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2019年9月22日日曜日

アーロンチェアリマスタードに1年座ってみて

https://shobundo.biz/blog/hermanmiller/aeron/aeron_1_year
シェアしました。

こんにちは、アーロンチェアの庄文堂、近内です。
発売から1年弱、アーロンチェアリマスタードに1年座った感想を述べたいと思います。
今回の記事は少し長めです。最後までお付き合いください。

おおむね満足してます

はじめに、アーロンチェアリマスタードとは

つい先日、最終受注が終了したクラシックアーロンチェアの後継機がアーロンチェアリマスタードです。
20余年を経て最新のテクノロジーから成るパーツと、最新のエルゴノミクスの研究成果からリマスター。
まさに進化したアーロンチェアです。
基本的に弊社はメーカー在庫ではなく自社在庫で販売しております。ポピュラーなモデルは大体いつも即納可能です。

使用した椅子と私の体格

私自身は、身長182cm、体重82kg前後のがっしりした体格です。
腰椎すべり症をもっており、年に数回激痛に襲われます。
アーロンチェアのサイズ表ではBサイズとCサイズの中間あたりですが、Cサイズに座ると時折太ももの裏がフレームに当たってしまいます。
参考になるデータかわかりませんが、座高を測ってみると93cmでした。
そのため私はBサイズに座っています。

まずは悪い意味で気になったところ

初っ端から悪い意味で気になったところを報告します。
あくまで個人的な見解ですので、こういうケースもあるという認識でお願いします。
【アームの奥行調節】が非常にスムーズに動きます。そのため、アームを後ろまで引いた状態で腕を乗せていると、前方向に動くことがあります。
動きすぎちゃうんですよね。これは他のスタッフからも声が挙がっていました。
力の加減を調整すれば改善する問題ですが、最初は慣れるのに時間がかかりましたね。
以前はミラ2チェアを、その前はアーロンチェアライトのアームレスを使用していました。
ミラ2にも同様の機能がついていますが、ミラ2のほうが動きが硬く、乗せただけで動いてしまうことはありませんでした。

良いなと思ったところ

やはり1番はメッシュでしょうか。

ゾーンごとに張りが調整されたリマスタードのメッシュは着座時の体を包み込むように支えてくれます。
背骨と仙骨を同時にサポートするように改良されたポスチャーフィットSLもメッシュと相まって非常に心地よい座り心地を与えてくれています。
個人的には腰が痛くなってからが気持ちいいですね。もう痛くて痛くてという時に腰のサポートが当たると、本当に気持ちいいです。
正直なところ、使い始めのころのアーム以外、不満という不満はないですね。

お客様からの声

1年を通して見てみるとリマスタードの方がよいというお声が多くあったと思います。
しかし、販売店の「良いですよ」なんて言葉は陳腐だと思う部分もありますので、実際頂いたお客様の声をご紹介します。
【マイナス面(になるかな?)でのお声】
1)1年間で3人のお客様からお問い合わせを頂いた「ガタツキ」
3人とも10年以上クラシックアーロンチェアをご愛用頂いている方々でした。
リマスタードの発売を機に買い替えをして頂いたのですが、座ってみると「座面自体がガタつく」とのこと。お預かりして修理整備をしても異常無し。結果として、椅子に存在する「あそび」が影響していたのですが、クラシックアーロンチェアをご愛用頂いているお客様がお座りになると、違いに気づくことが多いようです。
あそびについてはこの記事で紹介しています。
2)思っていたより黒じゃない
これはショールームで接客をさせて頂いた方から多くいただきました。ネット上で見てきた色との違いを感じてのことですね。
クラシックアーロンチェアと比べると、リマスタードのグラファイトカラーは全体的に灰色です。昨今のオフィスシーンでは全体的に部屋が白っぽくなっているため、トーンを寄せたことによります。
左側がアーロンチェアリマスタード、右側がクラシックアーロンチェアです。
どちらも自社スタジオで撮影しておりますので、色味は限りなく現物に近いです。
3)シンプルに「高い」
これもどうしようもないところもありますが、クラシックアーロンチェアの現行価格とおよそ5万円の価格差があります。その差からクラシックアーロンチェアをご購入いただく方も多いです。
【プラス面でのお声】
1)座面メッシュの座り心地が良い
このお声を一番多くいただきます。特にショールームではクラシックタイプと比較して座っていただくので、すっぽりと納まる感覚に違いを感じて頂いております。
2)操作が簡単
これも比較して頂いた方に多く頂いているお声です。アーロンチェアを既にご愛用の方々にお話しを聞くと、意外に前傾は使っていないという方が多い印象です。理由をお伺いすると、初めから使っていない方や、操作方法を忘れてだんだん使わなくなっていったという方が多いですね。リマスタードは操作が簡易化されておりますので、ガンガン使っていけると思います。
個人的な意見ですが、このような機能は使っていかないと効果や恩恵を感じられないと思いますので、ガンガン使って頂きたいと思います。
アーロンチェアの庄文堂ではオリジナルの操作説明動画を撮影しております。
各椅子ごとに動画をアップしていますので、是非チェックしてみてください。
3)色味の変化について
これは女性のお客様から多く頂くお声です。
今回新たに登場したミネラルカラーが欲しくてお問い合わせをしましたとう声が多いのです。
今までは黒っぽい上に、操作面のメカっぽさに「男性のもの」という印象が強かったようですが、今回のミネラルカラーの登場と、操作パーツの簡易化によりとてもほしくなったという声を頂きました。このご意見は逆もしかりで「メカメカしさが失われた」と悲しむ方も多いですが、より多くの方にアプローチ出来る椅子になっていることはとても良いことだと思います。
余談ですが、このミネラルカラーの人気に気をよくした私は、ミラ2とセイルの白ベースのカラーオーダーを行い、昨年より通常商品として在庫をしております。やはり女性からのご注文が多いですが、在宅でお仕事をなされる男性の方からも、「オフィス内じゃないからこういう色がよかった」との声を頂いています。

修理での実例

販売からおよそ1年しか経過しておりませんので、あまり修理事例がないのが正直なところですが、少しだけ紹介いたします。
1)DC1キャスターの破損
弊社で1件受け付けました。
DC1キャスターの車輪接続部分が割れてしまい、車輪が外れてしまったという事例です。
下の写真が現物です。わかりやすいように写真の色や明るさを加工しています。
赤い丸で囲った部分に割れが確認できます。
こちらは、もともとのキャスターが劣化していたのか、弊社の倉庫管理上で不備があったのか、それとも運送上のダメージなのか判明しておりません。お客様には新品のキャスターをお手配させて頂き、修理交換対応をさせて頂きました。
このケースを受け、弊社では管理状態の見直し、および運送会社への荷物扱いに対する再確認を行いました。
2)チルトボックスカバーの破損
弊社で1件受け付けました。
こちらは座面下にあるチルトボックスというパーツのカバーが「パキッ」という音とともに崩れるように外れてしまったという事例です。
このケースはお預かり修理にて対応させて頂きました。ケース自体を新品と交換させて頂きました。
アーロンチェアの庄文堂では、ご愛用中に発生した様々な修理案件に対して迅速かつ丁寧、そしてスピード感を大事に対応させて頂いております。
どんな些細な事でも構いませんのでご連絡頂きたく存じます。
参考までに弊社の保管倉庫の様子を紹介いたします。
検品も入庫時に行っております。※製品の特性上、座っての動作検品は行っておりません。

参考になっているといいのですが・・

いかがでしたか?
アーロンチェアリマスタードが発売されて1年弱。
多くの比較対象となる椅子がございますが、アーロンチェアを選ぶ際の参考になればと思います。
それではまた次回!

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