ウェアラブルガジェットやスマートウォッチなど、スマートフォン周辺のデバイスの進化がここ数年注目を集めている。
それはスマートフォンがすでに成熟しているあらわれとも言えるが、周辺デバイスの前に我々はまだスマートフォン自体について考える余地があったようだ。
まだまだスマートフォンは便利になる。そんな可能性をこのウェアラブルスマートフォン『Blu』はみせてくれそうだ。
ウェアラブル×スマートフォン
この『Blu』というスマートフォンの素晴らしさは“腕に巻いて使えること”。これに尽きるだろう。無論、まっすぐに伸ばして普通のスマホのように使うことも可能だ。
むしろ普段は伸ばして使い、ポケットやカバンに入れるのではなく、“腕に巻いて持ち運ぶ”というイメージが正しい。移動中や、わざわざ取り外すほどではない通知などは腕につけたまま確認する。
急ぎの案件や、しっかり操作したい場合などは取り外して操作するといった使い方になるだろう。
身につけることで機能を絞った使い方も可能だし、フル機能のスマホとしても使うこともできる。わざわざ複数のデバイスを持つ必要なく、“スマホ1つ”でこれらが実現できるのだ。
テクノロジー
この『Blu』を実現させるのに欠かせないのがディスプレイに採用された『FlexibleOLED』、柔軟性を持つFlexイオンバッテリーや回路だろう。
これらのおかげで、腕に巻けるという特徴を成立させつつも、スマートフォンとして普通に使うにも困らない性能、仕様に仕上がっている。性能面から見れば、Snapdragon810に4GB RAM、128GBのストレージに1.3MPカメラのAndroidベースとなんら不満はないだろう。
“腕の動きに合わせた専用GUI”も用意され、腕に巻いて使う際のことも入念に検討されているようだ。
この『Blu』、現在クラウドファンディングの『Indiegogo』で出資を募っており、通常価格が819ドル(約10万円)のところ、6月5日時点では319ドル(約4万円)の出資で手にすることが出来る。目標額が100万ドル(約1.2億円)と非常に高いため現在の達成率はわずか6%だが、まだ40日近く期限が残っていることを忘れないで欲しい。
正直ウェアラブルに興味を持っている人ならばスマートウォッチを手にする前にこちらを手にした方が良いかもしれない。“次世代のウェアラブル体験”が出来るのではないだろうか。
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