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2018年8月8日水曜日

”コンビニ食を与えた子豚の大量死” の報道はどこへ行った!? やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。/ 食品添加物の怖ろしさ!! 18/07/23 05:58 食品添加物

勉強の為に転載しました。
https://blog.goo.ne.jp/1shig/e/874608a1e29e23302beebd464fef58a6


写真はイメージです
もう14年も前のこと
福岡県内の養豚農家での事件
探していたらやっと見つけたので転載する
(コンビニ業界にとって不都合なので消されたそうだ)

2004.03.19付 西日本新聞 朝刊掲載
食卓の向こう側・第2部「命」つなぐために

 二年ほど前、福岡県内の養豚農家で“事件”が起きた。
 母豚のお産で死産が相次いだのだ。

やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり
透明なはずの羊水はコーヒー色に濁っていた。

 「えさだ」。

ピンときた農場主は、穀物など元のえさに変えた。
徐々にお産は正常に戻ったが、二十五頭の母豚が被害に遭い、農場主は生まれるべき約二百五十頭の子豚をフイにした。
 母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。

「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のえさにした方が得」
と考えた回収業者が持ち込んだ。

期限切れとはいえ、腐っているわけではない。
「ちょっとつまもうか」と、農場主が思ったほどの品だった。

 肥育用の子豚に与えれば、肉質にむらがでる。
そこで母豚に、それだけを毎日三キロ与えた。
農場主の計算では月二十万円のえさ代が浮くはずだったが、
百十四日(豚の妊娠期間)後、予期せぬ結果が待っていた。
×   ×


 原因はわからない。
だが、予兆はあった。
与え始めて間もなく、母豚がぶくぶく太ったのだ。
すぐに量を減らした。
 豚の体の構造は人間に近い。
「人間でいえば、三食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと。
それでは栄養バランスが崩れてしまう」と、福岡県栄養士会長で中村学園短大教授の城田知子。
 一般的なコンビニ弁当は高脂質で、濃いめの味付け、少ない野菜。
毎食これで済ませたら…。
 家庭にはない食品添加物も入っている。
「腐る」という自然の摂理から逃れるには、何らかの形で人の手を加えなければならない。

例えば、おにぎりを「夏場で製造後四十八時間もつ」ようにするには、添加物などの“テクニック”が要る。
だが、そのおかげで、私たちはいつでもどこでも、おにぎりをほおばることができるのだ。

×   ×

 二〇〇三年のコンビニ業界の市場規模は約七兆三千億円。
全国に一万店舗を展開する業界最大手のセブン―イレブン・ジャパンの販売構成比を見ると、
弁当、 総菜、パン、清涼飲料水、カップラーメンなど四分の三が食品だ。
利用客は同社だけで年間延べ三十六億人。
コンビニが「家の台所」化している
のは、決して若者だけではない。


 同社など添加物を減らそうとするメーカーもある。
中食(なかしょく)(弁当、総菜)が生活の中に定着しているからこそ「中身に関心を持ってほしい」。
添加物に詳しい安部司(52)は力を込める。
 「商品に張られたラベル(内容表示)を見て自分で判断するか、確かな材料を手に入れて自分で作るか。
食は自己責任。
年間約八千人が交通事故死しているからといって、社会から車を追放せよ、とならないのと同じことだ」
×   ×

 平和が戻った養豚農家。
昨年は約二千頭の子豚が、母豚の腹から当たり前のように生まれてきた。
 「豚体実験はもうこりごりだ」。農場主はうんざりした顔で言った。(敬称略)
×      ×

消費伸びるコンビニのおにぎり
 総務省の2003年家計調査によると、調理食品の購入の中で伸びているのがおにぎり。
1人当たりの購入金額は前年比6・4%増の3819円。
セブン―イレブン・ジャパンは
02年度、9億9000万個のおにぎりを販売した。



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