トシリズマブ
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禁忌[編集]
重篤な感染症または活動性結核を有している患者には禁忌である[1][2][16]。IL-6が誘導する炎症の急性期反応を抑制するので、感染症に罹患しても気付かずに発見が遅れ、致命的な経過を辿る可能性がある。
副作用[編集]
重大な副作用とされているものは、
- アナフィラキシーショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(0.1%)、
- 肺炎(3.3%)、帯状疱疹(2.0%)、感染性胃腸炎(0.8%)、蜂巣炎(1.4%)、感染性関節炎(0.5%)、敗血症(0.5%)、非結核性抗酸菌症(0.4%)、結核(0.1%)、ニューモシスチス肺炎(0.3%)等の日和見感染を含む重篤な感染症、
- 間質性肺炎(0.5%)、心不全(0.2%)、腸管穿孔(0.2%)、
- 無顆粒球症(0.1%未満)、白血球減少(4.8%)、好中球減少(1.9%)、血小板減少(2.1%)
である[2][16]。 多く見られる副作用は、上気道感染症(10%以上)、風邪、頭痛、血圧上昇(5%以上)、ALT等の肝酵素上昇も5%以上に見られるが自覚症状は出ない。コレステロール値の上昇も多い[17]。頻度の少ない副作用として、眩暈、多彩な感染症、皮膚・粘膜の発疹、胃炎、口内炎がある。
妊産婦・授乳婦[編集]
胎児に対する影響を検討対象とした臨床試験は実施されていない。動物実験ではトシリズマブを大量に投与した際に胎児死亡が増加した。乳汁中に分泌されるか否かは明らかにされておらず、乳児への影響も定かではない[6]。
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