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2021年05月03日 13:10 朝日新聞デジタル
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写真 開発した3種類の「函館ブリたれカツバーガー」を見せる国分晋吾さん(中央)ら「海の教室実行委員会」スタッフ=2021年5月1日午前11時47分、函館市石川町の函館蔦屋書店、三木一哉撮影 |
北海道の函館など道南で漁獲が増えているブリの活用を進めようと、昨年度から日本財団の支援でキャンペーンをしてきた任意団体「はこだて海の教室実行委員会」が今年度、子どもにも好評だった「たれカツ」に重点を置いて消費拡大運動を続ける。このほど、函館市の函館蔦屋書店でたれカツをパンにはさんだ「函館ブリたれカツバーガー」のお披露目と販売があった。
道の渡島総合振興局によると、渡島地方では10年ほど前から天然ブリの漁獲量が増え始め、2020年にはスルメイカよりも多い1万1128トンの水揚げがあった。19年の北海道での漁獲量は1万808トンで全国4位。漁獲急増の原因は不明だが、地球温暖化などによる海水温の上昇も一因といわれている。
函館の水産業を支えてきたサケやスルメイカの低迷が続く今、好調なブリには期待がかかるが、総務省家計調査(18~20年平均)では、札幌市のブリ消費量は年937グラムで全国平均の1630グラムの57%にとどまる。渡島振興局水産課の石毛友里絵主事は「ブリの消費が伸びないのは、もともと北海道にブリを食べる習慣がなく、調理法が確立していないため。イカやサケに代わる名物にするのは難しいが、函館の水産業、飲食業、食品産業を支える柱の1本に育てていけたら」と話す。
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