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2021年7月30日金曜日

隕石でつくられていた「ツタンカーメンの短剣」 象形文字に記された空の鉱物の謎が解明。長い間、錆びない短剣の成分は、ニッケル、鉄、コバルトなどの隕石の成分が高いレヴェルで含まれていた。

 


『Meteoritics and Planetary Science』に掲載された論文によると、この分析結果は「(短剣の金属が)隕石起源であるという説を強く支持」するものだったという。その理由は、ニッケル、鉄、コバルトが高いレヴェルで短剣に含まれていたためだ。また、同じ地域で見つかった隕石とこの短剣を比べると、含まれる金属の比率が似ていたという。

古代エジプト人は、「これらの金属の多くが空から落ちてきたもの」であることに気づいており、そのことに彼らは大きな価値を見出していたと調査チームは推測している(論文によると、エジプト人たちは紀元前13世紀頃から、「空の鉱物」と訳せる象形文字を使っていたという)。

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