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2017年1月12日木曜日

“ナウでヤングなレンタルサーバー”15年の歴史に幕、「ロリポップ!」がブランドイメージを転換 永沢 茂


 GMOペパボ株式会社は11日、レンタルサーバーサービス「ロリポップ!」のブランド再構築を実施し、キャッチコピーやロゴマーク、サービスサイトのデザインを刷新したと発表した。 

 GMOペパボによると、ロリポップ!の提供を開始した2001年当時は、レンタルサーバーはまだ高価格で専門知識が必要な法人向けサービスしかなった時代。その中でロリポップ!は"ナウでヤングなレンタルサーバー"をキャッチコピーに掲げ、学生や若い女性にも親しまれるデザインと低価格な料金設定でスタート。多くの個人ユーザーに支持され、「個人が自己表現の場として気軽にホームページを作る、パラダイムシフトのきっかけを作った」としている。現在までに申し込み数は累計で160万人を超え、開設されたウェブサイトは約200万サイトに上る。 

 一方で、サービス開始から15年が経過し、個人のインターネット上での自己表現方法は多様化。また、レンタルサーバーの技術も発展し、個人のホームページだけなく、法人のビジネスユースなどさまざまな用途でロリポップ!が利用されるようになったとしている。 

ポップなイメージで展開していたころの「ロリポップ!」のサービスサイトのデザイン(画像は2013年10月時点のもの。2013年10月24日付記事『ロリポップ!、120GBレンタルサーバーを3万1500円で生涯利用できるプラン』より)

 こうした変化を受けて今回、若い女性に好まれるデザインとして貫いてきたポップなイメージを一新。"ナウでヤングなレンタルサーバー"に代えて"すぐに使える、ずっと使える。"というキャッチコピーを採用。「"やりたいことがすぐできる"という価値、また、レンタルサーバーの必須要素である安定稼働で"安心して使い続けられる"という価値を提供する」としている。 

 新しいロゴマークは、サービス開始当初からの公式キャラクターである「ロリポおじさん」に着想を得たものだが、"やりたいことがすぐできる"柔軟さと"安心して使い続けられる"安定感のイメージも取り入れているという。サービスサイトはレスポンシブデザインを導入し、閲覧する端末に合わせてサイト表示を最適化した。 

 さらに今後、管理画面の「ユーザー専用ページ」を改修するほか、他社との協業によるレンタルサーバーの新たな取り組みも実施する予定。また、ウェブサイトに同時アクセスするユーザーの制限数を一時的に緩和する「同時アクセス数拡張」、WordPressなどのウェブ開発でよく使用されるスクリプト言語やPHPで実行するプログラムを高速化できる「モジュール版PHP」など、同社のペパボ研究所の研究成果を導入した"次世代ホスティング"の実現に向けた取り組みも継続するとしている。

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