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2020年3月23日月曜日

Avalon、4,500万円の超弩級フロア型スピーカー「Tesseract」

https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/670938.html
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 太陽インターナショナルは、Avalon Acoustics製のフロア型スピーカー「Tesseract(テッサラクト)」を発売する。完全受注生産となっており、価格はペアで4,500万円。
Tesseract
 「ダイアモンドアンダーハングボイスコイル」搭載の2cm径ツイータと、セラミックのハニカムコーンを備えた11.5cm径ミッドレンジ、28cm径ミッドベース、38cmウーファー4基を備えたフロア型スピーカー。製品名のTesseractは“四次元立方体”を意味しており、「四次元のハイパー立体、高次元の物体を三次元空間で具現化した」としている。
 セラミックのハニカムコーンミッドベースドライバは、アンダーハングギャップ内に高いBIマグネティック構造を、ミッドレンジとツイータは、らせん状のマグネティック構造を採用し、「最低トランジェントリップルを具現化した」という。
 筐体は「大型スピーカーの自己主張の強い構造を音響的に消すこと」を目指し、再生音が部屋の壁面や天井面から反射してスピーカーに届く音にも配慮したことで「存在感のない、ステルスキャビネットが空間から音響的に消えることができる」としている。
 ネットワーク部は、クロスオーバーにおいて位相のエラーが発生しないようにするため、フィルター設計はクラシックなオールパス・フェーズネットワークを基本に開発。Avalon Acoustics独特のネットワークで、最低限のリップル波とすることで、クロスオーバー周波数での位相が一貫性を持つという。
 また、アナログのアンチエイリアシングフィルターにより、オーバーラップする波形発生源から余分な帯域を除去。イメージエッジでモアレや混濁したにじみなどが起こらないように、ストップバンド外でのノイズを制限している。
 豊かな低音を実現するため、2.5kWアンプがスピーカー内のトランスミッションラインに直接接続されている。最大レベルやトランジェント速度などをスイッチで調整可能。
 再生周波数帯域は16Hz~50kHz、能率は93.5dB、ノイズフロアレベルは68dB以下(最大レベルに対し)、76dB(典型値)。インピーダンスは6Ω(4Ω最低値/80Hz)。推奨アンプ出力は15~500W。外形寸法は740×820×2,210mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1台375kg(出荷重量908kg/2台)。
独自形状の筐体に各ユニットを配置している
背面
(中林暁)

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