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2017年2月6日月曜日

プログラミングを教え始めた結果、仕事兼用パソコンが子供に占拠された顛末

文● 飯島範久 編集●ジサトライッペイ


ハマると集中してやり続ける性格がいい方向へ

 毎日ちょこっとずつプログラミングを教えてあげようと、富士通のFMV『LIFEBOOK AH77/Y』を買って6歳児に使わせておりますが、前回まではとりあえずパソコンとプログラミングに少しでも興味を持ってくれればと、とにかく『Scratch』のサンプルを見せたり、触らせたりしてきました。

 そうするうちに、「パソコンに触ってやってみたい」という興味は湧いてきたようです。先日も、“仕事用PC”としてFMV『LIFEBOOK AH77/Y』を使っていたところ、息子が「これ見たい」と言ってきました。幼稚園の運動会の動画が収録されたBlu-ray Disk(BD)を持ってきたのです。BDはリビングでも見られるのですが、あえてパソコンで見たいようで、ドライブにセットして見せてあげました。“覚えたての家電でなにかしたい”、という子供の素直な欲求なのでしょうね。

我が家では幼稚園が業者に頼んで撮影したBDを購入しました。子供たちは自分たちの姿を見るのが大好きです。

 また、4人家族なので誰かがリビングのテレビを見ていると、自分が見たいものが見られないことがあります。そんなときに、パソコンでBDやDVDが手軽に見られるのはホントに助かります。オンキヨーのスピーカーから流れる音声も運動会の臨場感が伝わってきていい感じです。子供は同じ映像を何度も何度も繰り返し見るので、操作方法を教えるとひとりで延々と見ていたりします。

 うちの息子は興味を持ったことはとことんやるタイプで、この前は延々と国旗に色付けをしていました。同様に、パソコンに触りたいと思ったときは積極的に『Scratch』を触っています。とはいうものの、そこはまだ6歳児。プログラミングができるというレベルには程遠い状態です。ですので、親である筆者がこの興味をつないでいくようにプログラミングの楽しさを教えていかなければ、とちょっとプレッシャーを感じ始めました。

最近ハマっている国旗の色塗り。できればプログラミングも、親にやらされるのではなく、自ら進んでやるという域にまでもっていきたいところ。

興味のある素材を取り込んで利用してみる

 サンプルにはいくつかキャラクターのイラストが用意されていて、しばらくはそれを使ってプログラミングの勉強をさせていこうと思っています。しかし、やはり興味のあるイラストや写真を使ってなにかできるようになったほうがより興味が湧くはず。

アメリカンなキャラクターですが動きもついているので、最初はこれらを使っていろいろ作っていくのでいい思います。

 イラストを用意する場合は、Windows 10標準の『スケッチパッド』を使うのをオススメします。FMV『LIFEBOOK AH77/Y』はタッチ液晶なので、手でそのまま描けますし、汎用のスタイラスペン(別売)などを利用するのもいいですね。普段も紙に絵を描いたり色を塗ったりしているので、線の太さを変えたり、色を変えたりという操作も見よう見まねで覚えてくれます。紙だと失敗したらもとに戻せませんが、パソコンならすぐにもとに戻せますし、消しゴムで消すこともできます。息子は失敗すると泣き出すことがままありましたが、パソコンならそんなこともないので助かります。

『スケッチパッド』はWindows 10の標準アプリ。ペン先と色、サイズを指定して、指で描いていけるのがおもしろいです。

 また、スマートフォンで撮影した写真は、NFCに対応していればUSBケーブルを接続するまでもなく、写真をパソコン転送できます。やり方はカンタンで、Androidスマートフォンで『F-LINK Neo』アプリをインストールし起動。「タッチで送信」を選択し、送信するフォルダーを指定したら、NFCにタッチすると転送が開始されます。また、My Cloudに登録すると、WiFi経由で写真や動画を転送することもできます。

アプリを立ち上げてNFCマークにスマートフォンをタッチすると、画像や動画が転送できるのでとてもラクチン。

 息子たちは電車が大好きなので、電車を描いて動かしたり、背景に電車の写っている写真を指定したりするなど、おもしろいことができるかもしれません。また、自分たちの顔写真を利用するのもいいですね。加工するのはさすがに難しいので、そのあたりは親が用意して使わせるというのがいいと思います。

Scratchではキャラクター部分と背景にわかれていて、それぞれ指定できます。背景に自分で撮影した写真を利用するのがいちばん手軽でオススメです。

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