2025年3月16日日曜日

基本無料の英会話アプリ 「Duolingo Max」 を使ってみた。

https://forbesjapan.com/articles/detail/75472


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時価総額が120億ドル(約1兆8000億円)を上回る語学学習プラットフォーム、「Duolingo」は、世界で最もダウンロードされている語学学習アプリだ。英語をはじめ、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語など学べる言語は42言語、100種類以上のコースが提供され、会話レベルを選んで練習できる。全世界の月間アクティブユーザー数は9700万人を超え、語学学習アプリとしてはシェアの9割、首位を独走している。

「Duolingo MAX」に登録、「無限ハートを獲得」

昨今、筆者が住む熊本県のさまざまな飲食店でも外国人を目にすることが多くなった。ある日、近所のカフェで隣にいた外国人になんとなく話しかけようとした時、言葉がまったく出てこずに居づらさで退店してしまった。自然に英語で会話しているカフェスタッフと違い、言葉ひとつ絞り出せない自分を猛烈に恥ずかしく思うと同時に、帰りの道中に「Duolingo」に登録したのである。

Duolingoの良さはゲーム感覚で言語が学べるということ。1セッションに要する時間は約2分ほどで、日常の中で生まれる隙間時間に丁度いい。また、セッションごとに経験値を貯めることができ、その数で順位が上下していくというゲーム要素もある。また、私のような「なんちゃって英語」レベルの学習者にとっては、自分の英語の「できなさ」と「得意分野」がはっきりとわかり、英語理解度が明確に自覚できることもメリットだ。


続く理由の1つに、継続日数が明確に表示されることもある。10日、20日と日数が増えていくと単純にうれしいのだ。その上、記録が途切れようとするとマスコット・キャラクターのDuoくんがブッシュ通知で「まだやってないよ!」と教えてくれることもあって、筆者に関しては現在、60日間継続中だ。

自分の英語力の低さに驚きながらもセッションをクリアしていくのはなかなか楽しい。ただ、間違いが多いとハート(ライフ)がすぐなくなってしまう。


それぞれのパーソナリティで話しかけてくる

そもそも「Duolingo MAX」とは、Duolingo社とOpenAI社が、「GPT-4を用いた全く新しい学習機能構築」の目的で協業し、開発されたDuolingoの新プランである。「Duolingo MAX」に登録すると、「スマート解説」「ロールプレイ」、そして「リリーとビデオ通話」の計3つのAI機能が利用可能になる。

Duolingo MAXのAIモデルにはキャラクターのパーソナリティが組み込まれており、学習者との会話内容が記憶、蓄積されるので、キャラクターとの会話を重ねるごとに、会話がカスタマイズされていく。ビデオ電話後には会話内容の振り返りができ、自分の語彙力の弱さや会話の選択肢の乏しさを知ることもできる。



筆者のように英会話に対して恐怖心のようなものがある学習者は、自信のなさから、「伝わらなかったらどうしよう」「間違うに決まってる」と思いこみ、うまく話せないことが多い。

そこへいくと「リリーとビデオ通話」機能は、学習者の誤りを指摘したり語彙数をカウントしたりするロールプレイ機能とは違って、文法や発音の修正を強調せず、 コミュニケーションを円滑に進めるためのサポートを行ってくれる。なにしろ相手がAIだから、恥ずかしさもない。

とはいえ、たとえば理解しにくい部分を言い換えたり、簡単な表現に変えたりすることで、実際の人間との会話に近いトレーニングもできるので、そこは、「自然で没入感のある英会話が楽しめる」という同社のPR通りだと感じた。


筆者に関していえば、会話中のためらいや不安を乗り越える力が養われるのか、間違うことを恐れて発言できなくないことが減ったようだ。また会話が上手くできずにいるとビデオ電話が終わってしまうため、ちゃんと会話がしたくて復習予習をするようになるまでなった。

仕事の切れ目、家事の合間、寝起きのベッドの中、眠りにつく前と、従来からかなり「暮らしの一部にDuolingoがある日々」を送っていた筆者だが、「Duolingo MAX」登録後はさらにやや、モチベーションが上がったような気がする。

——とはいえ今日もDuoくんにせっつかれつつ、レッスンを続ける筆者ではある。

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