(2015年12月14日 18:43 更新)
岩手医科大学は「Muse細胞」と呼ばれる細胞が、切除した肝臓の組織の修復に唯一関わっていることを世界で初めて証明したと発表しました。これは14日に岩手医大が会見で発表したものです。それによりますと、東北大学や防衛医大などとの共同研究により、ヒトの骨髄に由来する多能性幹細胞「Muse細胞」が、切除した肝臓を再生することを確認し、また他の幹細胞は関与しないことを証明しました。「Muse細胞」は5年前に東北大学で発見され、その後、共同研究が進められてきましたが、この証明は世界で初めてだということです。岩手医大は「Muse細胞」は人の体内に自然に存在するものでガンなどの腫瘍を作るリスクも少ないとして、細胞移植療法などへの早期の応用を期待しています。
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