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2017年8月23日水曜日

【ipsで発毛】人工的に増やした毛髪細胞を移植!カツラのいらない時代へ

勉強の為に引用しました。
http://otoko-onayami.com/mouhatsu-saisei-iryou/

培養
毛髪細胞を培養して移植する…。
そんな技術の実用化が、迫っているようです。
どんな技術なのか?
いつ頃実用化されるのか?
詳しく紹介します。

【ips細胞で毛髪再生】どんな「はげ」でも治る時代

ips細胞を作ることに京都大学の山中教授が成功したのが2006年。
すでに10年以上たち、さまざまな応用が試みられています。
薄毛治療も例外ではありません。
2016年4月、理化学研究所はips細胞から毛包細胞を作ることに成功しました。
理化学研究所(理研)多細胞システム形成研究センター器官誘導研究チームの辻孝チームリーダーらの共同研究グループは、マウスiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、毛包や皮脂腺などの皮膚付属器を持つ「皮膚器官系」を再生する技術を開発しました。
ips細胞は、どんな細胞にでもなれる万能細胞です。
つまり、無くなってしまった組織でも、ips細胞から新たに作り出すことができるのです。
そのips細胞から、毛包細胞を作ることに成功したというのです。
毛包は、毛根を包んでいる器官です。
髪の毛は、毛包細胞から生み出されます。
つまり、ips細胞から髪の毛を再生する技術の足がかりができたということです。
毛根
毛根 出典:メナード化粧品
ちょっと昔までは、
「薄毛なんて命にかかわらないんだから、後回しされるんでしょ」
なんて言われていたけど…。
ちゃんとやってくれてたんですね!
さて、この技術が人間にも応用されると、どのようないいことがあるのでしょうか。

【自毛植毛のデメリット】ips細胞なら毛髪を採取しなくていい

毛髪移植による治療には、自毛植毛という技術がすでに確立しています。
男性型脱毛症(AGA)の場合、前頭部から頭頂部がハゲやすい。
しかし、側頭部や後頭部の髪の毛は、ハゲにくいのです。
そこで、ハゲにくい後頭部から移植するのが自毛植毛です。
後頭部から移植された毛包。
それらは、新たな地で、再び髪の毛を生やし続けます。
後頭部の毛包は、AGAに強い毛包です。
再び薄毛になることはありません。
しかし、この自毛植毛にもデメリットがあります。
後頭部から、ドナー(移植毛)を採取しなければならないという点です。
場合によっては、大きな傷跡が残ることもあるのです。
私の友人も、大きな傷跡を残してしまった一人です。
某有名チェーンクリニックで自毛植毛してもらったらしいのですが、
「ひどい傷跡が残ったし、植え付けも不自然で気に入らない。」
と言っていました。
確かに、かなりひどいなと思ったものでした。
結局彼は、別の所で移植しなおしてもらいました。
もっとも、アスク井上クリニックのように、傷跡が判別できないようにしてくれる病院もあります。
しかし、技術がないクリニックもあるのです。
そういったトラブルは、自毛植毛が普及した今でも、尽きないようです。
また、ドナーを十分に採取できない人もいます。
広範囲にハゲてしまって、髪の量が不十分な人です。
そういう人は、自毛植毛による治療は不可能です。
しかし、ips細胞から作り出すことができればどうでしょうか。
毛髪を採取する必要がないので、傷を残すことがありません。
また、広範囲にハゲてしまった人でも、見込みがあります。
そういう夢のような技術なのです。

【人工毛移植のデメリット】ips細胞なら一生生え続ける

ドナーのいらない植毛なら、人工毛移植というものもあります。
人工的にナイロンなどの化学繊維で作った人工毛髪。
これを、自毛の代わりに頭皮に埋め込むものです。
ただし、人工毛髪にも問題があります。
人工毛髪は、人間の体にとって「異物」です。
人間の体は、異物を排除するようになっています。
人間の体に異物が入るとどうなるでしょうか。
免疫系がはたらき、異物に対して攻撃をします。
その結果、炎症などが起きます。
人工毛髪の場合にも、この拒否反応が起きます。
すると、人工毛髪の多くは、定着せずに抜け落ちてしまいます。
また、炎症が広がって、自毛が生えているところにまで悪影響が出てきます。
また、人工毛髪は、自然に抜け替わりません。
数年すると劣化してしまいます。
ですから、定期的に植毛しなおさなければなりません。
それに、人工毛髪は、成長しません。
まれに伸びる場合がありますが、それは呪われた人形だけです。
ですから、伸びてしまう自毛との間に違和感ができてしまいます。
一部だけ伸びて、一部は伸びないので、変な髪型になってしまうのです。
人工毛髪には、様々なデメリットがあります。
その点、ips由来の毛包なら、そのようなデメリットはありません。
ドナーを必要とせず、しかも植毛後のメンテナンスもいらないのです。

【AGA治療薬のデメリット】ips細胞なら薄毛を根本解決

では、AGA治療の主流となっている、プロペシアなどの薬はどうでしょうか。
実は、AGAの治療薬は、発毛させる薬ではないのです。
AGAの原因物質ができないようにしてくれるだけなのです。
ですから、飲むのをやめてしまうと、また薄毛が進行してしまいます。
その点、移植による治療は、薄毛を完治させることができます。
自毛植毛も、薄毛を完治させることができます。
しかし、さきほども言ったように、自毛の移植には限界があります。
ips細胞から作り出すことができれば、無限に移植できます。
もう、いくら薄毛になっても怖くないのです。
しかも、薄毛が完治するのです。
また、AGA治療薬が効果を発揮するまでには、長い時間がかかります。
数年は覚悟したほうがいいでしょう。
しかし、移植による治療なら、1年もかからずに効果が出ます。
現在では、移植による治療は、自毛植毛だけです。
しかし、ips細胞の技術が発展すれば、新たな選択肢が生まれるのです。

【ips細胞のデメリット】薄毛治療に数千万円の費用がかかる⁉

では、何年後くらいにこの技術は実用化されるのでしょうか。
実は、現段階ではまだマウス実験の段階です。
人間に応用するには、10年以上かかるといわれています。
私の場合は、そんなに悠長に待つなんて考えられませんでした。
「10年も待ってたら、髪の毛が1本もなくなってしまうかもしれない。
それに、年取ってから髪が増えたってしょうがないじゃない。」
その上、ips細胞にも課題がいっぱいあります。
  • 癌化しやすいのではないか?
  • 必要な細胞を作るのに、1年近くかかる。
  • 数千万円の費用がかかる。
実際に応用できるだけではなく、それらの課題をクリアする必要もあるのです。
今、薄毛に悩む若者でも、実際にこの治療を受けられるのは、かなり年をとってからでしょう。
それでは、あまり意味がありませんよね。
ですが、毛包細胞の場合、何もips細胞を使う必要はありません。
毛包は、心臓のように一つしかない臓器とは違うのです。
頭皮だけでも、たくさんあります。
ならば、残ったわずかな毛包細胞を増やせばいいのです。
実は、そんな技術が、もうすぐ実用化されようとしています。

【毛包の自家培養移植】東京オリンピック前に実用化⁉

資生堂によると、
脱毛症や薄毛に悩む患者さんの頭皮組織から採取した底部毛根鞘細胞(毛髪の成長に重要な役割をする毛乳頭細胞の元になると考えられる)を培養した後、脱毛部位に移植(注入)、脱毛部位の損傷した毛包を再活性化させ、脱毛部位の健康な毛髪の成長を促します。
ます、患者からドナーを採取します。
ドナーは、AGAの影響を受けない後頭部からになるでしょう。
しかし、自毛植毛と違って、採取する毛根はごくわずか。
直径5㎜ほどでいい。
この採取した毛根を、培養で増やすのです。
また、植毛する手間もありません。
培養した細胞の入った液を、頭皮に注入するだけです。
つまり、とんでもなくお手軽なのです。
私は、
「ちょっと注射するだけで髪の毛が生えて来たら、楽なのになぁ」
って、常日頃考えていました。
それが、実現するというのです。
この自家培養移植には、次のようなメリットが考えられます。
  • 採取した部分の傷跡が小さくて済む。
  • 手術の負担が少なくて済む。
  • 残った髪の毛が少なくても、治療できる。
  • 治療の費用が、10万円程度で済む。
この技術は、資生堂や京セラ、理化学研究所などがこぞって開発しているそうです。
早ければ2018年には実用化される見込みだとか。
「東京オリンピックより早く実用化されるのか!」
って感じで、ビックリです。
自毛植毛ができないで悩んでいた人には、朗報ですよね。

【薄毛治療の指針】今、薄毛に悩むあなたがとるべき行動

では、たった今薄毛に悩んでいる人は、どうすればいいでしょうか。
まずは、自家培養移植のデメリットを考えてみましょう。
  • 本当にすぐに実用化されるのか。
  • 本当に、発毛するのか。
  • ipsのように癌化しないか。
AGAは、進行性の病気です。
放っておくと、どんどん薄毛が進んでしまいます。
自家培養移植の実用化を待っていて、実用化されなかったら悲惨です。
私個人の考えを述べておきましょう。
私は、
「実用化まで治療薬で抑えるのがいいのではないか」
と思います。
例えば、プロペシアを服用します。
98%の人について、薄毛の進行を止めることができると言われています。
現状を維持させつつ、自家培養移植技術の実用化を待つのです。
プロペシアはAGAスキンクリニックの場合、1ヵ月あたり7,000円で処方してくれます。
1年待つと、84,000円かかります。
でも、早まって自毛植毛してしまうと、何十万~何百万円かかってしまいます。
自毛植毛は、自家培養移植が実用化されそうにないな、と思った段階でやればいいのではないでしょうか。
もっとも、自家培養移植が実用化されない場合もあります。
また、効果が期待外れに終わる場合もあります。
その場合、さっさと自毛植毛した方が安上がりかもしれません。
ドナー採取による傷跡を残さないような技術を持っているアスク井上クリニックのような病院もあります。
自毛植毛できる人は、自家培養移植を待つ意味が、あまりないかもしれませんね。

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