医療・健康 2015/06/29 22:29【共同通信】
政府の「次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム」のチームは29日、肺がんや胃がんなど21種類約2千症例のがん細胞のゲノム(全遺伝情報)を解読したと発表した。
がんは正常な遺伝子が発がん物質などさまざまな要因により、突然変異を起こし、それが蓄積して起きる。患者の正常な細胞とがん細胞の遺伝情報の違いを比較して、がんの発生原因を探るのが狙い。
順次インターネット上で公開する。記者会見でチームの間野博行東大教授(細胞情報学)は「日本で初めての大規模ながんゲノムのデータとなる。治療法や創薬の開発などに活用されると期待している」と話している。
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