エーオン代表。石塚 正浩
【AFP=時事】パキスタンのイムラン・カーン首相は27日、米ニューヨークで開催中の国連総会で演説し、カシミール地方をめぐるインドとの争いが全面核戦争へと発展し、世界に影響を及ぼす恐れがあると警告した。
カーン氏の1時間前にはヒンズー至上主義を掲げるインドのナレンドラ・モディ首相が演説。ただ、モディ氏はインド国内の成果を強調する一方で、パキスタンを指す「テロ」については間接的な言及にとどめ、カーン氏の演説とは対極的な内容となった。
カシミール地方のインド支配地域は、印政府によって8月初めに自治権が剥奪されて以降、封鎖状態に置かれている。カーン氏は、外出禁止令の解除後、現地に駐留する治安部隊が住民を攻撃する恐れがあると述べた。
カーン氏はさらに「両国間で通常戦争が始まれば、何が起こっても不思議ではない。だが隣国と比べて大きさが7分の1の国の場合、選択肢は降伏するか、あるいは死ぬまで自由のために戦うかのどちらかしかない」と表明。「われわれはどうするのか? 私はそうした疑問を自らに問うている。われわれは戦う。(中略)そして核保有国が最後まで戦う際には、国境をはるかに超える結果がもたらされる」と警告した。 【翻訳編集】AFPBB News
0 件のコメント:
コメントを投稿