iPS自動培養装置を発売 パナ、京大と共同開発
パナソニックは23日、創薬に役立つ人工多能性幹細胞(iPS細胞)の自動培養装置の販売を開始したと発表した。京都大の岩田博夫名誉教授(生体材料学)らと共同開発。研究者の負担が軽減されるほか、良質の細胞を安定して使えるようになるという。製薬会社や研究機関向けに約5千万円で受注生産する。
創薬に使うiPS細胞の用意には、毎日培養液を交換しなくてはいけないため、休日も人手が必要だった。また研究者の腕によって品質が異なることもあった。
装置は培養液を自動で交換し、良いものだけを画像診断で厳選するため、高品質の細胞を継続的に供給できる。過去に論文発表した装置を改良した。高さ約2.4メートル、幅約2.7メートル、奥行き約1.1メートル。移植などの再生医療には使えない。
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