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シリアのクルド人民兵組織に対し軍事攻撃を行っているトルコ軍は10日、シリア北部の国境の町、ラアス・アルアインとタル・アブヤドを包囲した。この地域からの避難者は数十万人に上る可能性があると、救援団体は懸念している。
軍事攻撃をめぐり、国際社会からはトルコへ対する批判が高まっている。
大きな懸念の1つは、クルド人部隊が支配するこの地域で拘束されている、過激派勢力「イスラム国」(IS)の戦闘員だった疑いのある数千人の捕虜が、トルコの攻撃に乗じて逃げ出す可能性があることだ。捕虜の中には多くの外国人が含まれる。
トルコは、テロリストに指定しているクルド人民兵組織「人民防衛部隊(YPG)」を、国境地域から完全に排除して「安全地帯」を確保したい考え。シリア内戦などでトルコ領内に避難してきたシリア難民360万人のうち、最大200万人をこの安全地帯に移住させたいとしている。
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