京大が研究、今春から
2016/1/11 19:01
白血病患者の細胞から作製した人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用し、がんを攻撃する免疫細胞を大量に作って治療に役立てようとする研究を、京都大の河本宏教授(免疫学)らのチームが今春から始めることが11日、分かった。
チームによると、2019年度にも臨床試験(治験)を始め、数年後に実用化につなげるのが目標。実現すれば、iPS細胞を使ってがんを治療する初のケースとなる。
河本教授は「これまでの治療法では効果がなかった白血病患者を救えるかもしれない。他のがんにも応用できる可能性がある」と話している。
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