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2019年9月24日火曜日

極寒の地・ノルウェー発の「millヒーター」を山善が販売開始! 日本オリジナル機能も

https://kakakumag.com/seikatsu-kaden/?id=14420
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ノルウェーで生まれた「mill(ミル)」ブランドのヒーター製品が、2019年秋に日本市場へ本格参入しました。みずからも数々の家電製品開発を手がける山善が、日本での総代理店として取り扱いをスタートし、2019年9月20日から販売を開始しています。ノルウェーという極寒の地で生まれ、ヨーロッパや北米を中心に支持されている「millヒーター」についてお伝えしましょう。

ヨーロッパや北米など25か国で展開されているmillヒーター

「mill」は、2012年にノルウェーで設立されたヒーターブランド。オイルヒーター、コンベクションヒーター、パネルヒーターなどを開発しており、製品はデザインまで含めてすべてノルウェー内で設計されています。
ブランド設立からわずか8年にして、高品質な暖房器具が必須となる北欧で人気を博し、現在ではヨーロッパや北米など25か国で製品を展開中。「Red Dot Award」など、数々のアワードを受賞し評価を高めています。

日本上陸ラインアップは4機種!

今回、山善による取り扱い第1弾製品として販売がスタートしたmillヒーターは、全部で4機種。オイルヒーター2機種、コンベクションヒーター1機種、パネルヒーター1機種です。まずはラインアップをざっと写真でご紹介します。

4機種の中で最大の1200W出力に対応するオイルヒーター「YAB-H1200TIM」。本体サイズは265(幅)×660(高さ)×355(奥行)mmで、重量は約10.3kg。7枚の内蔵フィンを使ったヒート性能で、暖房の目安は木造~6畳/コンクリート~8畳です。3段階の電力切り替え機能(500/700/1200W)も装備。5~35℃の範囲で温度設定できます。直販サイト価格は36,800円(税込・2019年9月20日時点)

1000W出力に対応する「YAB-H1000TIM」。本体サイズは265(幅)×660(高さ)×280(奥行)mmで、重量は約8.3kg。上記の1200W出力モデルと比べて奥行がスリムになっています。5枚の内蔵フィンを使ったヒート性能で、暖房の目安は木造~4畳/コンクリート~6畳。3段階の電力切り替え機能(400/600/1000W)も装備。5~35℃の範囲で温度設定できます。直販サイト価格は29,800円(税込・2019年9月20日時点)

横長形状が特徴的な1000W出力のコンベクションヒーター「YSG-1000LED」。本体サイズは210(幅)×385(高さ)×620(奥行)mmで、重量は約5.1kg。暖房の目安は木造~4畳/コンクリート~6畳。5~35℃の範囲で温度設定できます。ラジエーター+ファンで効率よく室内を暖める設計。「Red Dot Award」受賞モデルでもあります。5~35℃の範囲で温度設定できます。直販サイト価格は26,800円(税込・2019年9月20日時点)

ラジエーターを搭載する1000W出力のパネルヒーター「YMILL-1000ATIM」。本体サイズは650(幅)×435(高さ)×210(奥行)mmで、重量は約4.7kg。暖房の目安は木造~4畳/コンクリート~6畳。5~35℃の範囲で温度設定できます。熱効率のよいヒーティングフローを採用し、デジタルサーモスタット制御を行います。直販サイト価格は26,800円(税込・2019年9月20日時点)

【特徴1】インテリアになじむミニマルなデザイン

まずパッと見で印象に残るのは、millヒーターシリーズに共通するデザイン。ヒーター部分は丸みを帯びたホワイトパネルで覆われており、操作ボタンの少ないシンプルな外観で、インテリアになじみそうです。
というのも、millヒーターが生まれたノルウェーは冷涼な気候のため人が長時間室内で過ごすことが多く、暖房器具には機能性とあわせてデザイン性もかなり求められるのだとか。そこで、どんな室内にもすっきりとなじむようにインテリア性を意識して設計されているのだそうです。
日本の住宅も白い壁がほとんどなので、ホワイト基調のシンプルな外観がなじみやすそう
日本の住宅も白い壁がほとんどなので、ホワイト基調のシンプルな外観がなじみやすそう

コントロールパネルもシンプル。写真はオイルヒーターの1200Wモデルですが、4つのボタン「電源」「おやすみタイマー(後述)」「温度」「設定」とノブだけを使って、簡単に調整が行えます

【特徴2】簡単操作で効率よく部屋を暖める

外観をホワイトパネルで覆う設計は単にデザイン性だけではなく、効率よく部屋を暖める効果もあるそうです。特にタワー型のオイルヒーター2機種は、本体下部から外気を取り込み、それをパネル内部で自然対流させて部屋内に循環させる「millヒートブーストテクノロジー」を採用。これのおかげで、空気を汚さずに、部屋全体をやさしく暖められるようになっています。

ノルウェー現地では、ヒーター部がむき出しになった通常の暖房器具と比較して、millヒーターのほうが29%も早く室内を暖められたという実験結果が出ているそう(※測定環境にもよるので、日本の住環境でも同じ結果が出るかどうかは保証できません)

天面のグリルから、内部のフィンが見えます。ちなみにグリルは取り外しできないので、内部を掃除することはできません
また、いずれのモデルも灯油やガスを使わないので、コンセントを入れてスイッチを入れるだけで安全に使えます。自動温度設定機能も搭載しており、設定温度に達すると自動的に運転を調整するので、ムダな電力消費を低減。そのほか、転倒時自動オフ/オーバーヒート制御機能も付いています。灯油を交換したりフィルター掃除をする必要もないので、表面のホワイトパネル部分を拭くだけで、簡単にお手入れできるのもポイント。

【特徴3】日本向けオリジナル機能「おやすみタイマー」が付いた

ノルウェーでは就寝中もずっとヒーターをつけっぱなしにしておくのが普通だそうですが、日本では寝入るときだけヒーターを稼働させて、就寝中にタイマーで運転停止させるというニーズが高いですよね。そこで、今回発売されるオイルヒーター2機種には、日本だけのオリジナル機能「おやすみタイマー」が付きました。フロントパネルのおやすみタイマーボタンをワンタッチすると、「2時間運転→4時間停止→2時間運転→停止」の動作を行い、安全で快適な睡眠が行えるようにサポートしてくれます。こういった日本向けの心遣いもうれしいところ。

月のマークが「おやすみタイマー」の設定ボタン。なお、最初の2時間運転後に4時間停止したあと、もう1回2時間運転する理由は、朝起きる時間に部屋を暖めておくため。ちなみに室内が設定温度になるまでは、ディスプレイ右上の電力マークが点灯します

そのほか、細かい部分ですがパネルヒーターに脚部が付属するのも日本オリジナル仕様。ノルウェー本国では壁かけ設置する製品だそうですが、日本では賃貸の壁に穴を開けにくいので脚部付きのデザインになったそうです

そのほか、山善の新製品として小林製薬とコラボした「制菌加工 電気毛布」も発表されました。小林製薬の持続性抗菌剤「KOBA-GUARD」を初めて電気毛布に採用した製品です。こちらは2019年9月上旬から発売中

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