◆ 使い捨てカイロのリサイクルで海が再生する!「鉄炭だんご」の不思議
●使用済みカイロ水質浄化実験 嘉瀬川に3千個投入●のニュースに、嬉しくなりました。
寒がりの娘が、結構一冬たくさん使いますから、それがリサイクルできるなんて!
▼その内容は…
使い捨てカイロを使った水質浄化実験が14日、佐賀市の嘉瀬川で始まった。
使用済みカイロを袋のまま投入し、鉄イオンを発生させることでヘドロ除去などが期待できるという。水質調査を続け、効果を実証する。
佐賀県の委託を受けた「県地球温暖化防止活動推進センター」(橋本辰夫センター長)が企画。
1カ月かけて集めたカイロ約3千個を同日、この原理の知的財産を持つ杉本幹生さん(62)=山口県宇部市=の立ち合いのもと、嘉瀬川と森林公園内ため池の2カ所に投げ入れた。
↓使い捨てカイロの使用済みをそのままネット袋へ。 ↓ 投入!
▲以上 です。
●この原理の知的財産を持つ杉本幹生さんの活動の一例を、
ブログ☆星に願いを☆からご紹介します。
概略は以下です。
カイロ再利用の「鉄炭団子」で藻場再生!
山口水産高校HP http://www.ysn21.jp/~suisan-h/
山口県立水産高校(長門市)の水産科学部の生徒らが、使用済みの使い捨てカイロの中身を再利用した「鉄炭(てったん)団子」を作り、磯焼け被害に遭った藻場の再生に効果を上げている。
水産科学部は2006年度から海洋生物の生育や産卵の場として、海藻類を群生させる取り組みを行っている。
特に石灰藻が岩の表面を覆い、岩礁から海藻がなくなる磯焼け対策の研究に力を入れている。
磯焼けは全国で深刻化しており、地球温暖化に伴う海水温の上昇や、アイゴ、ウニなどによる食害、河川から供給される鉄イオンの減少などが原因として考えられている。
生徒らは、同部顧問の安部豊教諭から同県宇部市の農業、杉本幹生さんが、水質汚濁を改善するために約30年かけて考案したという鉄炭団子を河川にまいて植物プランクトンの生育を促している活動を知った。これを応用できないかと考えた。
杉本さんに相談したところ、使用済みの使い捨てカイロの中身と、おかゆ、少量のクエン酸を混ぜ、直径約5センチの鉄炭団子を作るよう指導を受けた。
カイロは鉄と炭が主な原料で、おかゆは団子状にするためのつなぎとして、クエン酸は海藻の栄養の吸収性を高めるために混ぜている。
(鉄炭だんご)
同校前の岸壁で06年11月に30キロ分の団子を投入したところ、09年5月には投入していないところと比べて豊かな藻場が形成されたという。
また海藻のアオサを使った実験では、成長の速度が2倍になった。
海水が電解液となって団子から鉄イオンが溶出され、アオサの成長を促したとみられる。
以上がブログからの引用です。
検索していたら、海に 鉄炭だんご 投入一年後の経過報告の 貴重なブログがありました。
永本建設株式会社の 社長さんのコラム です。
概略を引用しました。
詳しくは 社長さんのコラム の2009/6/21 と2010/06/26 両日のコラムを検索してお読みください。
●2009/06/21 (日)
鉄炭ダンゴ が地球温暖化を防ぐ
4年前から始めた漁民の森作りが新しい取り組みを始めた。
「漁民の森づくり」は仙台気仙沼の畠山重篤さんが20年前に始めた漁民による植林活動が全国に広がったものだ。
山が豊かになると海が豊かになるその原理にはなんと「鉄」が大きな力を発揮しているというのが昨年仙台に行った時に畠山さんから聞いていたが、その後畠山さん出筆された本「鉄が地球温暖化を防ぐ」に詳しく載っていた。
そこに宇部の杉本さんの鉄炭ダンゴの紹介があり、3月にたずねてみた。
そこで教わったのが鉄炭ダンゴ
鉄と竹墨と粘土で固めた鉄炭ダンゴ
実際に宇部の港のようにヘドロがなくなるか港の潮溜まりに約200個撒いてみた
いえいえ、設置して様子を見ることにした
実際かなりのヘドロの量で、これが異臭も激しい
原因は海辺まで迫った住宅開発の生活排水による窒素、リンなど多くなりそれを主食とするプランクトンの栄養過多で激変してしまった。
鉄分の不足である。
人間も鉄分が不足すると貧血になるように貝や海老なども少なくなっている
鉄炭ダンゴを30cm間隔で設置
昔から広島北部は鉄、たたらが有名な町
だから海は豊かで牡蠣が豊富であった、ダムができ、生活排水が流れ込む海のバランスは崩れてしまったに違いない。
そして 一年後…
●2010/06/26
鉄炭だんご散布 1年経過
西部ロハスの会のでは漁民の森づくりとし漁師さんと山に植林をする活動をしています。
山の恩恵を海にももたらしたいと、昨年から実験的にヘドロ化した浜を再生する試みとして鉄炭だんごを撒きました。その経過報告です。
昨年のヘドロの量と比べるとはるかに減っています・
なんと劇的に匂いがしないのです。
表面の色も砂地化したのかヘドロの黒い泥から微妙に茶褐色に変色していました。
参加していただいた中に地学が専門の方がおられ、「微生物が少ない中で表面の土が2cmも変色する事は劇的な変化!」だと言われました。
土を掘り起こすと昨年と同じヘドロの悪臭がします・
徐々に、ゆっくりと変化が目視できます。
黒田組合長は「長い時間かけて悪くなったので、ゆっくりじっくりと効果が出る方がいいのではないか。即効性を期待していろいろ試したがどれも一瞬の効果で長続きしない。鉄炭だんごはその反対だから信用できる。」
なるほど漢方薬のようにじっくり効くのが鉄炭だんごかもしれない。
1年間投げ込まれた鉄炭だんごには地御前港ならでは光景として、牡蠣の子が付いたりフジつぼが付いていました。
鉄炭だんごはそんなに風化はしていないようです。酸化と還元の繰り返しで微量に溶け出しているのです。
そして場所を変えて人工干潟のカキ棚に移動。掘り起こした土が臭くないのです。
これこそ劇的です!!
ゴカイやイトミミズが大量にいるのです。
土も砂地が混ざったような感じです。
このイトミミズがヘドロの浜を浄化してくれています。
泥を取り込み、有機物を吸収し便を排出その作業がヘドロを砂地化させているのです。
さあ~来年はどんなにこの浜が変化しているか楽しみです。
以上です。
▲【鉄炭だんご 】【水浄化の使い捨てカイロの再利用】は
知的所有権が 発明者の無有産(むうぶ)研究所・杉本幹生さんにあります。
最後に 「エコライフエコライブさが」からの引用です。
●「杉本理論」 CO2を資源にできる鉄イオン
30年以上も鉄の研究を続けてきた杉本幹生さんが「鉄炭団子」を考案したのは15年前。瀬戸内海などで実証実験を重ね、水質改善の結果を出してきた。使用済みカイロは鉄炭団子と同じ理屈というわけだ。
「杉本理論」によると、使用済みの使い捨てカイロは鉄粉と活性炭が密着しているから、水に浸けることで鉄と炭素の間に電位差が生まれる。水が電解液の役目を果たし、電池と同じ現象が起こる。カイロに残る鉄分の未酸化部分から微量の二価鉄イオンが水中に溶け出し、動植物、微生物に必要なミネラルが吸収されやすくなる。だから、鉄粉と活性炭が固まっていない新品カイロだと使えない。
鉄炭団子は森から海へ流れてきていた鉄イオンを補給するため考えたもの。森で植物などが微生物に分解されて土中にできるフルボ酸と、鉄イオンが結合したのがフルボ酸鉄。フルボ酸が鉄イオンを運ぶ役割を果たし、河川から海に運ばれた鉄イオンは植物プランクトンや海藻の栄養になる。
鉄炭団子の特許を得て鉄イオンを使った水質浄化を実践していた杉本さんは3年前、フルボ酸を研究していた佐賀大教授の宮島徹さんに出会った。2人の研究が〝化学反応〟を起こし、今の取り組みに発展した。 杉本さんは「悪者扱いの二酸化炭素は光合成や生物による分解を補助し、無限に供給可能な資源にできる。食物連鎖には二価鉄イオンを供給し続けることが重要」と強調する。
※山の木々が作り出した栄養分は、雨水に溶け出して川に流れ込み、鉄分とか塩分とかを量は少ないが山から海に運んでいたのに、現代は、ダムに阻まれ、山は荒れています。
「鉄炭だんご」 は 時の氏神!自治体も ごみの分別に、「使い捨てカイロ」をゼヒ加えて欲しいと思います。
寒がりの娘が、結構一冬たくさん使いますから、それがリサイクルできるなんて!
▼その内容は…
使い捨てカイロを使った水質浄化実験が14日、佐賀市の嘉瀬川で始まった。
使用済みカイロを袋のまま投入し、鉄イオンを発生させることでヘドロ除去などが期待できるという。水質調査を続け、効果を実証する。
佐賀県の委託を受けた「県地球温暖化防止活動推進センター」(橋本辰夫センター長)が企画。
1カ月かけて集めたカイロ約3千個を同日、この原理の知的財産を持つ杉本幹生さん(62)=山口県宇部市=の立ち合いのもと、嘉瀬川と森林公園内ため池の2カ所に投げ入れた。
↓使い捨てカイロの使用済みをそのままネット袋へ。 ↓ 投入!
▲以上 です。
●この原理の知的財産を持つ杉本幹生さんの活動の一例を、
ブログ☆星に願いを☆からご紹介します。
概略は以下です。
カイロ再利用の「鉄炭団子」で藻場再生!
山口水産高校HP http://www.ysn21.jp/~suisan-h/
山口県立水産高校(長門市)の水産科学部の生徒らが、使用済みの使い捨てカイロの中身を再利用した「鉄炭(てったん)団子」を作り、磯焼け被害に遭った藻場の再生に効果を上げている。
水産科学部は2006年度から海洋生物の生育や産卵の場として、海藻類を群生させる取り組みを行っている。
特に石灰藻が岩の表面を覆い、岩礁から海藻がなくなる磯焼け対策の研究に力を入れている。
磯焼けは全国で深刻化しており、地球温暖化に伴う海水温の上昇や、アイゴ、ウニなどによる食害、河川から供給される鉄イオンの減少などが原因として考えられている。
生徒らは、同部顧問の安部豊教諭から同県宇部市の農業、杉本幹生さんが、水質汚濁を改善するために約30年かけて考案したという鉄炭団子を河川にまいて植物プランクトンの生育を促している活動を知った。これを応用できないかと考えた。
杉本さんに相談したところ、使用済みの使い捨てカイロの中身と、おかゆ、少量のクエン酸を混ぜ、直径約5センチの鉄炭団子を作るよう指導を受けた。
カイロは鉄と炭が主な原料で、おかゆは団子状にするためのつなぎとして、クエン酸は海藻の栄養の吸収性を高めるために混ぜている。
(鉄炭だんご)
同校前の岸壁で06年11月に30キロ分の団子を投入したところ、09年5月には投入していないところと比べて豊かな藻場が形成されたという。
また海藻のアオサを使った実験では、成長の速度が2倍になった。
海水が電解液となって団子から鉄イオンが溶出され、アオサの成長を促したとみられる。
以上がブログからの引用です。
検索していたら、海に 鉄炭だんご 投入一年後の経過報告の 貴重なブログがありました。
永本建設株式会社の 社長さんのコラム です。
概略を引用しました。
詳しくは 社長さんのコラム の2009/6/21 と2010/06/26 両日のコラムを検索してお読みください。
●2009/06/21 (日)
鉄炭ダンゴ が地球温暖化を防ぐ
4年前から始めた漁民の森作りが新しい取り組みを始めた。
「漁民の森づくり」は仙台気仙沼の畠山重篤さんが20年前に始めた漁民による植林活動が全国に広がったものだ。
山が豊かになると海が豊かになるその原理にはなんと「鉄」が大きな力を発揮しているというのが昨年仙台に行った時に畠山さんから聞いていたが、その後畠山さん出筆された本「鉄が地球温暖化を防ぐ」に詳しく載っていた。
そこに宇部の杉本さんの鉄炭ダンゴの紹介があり、3月にたずねてみた。
そこで教わったのが鉄炭ダンゴ
鉄と竹墨と粘土で固めた鉄炭ダンゴ
実際に宇部の港のようにヘドロがなくなるか港の潮溜まりに約200個撒いてみた
いえいえ、設置して様子を見ることにした
実際かなりのヘドロの量で、これが異臭も激しい
原因は海辺まで迫った住宅開発の生活排水による窒素、リンなど多くなりそれを主食とするプランクトンの栄養過多で激変してしまった。
鉄分の不足である。
人間も鉄分が不足すると貧血になるように貝や海老なども少なくなっている
鉄炭ダンゴを30cm間隔で設置
昔から広島北部は鉄、たたらが有名な町
だから海は豊かで牡蠣が豊富であった、ダムができ、生活排水が流れ込む海のバランスは崩れてしまったに違いない。
そして 一年後…
●2010/06/26
鉄炭だんご散布 1年経過
西部ロハスの会のでは漁民の森づくりとし漁師さんと山に植林をする活動をしています。
山の恩恵を海にももたらしたいと、昨年から実験的にヘドロ化した浜を再生する試みとして鉄炭だんごを撒きました。その経過報告です。
昨年のヘドロの量と比べるとはるかに減っています・
なんと劇的に匂いがしないのです。
表面の色も砂地化したのかヘドロの黒い泥から微妙に茶褐色に変色していました。
参加していただいた中に地学が専門の方がおられ、「微生物が少ない中で表面の土が2cmも変色する事は劇的な変化!」だと言われました。
土を掘り起こすと昨年と同じヘドロの悪臭がします・
徐々に、ゆっくりと変化が目視できます。
黒田組合長は「長い時間かけて悪くなったので、ゆっくりじっくりと効果が出る方がいいのではないか。即効性を期待していろいろ試したがどれも一瞬の効果で長続きしない。鉄炭だんごはその反対だから信用できる。」
なるほど漢方薬のようにじっくり効くのが鉄炭だんごかもしれない。
1年間投げ込まれた鉄炭だんごには地御前港ならでは光景として、牡蠣の子が付いたりフジつぼが付いていました。
鉄炭だんごはそんなに風化はしていないようです。酸化と還元の繰り返しで微量に溶け出しているのです。
そして場所を変えて人工干潟のカキ棚に移動。掘り起こした土が臭くないのです。
これこそ劇的です!!
ゴカイやイトミミズが大量にいるのです。
土も砂地が混ざったような感じです。
このイトミミズがヘドロの浜を浄化してくれています。
泥を取り込み、有機物を吸収し便を排出その作業がヘドロを砂地化させているのです。
さあ~来年はどんなにこの浜が変化しているか楽しみです。
以上です。
▲【鉄炭だんご 】【水浄化の使い捨てカイロの再利用】は
知的所有権が 発明者の無有産(むうぶ)研究所・杉本幹生さんにあります。
最後に 「エコライフエコライブさが」からの引用です。
●「杉本理論」 CO2を資源にできる鉄イオン
30年以上も鉄の研究を続けてきた杉本幹生さんが「鉄炭団子」を考案したのは15年前。瀬戸内海などで実証実験を重ね、水質改善の結果を出してきた。使用済みカイロは鉄炭団子と同じ理屈というわけだ。
「杉本理論」によると、使用済みの使い捨てカイロは鉄粉と活性炭が密着しているから、水に浸けることで鉄と炭素の間に電位差が生まれる。水が電解液の役目を果たし、電池と同じ現象が起こる。カイロに残る鉄分の未酸化部分から微量の二価鉄イオンが水中に溶け出し、動植物、微生物に必要なミネラルが吸収されやすくなる。だから、鉄粉と活性炭が固まっていない新品カイロだと使えない。
鉄炭団子は森から海へ流れてきていた鉄イオンを補給するため考えたもの。森で植物などが微生物に分解されて土中にできるフルボ酸と、鉄イオンが結合したのがフルボ酸鉄。フルボ酸が鉄イオンを運ぶ役割を果たし、河川から海に運ばれた鉄イオンは植物プランクトンや海藻の栄養になる。
鉄炭団子の特許を得て鉄イオンを使った水質浄化を実践していた杉本さんは3年前、フルボ酸を研究していた佐賀大教授の宮島徹さんに出会った。2人の研究が〝化学反応〟を起こし、今の取り組みに発展した。 杉本さんは「悪者扱いの二酸化炭素は光合成や生物による分解を補助し、無限に供給可能な資源にできる。食物連鎖には二価鉄イオンを供給し続けることが重要」と強調する。
※山の木々が作り出した栄養分は、雨水に溶け出して川に流れ込み、鉄分とか塩分とかを量は少ないが山から海に運んでいたのに、現代は、ダムに阻まれ、山は荒れています。
「鉄炭だんご」 は 時の氏神!自治体も ごみの分別に、「使い捨てカイロ」をゼヒ加えて欲しいと思います。
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