米国の郵便局USPSが、手紙を画像としてネットで確認できるサービス Informed Delivery の提供拡大を発表しました。
手紙が届くたびにメールに通知が届き、表書きの画像をオンラインで確認できるため、ポストを開かなくても旅行先でも紙の郵便物が把握できます。
Informed Delivery のダッシュボード画面はこんな感じ。サービス対象地域の居住者がアカウントを取得して登録すると、PCのブラウザやスマートフォンから手紙を一覧して確認できるようになります。
スキャンされるのは表書きの部分のみ。当然ながら、というべきか残念というべきか、開封して中身まではスキャンしません。また裏側も撮ってくれません。
Informed Delivery サービスは 2014年からテストとして提供されていたバージニア北部の一部に加えて、今回新たにニューヨークのメトロエリア(の一部)で利用できるようになりました。
サービスの利用料金は無料。膨大な郵便物をスキャンするだけでも大変なコスト増になりそうな気がしますが、表書き部分はもともと自動配送のためにスキャン処理しているため、すでにあったものをユーザー向けに提供して付加価値にしたサービスともいえます。自宅の郵便物をなかなか確認できない人、重要な書類を見逃しては「紙なんかで送るほうが悪い!メールしてくれたらすぐ気づいたのに!」と逆ギレする人にはありがたいサービスです。
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