那覇市立病院はこのほど、重症ぜんそく患者への最先端の治療機器「気管支サーモプラスティ」を沖縄県内で初めて導入した。
サーモプラスティを用いた治療では気管支の筋肉を温めることで気管支の筋肉量を減らし、症状の改善を図ることができる。対象は十分な治療を受けても回復しない18歳以上の重症ぜんそく患者。
同治療を行った人は行わなかった人に比べ、重症ぜんそく発作の発生頻度が32%、救急外来の受診頻度が84%、ぜんそくによる欠勤・欠席などの日常生活の損失日数が66%、それぞれ減少した。効果は少なくとも5年間持続し、全国で135人が治療を受けている(7月1日現在)。
同病院呼吸器内科の松野和彦医長は「県外でしか受けられなかった治療が県内で受けられる」と話した。問い合わせは同病院代表、電話098(884)5111。
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