ヤマト運輸とディー・エヌ・エー(DeNA)は16日、利用者が指定した場所と時間に配達するオンデマンド配送サービスの実証実験を始めると発表した。自動運転社会を想定し「ロボネコヤマト」の名称でサービスを行い、検証内容を将来の無人サービスの実現に生かしていく。DeNAはシステム面などで協力する。
実験は17日から来年3月末まで、国家戦略特区になっている神奈川県藤沢市の一部地域で行う。車内に保管ボックスを設置した専用車3台を午前8時から午後9時まで運行。利用者はスマートフォンを通じ、受け取る場所と、時間を10分刻みで指定できる。阿波誠一ヤマト運輸常務執行役員は「屋外で待ち合わせしている感覚で荷物を受け取れる」と話した。
無人サービスを想定し、ドライバーは荷物の受け渡しには関わらず、利用者自身が保管ボックスから荷物を取り出す。来年の実験期間中には一部の配送区間に自動運転車を導入する。地域の約3万人が利用でき、新サービスの料金は無料。(2017/04/16-17:59)
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