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2020年6月23日火曜日

ELACのVELAでは、リボンツィーターの指向性の狭い(強さ)をウェーブガイドで改善しました。ツィーターには独キールの本社工場で生産される「JET5」が採用されています。ハイルドライバー方式のJET5について。In ELAC's VELA, the narrow directivity (strength) of the ribbon tweeter has been improved with a wave guide. "JET5" produced at the head office factory in Kiel, Germany is used for the tweeter. About JET5 of the heil driver method.

https://www.ippinkan.com/elac_vela_bs403_fs407.htm
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ELAC エラック VELA Series  BS403.2 FS407.2 音質 試聴 比較 テスト レビュー

 

ELAC VELA シリーズ BS403.2 ・ FS407.2 音質比較テスト
(2012年発売 VELA FS407、BS403 音質テストはこちら

2018年11月、ユキムから、ELAC「400 LINE」のリニューアルモデル「Vela 400.2」シリーズ2機種が発売されました。
製品の概要
カラーは2機種ともブラック・ハイグロス、ホワイト・ハイグロス、ウォルナット・ハイグロスの3色。価格は、トールボーイ「Vela FS 407」のブラックとホワイトが66万円(ペア)、ウォルナットが70万円(同)。ブックシェルフ「Vela BS 403」のブラックとホワイトが33万円(同)、ウォルナットが35万円(同)となっています。
VELA Series では、スラント(傾いた)フロント・バッフルと後方に向かって絞り込まれたエンクロージャーが採用され、キャビネット内部で発生する定在波の低減が図られています。トップ・プレートとターミナル・プレートは、剛性の高いアルミ板が使われ振動の発生が抑えられています。
低音の抜き方(バスレフポートの形状)も変更され、バスレフポートが底板の方向に向けられています。
以前は、バスレフポートの出口を遮らないことが「スピーカー設計の常識」だったのですが、最近ではTAD、Whafedaleなどのように「低音を反射させるプレートを使う方式」が増えてきています。この新しい考え方は、バスレフ特有の「低音の膨らみ」を低減し、スピーカーの設置する位置によって「低音の出方が大きく変わる問題」を解決しています。VELAに施された改良は、この点を狙ってのことでしょう。
 
外観は従来にも増してスタイリッシュで、質感も向上していますが、従来モデルBS403(27万円)、FS407(52万円)からは3割近く値上げしていますから、ちょっと高めかな?と言う印象はあります。
ツィーターには独キールの本社工場で生産される「JET5」が採用されています。ハイルドライバー方式のJET5は、25mm径ドーム型ツィーターの10倍の面積を持ち、最大出力も大きいという特徴を持ち、ELACが伝統的に使い続けて来たツィーターです。しかし、「指向性が狭い(強い)」ため、スピーカーの真正面で聞くときと少し横側で聞いた時の「高音の違い」が大きいという欠点を持っています。
  BS403に搭載されている"JET5"
Velaでは新たにデザインしたウェーブ・ガイドを装着することで、この問題に対処しています。さらに、従来機よりもクロスオーバー帯域を下げることで、JET5の良さがより引き出せるようになっています。
 VELA BS403.2に搭載されている"JET5"
ウーファには、クルトミューラー製のペーパー・コーンとアルミ・コーンを重ねたELAC伝統の振動版を採用した150mmAS-XRウーファーを搭載。ネットワークには音質に優れる大型空芯コイルと高品位パーツで構成された基板をウーファー用とツィーター用に分けて、セパレート構成で配置しています。
シリーズは、JET5ツィーターと150mmウーファー2基で構成されるトールボーイ型のVELA FS 407.2(66万円ペア)と、JET5ツィーターと150mmAS-XRウーファーを各1基備えるブックシェルフ型のVELA BS 403.3(33万円ペア)で構成されています。BS 403の専用スタンド「LS80」も、順次発売の予定です(価格未定)。
音質テスト
届けられた試聴機は、インターナショナル・オーディオ・ショウで使用するということで、試聴できる期間は僅か3日!という慌ただしさです。
試聴には次のコンポを使いました。
プリメインアンプには、AIRBOW PM10 Ultimate
音源は、AIRBOW ミュージックPC MNP-i5 RoonをAIRBOW SA12 MasterにUSB接続して使いました。
発売間もないと言うことで届けられた試聴機は、完全な「新品」でした。箱出しの状態で鳴らしてみると、高域は伸びず、音は重く鈍く、お世辞にも良い音は出てきません。マニアの方なら「エイジング(鳴らし込み)」で音が良くなることをご存じだと思います。
スピーカーのように動くところが多いと、なんとなく納得して頂けるかもしれませんが、アンプやCDプレーヤーなど電子部品だけで構成されるコンポでも、この「エイジング」はとても大切です。
朝から鳴らし始めて昼過ぎ頃には、音がすこし解れてきました。夕方にはもっと良くなっていましたが、まだ「本調子」とは思えないので、そのまま音を出したままにして退社しました。
翌日の夕方頃には完全に「目覚めた音」になったので、レポートを書くことにしました
ELAC VELA BS 403.2 メーカー希望小売価格 330,000円(ペア・税別・ホワイト/ブラック)
              メーカー希望小売価格 350,000円(ペア・税別・ウォールナット) (メーカーホームページ
ELAC エラック スピーカー ご購入お問い合わせは、経験豊富な逸品館におまかせください。
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過去のレポートを見ていただいても分かるように、JETツィーター最大の問題点は「指向性の狭さ」にあります。
BS403.2も鳴らし始めたときは、正面と横で音がかなり違っていました。エイジングが進むにつれてそれは徐々に緩和されましたが、それでも正面で聞くときと少し横で聞いた時の音の違いは完全に解消せず、やはり「正面で聞く方が良い音のするスピーカー」だと言うことは、代わりありません。
もう一つ気づいたのは、JET特有の「高域の切れ味の甘さ(芯の緩さ)」です。
金属振動板のツィーターとテキスタイル(布)振動板のツィーターを比較しても分かるように、振動板が柔らかい素材だと「アタックが弱く」なります。JET5もそういう傾向があります。これは今までそれほど気にならなかったのですが、ウーファーの素材変更や、クロスオーバー周波数の変更などで、VELAではその傾向が強めに出たのかも知れません。ただし、「ソフトなタッチ」のサウンドがお好みなら問題にはならないと思いますし、ハードな録音のソフトでもエッジが「強くなりすぎない」という良さもありますから、ここは好みの問題はあると思います。
 せせらぎ
解像度が非常に高く、クリアで見通しが良い音質です。加えて前後左右方向への音の広がりが大きく、音が消えてしまう位置(広がりの限界面)が感じられず、部屋の中でスピーカーを鳴らしているという「窮屈さ」が全くありません。
鳴き声からその動きや仕草まで分かるほど、鳥の鳴き声は表情が豊かです。
 ドリーミン
シンセサイザーの音は、立ち上がりの切れ込み感が少し物足らないのですが、細やかさ透明感、響きの美しさは抜群です。ボーカルは癖なく端正になりますが、表情はしっかりと伝わります。
伴奏とボーカルの分離も素晴らしく、ボーカルがスピーカーの真ん中に高密度に定位します。
輪郭は細目で「強さ」もあまり感じらません。心地よく流れるような曲調で鳴っています。
 トラベラー
弦が弾ける音、パーカッションの音は明らかに弱く、楽器のアタックが小さくなります。
ピアノの打鍵感は、意外にハッキリと出て、ピアニストのタッチはきちんと伝わります。
それぞれの楽器の分離感がかなり細やかで、定位もしっかりしています。
ただし、この曲の場合「ガッツ(力強さ)」には、やや問題があると感じました。
 ノー・サンクチュアリー・ヒヤー
低音はしっかりと出ますが、サイズから想像される量感を超えるほどではありません。新しいバスレフポートの効果でしょう、低音は膨らまずしっかり出てきます。低音が魅力のボーカルやコーラスのパートでは、低音が物足りなく感じられます。
ただ、分離の良さはさすがで、メインボーカルがすっと前に抜けてきました。
 ラブ
ピアノの響きが混濁する、音場に濁りが出てくる、フォルトで音が混濁するなど、このソフトでは今まで感じられなかったBS403.2のネガティブな部分を感じるようになります。もしかすると、ソフトの録音に問題があり、それがハッキリと出てきてしまっているのかも知れません。
また、flac 192KHz/24bitの音源を再生しましたが、CDから取り込んだ44.1KHz/16bitの音源と音質差があまり感じられません。しかし、それはCD品質でもハイレゾくらいの細やかさが再現されていたからでハイレゾの再現性に問題はないと思います。
ELAC VELA FS 407.2 メーカー希望小売価格 660,000円(ペア・税別・ホワイト/ブラック)
              メーカー希望小売価格 700,000円(ペア・税別・ウォールナット) (メーカーホームページ
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 せせらぎ
全体的な音調は、BS403.2とほとんど変わりませんが、音場の奥行きがさらに深くなり、音場が下に伸びて来るのが印象的です。
足下がぬれているように感じられるほどリアルなせせらぎの定位と、体の後ろ側まで回り込む音場の広がりの豊かさは圧倒的です。
トールボーイ型なのにブックシェルフを超えるような立体感と定位感が実現することに驚かされました。
 ドリーミン
低音が増強されたためでしょう、パワー感(力強さ)は403.2の150%~200%くらいにアップして感じられます。
楽器の響きが長くなり、ボーカルにも力強さや、ドスの効いたAmanda McBroom Dreamingさん独特の声色がしっかり出ます。
アタック感もかなり向上しましたが、BS 403.2にくらべ口元の定位感は少し大きく(肥大)なっているようです。
 トラベラー
アタックが弱いという問題は解決しませんが、楽器の位置関係が明確になり、ピアノの打鍵感(タッチの再現)も向上しています。
けれど、やはりギターは金気が不足し、パーカッションの音量も小さくなっています。
このソフトに、ELACはミスマッチです。
 ノー・サンクチュアリー・ヒヤー
低音の出方はさすがに違います。声が太くなり、コーラス部分での迫力が倍増しました。
音の広がりや定位も大きく向上し、体を包み込む「サラウンド」のような広大な音場空間が出現しました。
それ以外は、ほとんどBS403.2と同じ印象です。
 ラブ
空間の濁りが低減し、全体にスッキリした印象が出てきました。
しかし、音の頭(アタック)は明らかにつぶれていて、聴感上の高音が伸び足りません。これが、ハイレゾとノーマルの音の違いが再現されにくい原因の一つだと思います。
ウッドベースも高次倍音が少ないため切れ味が鈍く、リズムが曖昧でもやもやします。
ELAC VELA Series (BS403.2/FS407.2) 総合評価
VELA Series は、これまで作り続けられてきたELACの「伝統的なサウンド」がしっかり踏襲され、欠点だった「指向性」が改善されています。スピーカーの存在を感じさせず圧迫感のない音の広がりはさすがです。この部分は高く評価できます。さらに分離感の高さ、透明感の高さ、細やかさなどは、この価格帯の水準を超えていると感じました。
しかし、同時にJET特有の長所と短所もそのまま引き継がれています。アタックの弱さ、切れ込みの曖昧さはほとんど向上していません。
VELA Seriesが最もマッチするジャンルは「クラシック」です。それも小編成よりも大編成が得意です。なぜならば、楽器から離れた位置で演奏を聞くクラシック、特に大きなホールで行われる演奏の場合、音の広がりや細やかさ、空間の濁りの少なさ、さらにはJETの「音色変化の細やかさ」がとても良く生かされるからです。カンターテドミノの「コーラス部分」などは、ぞくぞくするような音が出ました。
ミスマッチなのは、Rockのようにリズムが激しく音量を大きくしたくなるジャンルです。大音量では音が濁り、リズムが腰砕けます。また、カントリーミュージックや民族音楽のような「切れ味のある楽器」や「アタックを中心に構成される音楽」です。パワー感が出ず、もどかしくなります。
しかし、これらの弱点はスピーカーに近づけばかなり緩和します。それほど大きくない部屋で、スピーカーにうんと近い位置(1.5m以内)で聞けば、BS403.2の実力が最大に発揮されるでしょう。BS407.2もスピーカーからそれほど離れず、2m以内の距離で聞くのがお薦めです。筐体もスリムで奥行きも小さいので、スモール・ルームで活用したいスピーカーだと思いました。
2018年11月 逸品館代表 清原 裕介

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In VELA of ELAC, the narrow directivity (strength) of the ribbon tweeter has been improved by the waveguide. In VELA of ELAC, the narrow directivity (strength) of the ribbon tweeter has been improved by the waveguide.

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ELAC ELAC VELA Series BS403.2 FS407.2 Sound Quality Audition Comparison Test Review

 

ELAC VELA series BS403.2 / FS407.2  sound quality comparison test 
(2012 VELA FS407, BS403 sound quality test is here )

In November 2018, two models of ELAC "400 LINE" renewal model "Vela 400.2" series were released by Yukim.
Product overview
Both models are available in three colors: black high-gloss, white high-gloss, and walnut high-gloss. The price for the tall boy "Vela FS 407" is 660,000 yen (pair) for black and white, and 700,000 yen (the same) for walnut. The black and white of the bookshelf "Vela BS 403" is 330,000 yen (same), and the walnut is 350,000 yen (same).
The VELA Series uses slanted front baffles and an enclosure that is narrowed toward the rear to reduce standing waves generated inside the cabinet. Highly rigid aluminum plates are used for the top plate and terminal plate to suppress vibration. 
The way bass is pulled out (the shape of the bass reflex port) has also been changed so that the bass reflex port is oriented toward the bottom plate. 
Previously, it was "common speaker design" to not block the exit of the bass reflex port, but recently, "methods that use a plate that reflects low frequencies" such as TAD and Whafedale are increasing. This new way of thinking reduces the "bass bulge" that is peculiar to bass reflexes, and solves the "problem that bass sound changes greatly depending on the position of the speaker." The improvements made to VELA are probably aimed at this point.
 
The appearance is more stylish than before and the texture is also improved, but the price has risen by nearly 30% from the previous model BS403 (270,000 yen) and FS407 (520,000 yen), so is it a little higher? I have the impression. 
The tweeter uses the "JET5" produced at the headquarters factory in Kiel, Germany. The driver type JET5, which has an area 10 times larger than a 25mm diameter dome type tweeter and has a large maximum output, is a tweeter ELAC has traditionally continued to use. However, it has the disadvantage that the "difference in treble" when listening in front of the speaker and when listening slightly to the side is large because "directivity is narrow (strong)".
  "JET5" installed in BS403
Vela addresses this issue by installing a newly designed wave guide. Furthermore, by lowering the crossover band compared to the conventional model, the goodness of JET5 can be brought out more. 
 "JET5" installed in VELA BS403.2
The woofer is equipped with a 150mm AS-XR woofer that adopts the ELAC traditional vibrating version of Kurtmueller's paper cone and aluminum cone. For the network, a large air core coil with excellent sound quality and a board composed of high-quality parts are separated for the woofer and the tweeter and arranged in a separate configuration. 
The series is a Tallboy type VELA FS 407.2 (660,000 yen pair) consisting of a JET5 tweeter and two 150mm woofers, and a bookshelf type VELA BS 403.3 (33 each with one JET5 tweeter and one 150mm AS-XR woofer. 10,000 yen pair). The BS 403 dedicated stand "LS80" is also planned to be released in sequence (price undecided).
Sound quality test
Since the delivered listening device will be used at the International Audio Show, the listening period is only 3 days! It is a busy schedule. 
The following components were used for the audition.
For the integrated amplifier, AIRBOW PM10 Ultimate
 PM10 Ultimate AIRBOW 780,000 yen (excluding tax) ( here Shop in cash ) ( Click here for the Shop of the card )
The sound source used AIRBOW music PC MNP-i5 Roon connected to AIRBOW SA12 Master by USB.
 AIRBOW SA12 Master 400,000 yen (excluding tax) ( Click here for cash ) ( Click here for card )
The listening device that was delivered just after it was released was a completely new product. When I rang it out of the box, the high range did not grow, the sound was heavy and dull, and no good sound came out to compliment. If you are a maniac, you know that the sound gets better with "aging". 
You may be convinced if you have many moving parts like a speaker, but this "aging" is very important even for components that consist only of electronic components such as amplifiers and CD players. 
It started to ring in the morning, and by the afternoon, the sound started to sound a little. It was getting better in the evening, but I still can't think it's in good shape, so I left the company and left the company. 
By the evening of the next day, I had a completely "awakening sound", so I decided to write a report.
ELAC VELA BS 403.2 Manufacturer's suggested retail price 330,000 yen (pair, tax not included, white/black)
              Suggested retail price 350,000 yen (pair, tax not included, walnut) ( maker homepage )
ELAC Elack Speakers For inquiries about purchasing, leave it to our experienced gem museum.
Cash payment/contactCard payment/One-click orderFind a used item
As you can see from past reports, the biggest problem with JET tweeters is "narrow directivity".
When BS403.2 also started ringing, the sound was quite different between the front and side. It gradually eased as the aging progressed, but it still did not completely eliminate the difference in sound when listening from the front and a little sideways, and it is still a "speaker that sounds better when listening to the front". There is no substitute for saying that. 
Another thing I noticed is the JET's unique "sweetness in the high range (the looseness of the core)".
As you can see by comparing the tweeter of the metal diaphragm and the tweeter of the textile (cloth) diaphragm, if the diaphragm is a soft material, the "weak attack" will occur. JET5 also has that tendency. I haven't noticed this much so far, but it may be that VELA has a stronger tendency due to changes in the woofer material and changes in the crossover frequency. However, I don't think it's a problem if you prefer a "soft touch" sound, and even with hard recording software, the edge is "not too strong", so here is your favorite problem. think.
 Murmuring
The resolution is very high, and the sound quality is clear and has good visibility. In addition, the spread of sound in the front, back, left, and right directions is large, and the position where the sound disappears (the limit surface of the spread) cannot be felt, and there is no "comfort" that the speaker is sounding in the room. 
The more you can understand the movements and gestures of the bark, the more the bird's bark expresses itself. 
 Dreamin
The synthesizer sound has a slight lack of a sense of rising edge, but it is outstandingly transparent and has a beautiful sound. Vocals are neat and neat, but their facial expressions are conveyed firmly. 
The separation of accompaniment and vocals is also wonderful, and the vocals are localized in the middle of the speaker with high density. 
The contours are fine and you don't feel much "strength". It sounds in a mellow, mellow tone. 
 Traveler
The sound of strings plucking and percussion sounds is obviously weak, and the attack of the instrument is small. 
The feel of tapping on the piano is surprisingly clear, and the pianist's touch is transmitted properly. 
The separation of each instrument is quite delicate and the localization is solid. 
However, I felt that there was a problem with "guts (power)" for this song.
 No Sanctuary Here
The bass is solid, but not too loud as its size suggests. It will be the effect of the new bass reflex port, the bass does not swell and comes out firmly. In the vocals and chorus parts where the bass is attractive, the bass is unsatisfactory. 
However, the separation was really good, and the main vocal came out straight ahead. 
 love
You can feel the negative parts of BS403.2 that you could not feel with this software, such as the sound of the piano is cloudy, the sound field is cloudy, and the sound is clouded by a fault. Perhaps there is a problem with the recording of the software, and it may have come out clearly. 
Also, I played the flac 192KHz/24bit sound source, but I can't feel the difference in sound quality from the 44.1KHz/16bit sound source imported from the CD. However, I think that there is no problem in the reproducibility of high resolution because the details of high resolution are reproduced even in CD quality.
ELAC VELA FS 407.2 Manufacturer's suggested retail price 660,000 yen (pair, tax not included, white/black)
              Manufacturer's suggested retail price 700,000 yen (pair, tax not included, walnut) ( maker homepage )
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 Murmuring
The overall tone is almost the same as that of BS403.2, but it is impressive that the sound field gets deeper and the sound field extends downward. 
The realistic murmuring localization that makes you feel as if your feet are wet, and the richness of the sound field that extends to the back of your body are overwhelming. 
I was surprised to see that the Tallboy type achieves a stereoscopic effect and localization that surpasses that of a bookshelf. 
 Dreamin
Probably because the bass is enhanced, you can feel the power (power) from 403.2 to 150% to 200%. 
The sound of the instrument becomes longer, the vocals are powerful, and the unique voice of Amanda McBroom Dreaming, which has a strong effect, appears firmly. 
Although the attack feeling has improved considerably, it seems that the localization of the mouth is slightly larger (bloated) compared to BS 403.2. 
 Traveler
Although the problem of weak attack is not solved, the positional relationship of the instruments has been clarified, and the feeling of tapping the piano (reproduction of touch) has also improved. 
However, the guitar is still lacking in energy and the percussion volume is low.
ELAC is a mismatch with this software. 
 No Sanctuary Here
The way the bass sounds is truly different. The voice became thicker and the power in the chorus part doubled. 
The spaciousness and localization of the sound have been greatly improved, and a vast sound field space that surrounds the body, such as "surround," has appeared.
Other than that, it has almost the same impression as BS403.2. 
 love
The turbidity of the space has been reduced and the overall impression has been refreshed. 
However, the head of the sound (attack) is clearly crushed, and the high notes in the sense of hearing are not extended enough. I think this is one of the reasons why it is difficult to reproduce the difference between high-resolution and normal sounds.
The wood bass also lacks high-order overtones, resulting in a dull edge.
ELAC VELA Series (BS403.2/FS407.2) Overall Evaluation
The VELA Series is based on ELAC's "traditional sound" that has been continuously produced, and the "direction", which was a drawback, has been improved. As expected, the sound spreads without feeling the presence of speakers and without feeling of pressure. This part is highly appreciated. Furthermore, I felt that the high level of separation, high level of transparency, and delicacy exceeded the level of this price range. 
However, at the same time, the strengths and weaknesses of JET have been retained. The weakness of the attack and the ambiguity of the notch have hardly improved. 
The genre that the VELA Series best matches is "classic". It is also good at large formations rather than small formations. This is because, in the case of classical music where you hear the performance away from the instrument, especially in the case of playing in a large hall, the spread and fineness of the sound, the small amount of turbidity in the space, and the JET's "fine change in timbre" Because it is used very well. Cantate Domino's "chorus part" etc. made a tingling sound. 
Mismatch is a genre with rocky rhythm that makes you want to increase the volume. At high volume, the sound becomes muddy and the rhythm slows down. In addition, it is a "sharp instrument" like "country music" or "folk music" or "music composed mainly of attack". There is no sense of power and it becomes frustrating. 
However, these weaknesses are alleviated considerably closer to the speaker. In a room that is not so large, listening to the speaker at a position very close to the speaker (within 1.5 m) will maximize the power of BS403.2. It is recommended that you listen to BS407.2 at a distance of less than 2 m, not too far from the speaker. Because the housing is slim and the depth is small, I thought it was a speaker that I would like to use in a small room.
November 2018 Yusuke Kiyohara, Representative of Ginkan

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