http://www.gdm.or.jp/review/2018/0406/255380/5
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NVMe M.2 SSDは、RAID0や5や10にしてもランダムアクセスの性能はアップしないそうですので、NVMe M.2のSSDではない、通常のSSDでRAID化するなら意味があるそうです。
2018.04.06 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel X299プラットフォームのパフォーマンスチェック
まずは、Intel X299プラットフォーム(Intel VROC)のパフォーマンスからチェックしていくことにしよう。なおIntel VROCが標準サポートするのはIntel製SSDによるRAID 0のみ。RAID 1/10や他社製SSDを使う場合には「Intel VROC Upgrade Key Standard」、RAID 5を構築する場合には「Intel VROC Upgrade Key Premium」と呼ばれるドングルを別途購入する必要がある。
UEFIのIntel VROC機能でSSDを確認したところ。Intel純正SSDではないため、Statusが「Unsupported」と表示されRAIDの構築ができなかった |
Windowsユーティリティ「インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー・エンタープライズ」からはRAIDの構築ができたため、今回はこちらの機能を使い検証を行った |
SSD単体 | RAID 0(2台) |
RAID 0(3台) | RAID 0(4台) |
RAID 0ではシーケンシャルアクセスは読込、書込ともSSDの台数に合わせてほぼリニアにパフォーマンスが上昇。4台構成時は読込が約3.3倍の11,115MB/sec、書込が約4倍の6,409MB/secという驚きのスコア。PCI-Express3.0(x16/128Gbps)の広大な帯域幅のメリットが最大限に発揮されている。一方で、ランダムアクセスはややばらつきが大きく、4台構成でも読込は約60%、書込は約40%とシーケンシャルアクセスほどの劇的な違いは出なかった。
RAID 5(3台) | RAID 10(4台) |
続いて、本格運用には「Intel VROC Upgrade Key」が必要になる冗長構成RAID 5/10のスコアを確認していこう。SSD3台から構築でき、容量のロスも少ないRAID 5だが、読込はシングルドライブ以上のパフォーマンスを発揮。しかし書込ではパリティ処理が必要になるため、シーケンシャル・ランダムともパフォーマンスがガクッと落ちる。一方、ミラーリングとストライピングを組み合わせるため最低でも4台のSSDが必要になるRAID 10は読込、書込とも大幅にスコアがアップ。パフォーマンスを重視するならRAID 10を、導入の手軽さと容量を重視するならRAID 5がオススメだ。
なおIntel純正NVMe SSD「SSD 600p」シリーズでも動作を確認したところ、標準状態でRAID 0を構築できた。最高転送速度が1,800MB/secのためパフォーマンス面ではやや物足りなさを感じるが、最高転送速度3,230MB/secの「SSD 760p」シリーズを使えば、今回の検証結果と遜色ない性能が期待できる。
Intel純正NVMe M.2 SSDなら、標準状態でもUEFI上でRAID 0の構築が可能。今なら大幅に転送速度が向上した「SSD 760p」シリーズがオススメだ |
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