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ODNF4.0+新LECUA1000によるフルバランス構成のプリアンプ回路を搭載したトップエンドモデル
最上の音色を追求して誕生したC-900u。音声信号の左/右とHOT/COLDを独立させた4モジュール構成で、不要なノイズの発生を抑えたバランス増幅回路を採用。バージョン4.0に進化した伝統のODNF回路、強力な電源部とあいまって、高S/Nで歪み感のない音質を獲得しています。コントロールアンプで最大の鍵となる音量調節機構には、ラックスマン独自の固定抵抗切替型アッテネーター「LECUA1000」の最新バージョンを搭載。接点数を88とし、よりキメ細かく精密なボリューム調節を実現しました。使いやすさを大切にした優美なデザイン、トーンコントロール機能の装備、そして極上の操作フィーリングなど、現代のコントロールセンターと呼ぶにふさわしい製品に仕上げました。
アッテネーターにディスクリート構成のODNFアンプを 直結させたフルバランス構成の新LECUA1000
コントロールアンプの心臓部と言えるのが音量調節機能です。C-900uは、ラックスマン80周年記念のフラグシップモデルC-1000fで採用された電子制御の固定抵抗切替による高精度アッテネーターと、増幅回路を一体化したLECUA※1000をさらに進化させた、新LECUA1000を搭載しました。この方式は外来振動の影響や音量位置による音質の変化が極めて少なく、また耐久性にも非常に優れています。ステップ数も従来の72から88に増やし、0から-87dBまで音質を劣化させることなく、より繊細な音量調節が可能になりました。完全バランス構成のC-900uでは、この新LECUA1000を並列に4基搭載し、理想的なバランス伝送を実現しています。左右のバランス調節や、バイアンプ出力モードでのレベル調節なども、LECUAの制御で行なうため、音質劣化の心配はありません。さらに、新LECUA1000では基板を立体配置する3Dレイアウトを採用し、アッテネーター回路と増幅回路をダイレクトに接続することで、経路の最短化と高効率化を図っています。増幅回路に は、歪成分のみをフィードバックすることでNFB(負帰還)の利点を最大限に活かし、音の立ち上がり性能を示す初期スルーレートの速さと超広帯域、そして低歪を実現したODNF※回路の最新バージョン4.0を採用しました。ODNF4.0では主アンプの初段を4パラレル、2段目をダーリントン接続、誤差検出アンプの初段を3パラレルとすることで回路全体を高性能化。フィードバック量を最低限に抑えながら、S/N性能を向上し、特に高域の歪特性を大幅に改善させたことで、繊細な音楽表現 を実現しました。最も触れる機会の多いボリュームノブは、形状や重量感、そして操作時の質感にこだわり、自然で上質なフィーリングを追求しました。
※ LECUA はLuxman Electric Controlled Ultimate Attenuator の略称です。
※ ODNF は Only Distortion Negative Feedback の略称です。
※ LECUA はLuxman Electric Controlled Ultimate Attenuator の略称です。
※ ODNF は Only Distortion Negative Feedback の略称です。
大容量のハイイナーシャ電源回路
接続したパワーアンプを正確にそして余裕を持って駆動する“パワーアンプドライバー”という思想のもと、電源部にモノラルパワーアンプB-1000fの電圧増幅段用に匹敵する容量を誇るCI型電源トランスと、3,300μF×4の大容量ブロックコンデンサーを組み合わせた強力な電源回路を構成。微小な電圧変動がほとんど起こらず安定度の極めて高いハイイナーシャ(高慣性)電源の支えにより、音楽信号の繊細さと力強さをパワーアンプへと伝えます。
使いやすさと多機能の両立
高性能はもちろん、C-900uは使いやすさやシステム環境に合わせた柔軟性と発展性も重視しました。視認性の良いFLディスプレイは、通常は入力と音量が2段表示されますが、リモコン操作により表示を4倍の大きさにズームが可能です。また、バランス回路を2系統のアンバランス出力として使えるバイアンプ出力モードや、AVシステムとの共存に便利な外部プリ入力、音質に配慮した電子制御によるトーンコントロールも搭載しました。
ブラスターホワイトをまとった高剛性筐体
筐体には、音質劣化の原因となるアースループを発生させない高剛性ループレスシャーシを採用。レッグには、中心部から周辺に向け金属組織が徐々に小さくなる特性により共振が起こりにくいグラデーション鋳鉄製を選択。電源トランスや設置面から伝わる振動が回路パーツに与える悪影響を排除します。表面から構造ネジが一切見えないデザインを採用したブラスターホワイトの外装は、高級感とともに凛とした存在感を示します。
ほどよい重量感のアルミ製リモコン
使用する機会の多いリモコンは、ほどよい重量感のあるアルミ製。音量調節はもちろんのこと、音量によって聴感上最適なバランスに自動調整されるラウドネス機能、入力系統ごとに設定できるバランスの位相プリセット、ディスプレイのディマー(輝度切り替え)や、離れた場所からでも表示を拡大して確認することができるズームなど、席を立つことなくC-900uの持つ豊富な機能を集中操作することができます。
極厚の銅箔を使用したピールコート基板
全ての音声信号回路には、金メッキを施した100μm厚の銅箔を使用し、さらに信号ライン上のレジスト層を持 たない特殊な構成のピールコート基板を採用しました。レジスト被覆による容量成分の影響を排してパターンイ ンピーダンスを低減し、周波数劣化を最小限に抑えています。そして可能な限り幅を一定に保ち鋭角に曲がらな いよう滑らかな曲線を描くラウンド配線パターンによって、微細な音楽信号も滞りなくスムーズに流れるよう細心の注意を払っています。
音質を最重要視したオリジナル・カスタムパーツ
回路を構成するパーツは、それぞれにアンプの音質や音色を決定づける大切な要素となります。ラックスマンではトランスやコンデンサー、抵抗や端子類、そして配線材に至るまで厳選されたオリジナルのカスタムパーツ群を大量に投入。これらのパーツは、高い性能を発揮することはもちろん、長年培ってきた技術やノウハウが込められ、パーツひとつの選択にも何度も試聴をすることで、ラックスマンの求める密度感と聴き疲れのしない繊細で豊かな音質を実現しました。
音質劣化を抑えた各種接続端子類
入出力端子は、他のオーディオコンポーネントと信号のやり取りをする重要かつ音質劣化のリスクの高いパーツです。C-900u/M-900uでは、RCA端子にパーツ銅と同等の高い導電率と、真鍮に匹敵する硬度を兼ね備えた新素材のカッパーアロイを採用。信号の純度を損ねない接続を実現しました。また、電源の供給口であるACインレットには、金メッキと低温アニール処理を施した高信頼パーツを選択。安定した電源エネルギーを伝送します。
トップエンドモデル専用の電源ケーブルを付属
電源ケーブルには、C-900u/M-900uともにトップエンドモデルにのみ採用されているJPA-15000が付属。導体には独自のノンツイスト構造による3.5スクエアの高純度無酸素銅(OFC)を採用。インダクタンス成分を抑え、聴感上の周波数のうねりを排除して伸びやかな音質を実現するなど、ダイナミックに変化する音楽への高い追従性を備え、システム全体の性能を根本から支えます。極性マーク付きのプラグは音質と経年変化に配慮した金メッキ仕上げです。
スペック
入力感度/入力インピーダンス | アンバランス 255mV/43kΩ、バランス 255mV/86kΩ |
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出力/出力インピーダンス | アンバランス 定格1V/90Ω 最大11V、バランス 定格1V/180Ω 最大22.5V |
周波数特性 | 20Hz~20kHz (+0、-0.1dB)、5Hz~120kHz (+0、-3.0dB) |
全高調波歪率 | アンバランス 0.009% (20Hz~20kHz)、バランス 0.005% (20Hz~20kHz) |
S/N比(IHF-A) | アンバランス 123dB、バランス 126dB |
音量調節 | 新LECUA1000 |
増幅回路 | ODNF4.0 |
トーンコントロール最大変化量 | BASS:±8dB at 100Hz、TREBLE:±8dB at 10kHz |
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リモコン機能 | オペレーション、ディマー、入力セレクター、出力モード、バランス位相切替、チャンネル・プリセット、外部プリ入力、ラインストレート、ラウドネス、音量アップ/ダウン、ミュート、ズーム |
電源電圧 | AC100V(50 / 60Hz) |
消費電力 | 38W(電気用品安全法の規定による)、2.2W(スタンバイ時) |
外形寸法 | 440(幅)×130(高さ)×430(奥行き)mm 奥行きは前面ノブ17mm、背面端子14mmを含む |
重量 | 19.7kg(本体) 24.9kg(標準梱包) |
付属品 | リモコン(RA-20)、電源ケーブル(JPA-15000 : 極性マーク付) |
※規格および外観は予告なく変更することがあります。
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