高額な費用が課題となっているがんの新しい治療薬「オプジーボ」。しかし、"ある薬"と組み合わせることでより効果が高まり、薬代を減らせる可能性があることがわかりました。
「これまでの免疫療法の一番の問題点を解決できるかもしれない」(京都大 本庶佑名誉教授)
「オプジーボ」は免疫力を高めてがんを治す新しいタイプのがん治療薬で、肺がんなどに高い効果があるとされていますが、薬が効かない人も多いのが課題で、効果の出る人は2割から3割と言われています。京都大学の本庶佑名誉教授らの発表によりますと、その「オプジーボ」とともに、高脂血症の治療に使われる「ベザフィブラート」という薬をマウスに投与したところ、薬の効果が高まったということです。
「オプジーボ」は来月、半額に値下げされますが、それでも1本36万円。これに対し「ベザフィブラート」は1錠わずか10円で、人での効果が確かめられた場合、オブジーボの量を減らし薬代も減らせる可能性があるということで、本庶氏らは来年度から臨床試験を始めたいとしています。(18日00:10)
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