乳房自動超音波装置(ABVS)を2019年7月より導入! コラム2019.07.09
乳房自動超音波装置(ABVS)とは?
ABVSは「乳房全体を切れ目なく連続的に自動スキャンすることが可能」な超音波装置です。マンモグラフィー検査での痛みや被ばく、通常の超音波検査での術者(検査をする人)の経験や技量に左右されやすいといった懸念事項がない検査が実現可能です。精度や再現性の高い検査として期待されます。
ABVS導入で更なる精度向上を目指して
乳がんは近年全国的に増加傾向にあり、当センターの女性受診者において発生したがんの中でも2番目に多いがんとなっております。これまでの実績から、PETがん検診/総合コースではマンモグラフィーによる乳がん検診と同様に乳がんを検出できておりますが、ABVSによる検査を組み合わせることで更なる精度向上を目指し、2019年7月より導入致しました。静岡県西部では初の導入施設となります。
「乳がん」早期発見の重要性
乳がんは乳腺に発生する悪性腫瘍です。放置するとがん細胞が増殖して乳腺の外へ広がっていき、血管やリンパ管を通って乳腺以外の組織や臓器にも転移していきます。しかし一方で、早期に治療を行えば90%以上の方は治癒すると言われており、検診での早期発見はその後の経過に大きな影響を与えます。当センターの検診で検出された乳がんのうち、約7割がStage0-Ⅰで発見※されております。リニューアルしたPETがん検診のご受診をお待ちしております。
※2015年12月までに初回受診された方を2018年9月末まで集計
※2015年12月までに初回受診された方を2018年9月末まで集計
看護師 (001)
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