのサンプリングのDDR5メモリでは、最新の「1Znmプロセス」が採用されています。

1Znmプロセスというと、1nmプロセスの進化だと思ってしまうかもしれませんが、これは10nm前半くらいのプロセスルールになります。

イメージでいうとIntelの最新CPUくらいの回路の細さです。

1Ynm/1Xnmなど、これまでに様々なプロセスルールを採用してきましたが、新たな製造環境を構築したことで1Znmプロセスのメモリも生産できるといった進化を遂げています。

 

 

DDR4メモリよりも85%高速

この記事では、このメモリはDDR4メモリよりも85%高速であると紹介されています。一体どのDDR4メモリと比較しているのかはよくわかりませんが、おそらく全体的に2倍近くDDR4メモリよりも高速になるということでしょう。つまり、今よりも2倍高速なメモリを同価格でいつか市場で購入できるかもしれないということですね。

 

 

 

 

いつ普及する?

登場したというのはあくまでもサンプリングが開始されたということですので、まだ私たちの手に入るわけではありません。

そして、あらゆるメモリメーカーがDDR5メモリを生産する準備ができてから本格的に製品化し始めると思われますので、実際に私たちが購入できるようになるのは近い未来ではなさそうです。

 

本格的に開発が進まれていくのは2020年からといわれていますが、実際に市場に出回るのは「2021年後半頃から」だといわれています。

諸説ありますが、少なくとも2021年の時点で世の中に浸透しているという状況にはならないでしょう。

そして、以下の記事で紹介しましたがAMDの第五世代目となるRyzen CPUにおいては、DDR5メモリをサポートするのではないかと噂されています。

第五世代「Ryzen CPU」情報【Zen4アーキテクチャ】

 

このCPUは2021年に登場しますので、DDR5メモリが普及するならこのタイミングになるでしょう。しかし、おそらく2024~25年くらいにならないと世の中には浸透しなさそうです。

 

参考記事:https://www.pcgamesn.com/micron/ddr5-memory-release-date?amp

https://www.techpowerup.com/251968/sk-hynix-fellow-says-pc5-ddr5-by-2020-ddr6-development-underway


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