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2020年11月29日 08:53 毎日新聞
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写真 事業者に仕事内容や待遇などについて相談する参加者ら=甲府市内で2020年11月28日午後1時59分、山本悟撮影 |
森林に関心を持つ一般の人を対象とした林業就業相談会が28日、甲府市内で開かれ、例年の参加者を上回る31人が参加した。今年は新型コロナウイルスの影響で健康志向が強まっていることが指摘され、体を使って野外で開放的に働ける仕事内容に注目する声が目立った。【山本悟】
相談会は、林業の担い手確保を目的に、山梨県森林協会が主催し、1997年から毎年実施している。ここ5年は毎年20人前後が参加、昨年は21人が相談に訪れた。今年は県内の森林組合や民間の林業会社など10事業者がブースを構え、県内をはじめ、東京都や神奈川、長野両県など県外からも相談者が訪れた。
山梨県身延町の会社員、中野宏洋さん(34)は林業について「体を使うから、その分ご飯をおいしく食べられ、ぐっすり眠って健康的な仕事だと思う」と話し、「コロナウイルスの感染拡大が相談会に足を向けるきっかけとなった」と話した。
甲斐市出身で、コロナ禍で学費が払えなくなり仙台市の大学を今春に退学したという男性(21)は「野外で少人数で仕事ができる林業は、コロナの感染を気にすることもなく働ける。もうこれ以上、コロナに影響されたくない」と参加の理由を語った。
相談会にブースを出した原林業(北杜市)によると、就業の問い合わせは年間約40件あるが、今年は100件を超える。原二士夫社長(55)は「コロナの影響で健康志向の人が増え、さらに建物の中で感染におびえて仕事をしたくない人も林業に目を向けているようだ」と説明した。
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