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2016年2月2日火曜日

皮膚がん治療薬で糖尿病 厚労省が注意呼びかけ


1月29日 16時33分

皮膚がんなどの治療薬を投与された患者が重い糖尿病を発症していたことが分かり、厚生労働省は薬の投与との因果関係が否定できないとして、医療機関などに対し注意を呼びかけています。
注意を呼びかけている薬は、大阪市に本社がある小野薬品工業が製造・販売する「オプジーボ」で、皮膚がんや肺がんの治療薬として使われています。
厚生労働省によりますと、ことし1月までの1年半の間にこの薬を投与された患者7人が重い糖尿病を発症し、このうち50代から70代の患者4人については薬の投与との因果関係が否定できないということです。
厚生労働省は医療機関や関係する学会に対して、患者に発熱や体重の減少などの症状が現れ重い糖尿病が疑われる場合は、薬の投与を中止するなど注意を呼びかけています。
小野薬品工業は「薬が安全に投与されるよう医療機関に情報を提供していきたい」と話しています。

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