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2016年11月8日火曜日

医療機関における言葉の壁をなくす、コニカミノルタ


10カ国語対応の多言語コミュニケーション支援サービス開始

伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

  • 2016/11/08 20:20
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 コニカミノルタは医療機関向け多言語コミュニケーション支援サービス「MIMI(Multi-language information service for medical institutions)」を2016年11月に提供開始した。今回のサービスはコニカミノルタが設立したオープンイノベーション拠点「Business Innovation Center(BIC) Japan」が開発したもの。

タブレット画面イメージ(コニカミノルタのニュースリリースより)
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 今回のサービスは日本語が分からない外国人患者が来院した際に、受付や問診から会計に至るまでの病院内でのコミュニケーションをタブレット端末1つで支援するもの。言語の違いによって具体的な症状が伝わらないなど意思疎通面での困難を緩和する狙いだ。対応言語は英語や中国語、韓国語など10カ国語。

 使い方はこうだ。まず受付で患者にタブレット端末を渡し、多言語に対応した問診票に入力を依頼する。患者の入力が完了後、タブレット端末上で診察開始までの待機指示や呼び出しを行う。診察時は、タブレット端末を介して専門の医療通訳士とオンライン通信し、医師と患者の会話をリアルタイムで通訳する。待ち時間には処方箋について説明し、会計時には支払い方法をタブレット上で選択することができる。

サービスの流れイメージ(コニカミノルタのニュースリリースより)
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 今回のサービス提供の背景には、日本に滞在する外国人の増加がある。現在日本に在留する外国人は220万人を超え、年間2000万人以上の旅行者が訪れている。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて今後も訪日外国人は増加すると予想され、国内医療機関への外国人患者の来院も増える見込みだ。言語の違いを気にせずに外国人を含むすべての人が日本国内で医療を受けられる――コニカミノルタが描くのはそんな姿だ。

      
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