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2016年10月17日月曜日

“最大拠点”モスル奪還へ兵力2万5千人超



10/17(月) 16:47

 イラク政府は17日、過激派組織「イスラム国」のイラクでの最大拠点、モスルの奪還作戦を始めたと発表した。「イスラム国」をめぐる情勢は重要局面を迎えた。

 イラク・アバディ首相「勝利の時が来た。モスルの解放作戦が始まった」

 モスルを「イスラム国」から奪還する作戦には、イラク軍のほか、クルド人部隊やアメリカ主導の有志連合なども加わる。対「イスラム国」の作戦としては過去最大規模となる見通しで、AP通信によると2万5000人を超える兵力になるという。

 有志連合は「歴史的な作戦に、共に立ち上がることを誇りに思う」との声明を発表した。

 モスルは「イスラム国」が2014年6月に制圧したイラクでの最大拠点。陥落すれば「イスラム国」はイラクでの足場をほぼ失うことになる。モスルやその周辺には100万人以上が住んでおり、イラク軍は住民に自宅から出ないよう呼びかけているが、「イスラム国」側が住民を人間の盾にするおそれも指摘されている。

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