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2021年9月7日火曜日

新型ホンダジェット「Elite S」発表 航続距離を最大約222キロ伸長。Announcement of the new HondaJet "Elite S" Extends the cruising range by up to 222km.新型HondaJet“ Elite S”的发布将续航里程延长了222公里。Анонс нового HondaJet «Elite S» Увеличивает запас хода до 222 км.الإعلان عن هوندا جيت الجديدة "إيليت إس" يوسع نطاق الإبحار حتى 222 كم. & MAEZAWA NEW JET

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https://news.mixi.jp/view_news.pl?id=6532590&media_id=40

2021年05月27日 10:51  ITmedia ビジネスオンライン

ITmedia ビジネスオンライン

写真HondaJet Elite S新カラー3色
HondaJet Elite S新カラー3色

 ホンダの航空機事業子会社、米国ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は5月26日、小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」の最新型「HondaJet Elite S(エリートS)」を発表した。




【スペシャルコンセプトデザイン】



 最新型のエリートSは、従来のモデルより運用性能を拡充し、操縦性を向上した。機体の最大離陸重量を200ポンド(約91キロ)増加。より多くの荷物を搭載すること、あるいは燃料搭載量を増やし、航続距離を最大約222キロメートル伸ばすことを可能とした。



 航空電子機器システムもアップグレードした。無線通信をテキストメッセージで行うFAA Data CommとACARS、パイロットの地上操縦時の負荷を軽減するASASシステムを導入。負荷軽減と機体運用の安全性を向上した。



 外観デザインは、「ガンメタル」「ラックスゴールド」「ディープシーブルー」の3色をカラーデザインに追加。エリートSのロゴは、赤の“S”字を追加し、特徴的なスタイルにこだわった。また、エクステリアカラーの選択に応じて色をカスタマイズすることも可能とした。



 HACIの藤野道格社長は 「HondaJet Elite Sへのアップグレードにより、さらなる価値をお客様にお届けします。新しいElite Sがもたらす革新、設計、最先端のエンジニアリングにより、今後もビジネス航空業界において、新たなスタンダードを確立してまいります」とコメントした。


https://www.businessinsider.jp/post-184901 

新型「ホンダジェット エリート」を体験! より速く、より静か、より豪華に

ホンダジェット エリートと筆者

ホンダジェット エリート。

Benjamin Zhang/Business Insider

2015年、HA-420 ホンダジェット(HondaJet)の生産がスタート、ホンダは航空事業への参入を果たした。

ホンダジェットは、ホンダ・エアクラフト・カンパニー(Honda Aircraft Company)のCEO、藤野道格氏が率いた30年におよぶ研究開発の集大成。

ホンダはその高い技術力で世界的に知られている。ハイブリッド・スーパーカーから芝刈り機まで、同社製品すべてが世界クラス。

だが、ホンダがジェット機の製造をイチから手がけていることは、まだあまり知られていない。

関連記事5億5000万円のホンダジェットに乗ってみた。プライベートジェットの新境地だ

2017年秋、Business Insiderは初代ホンダジェットがアメリカ北東部で初めて行ったテストフライトに搭乗する機会を得た。最高だった。ホンダジェットは、速くて快適、そして革新的な設計で溢れていることを証明した。

2018年、ホンダはそのアップグレード版を発表した。その名もホンダジェット エリート(HondaJet Elite)。同社の高級スクーターに与えられていた称号と同じ。

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スクーターのエリートは初代ホンダジェットと同じ時期に販売されていたが、現在生産されているのは飛行機のみ。

2019年2月、我々はノースカロライナ州リーンズバラにあるホンダ・エアクラフト・カンパニーに向かった。ホンダジェット エリートのテストフライトに搭乗するために。

ホンダジェット エリートの価格は525万ドル(約5億8000万円)から。初代ホンダジェットより35万ドル高い。

ホンダジェット エリートのフライトを見てみよう。

我々はノースカロライナ州グリーンズバラにあるホンダ・エアクラフト・カンパニーの本社を訪問した。

ホンダ・エアクラフト・カンパニー本社

Benjamin Zhang/Business Insider


エプロンで我々を待っていたのは、新型ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)

Benjamin Zhang/Business Insider


2017年、我々は初代ホンダジェット(HondaJet)を見学する機会を得た。そしてその魅力、性能、革新的な機能のとりこになった。

初代ホンダジェット(HondaJet)

Hollis Johnson


最新版はどのようにアップグレードされたのか見ていこう。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)

Benjamin Zhang/Business Insider


サイズはそのまま。全長42.62フィート(12.99メートル)、全高14.90フィート(4.54メートル)、翼幅39.76フィート(12.12メートル)。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):前面

Benjamin Zhang/Business Insider


特徴的なノーズデザインも変わらない。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)

Benjamin Zhang/Business Insider


藤野氏によると、ノーズのデザインは、同氏が休暇中にハワイの免税店で見かけたサルバトーレ・フェラガモのハイヒールからインスピレーションを得た。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):ノーズ

Benjamin Zhang/Business Insider


ターボファンエンジンHF120も変わらない。

ホンダジェット エリート:ターボファンエンジンHF120

Benjamin Zhang/Business Insider



GE Honda エアロ エンジンズ製HF120の推力は、変わらず2095ポンド。だが、より低騒音となるよう改良された。

ホンダジェット エリート:ターボファンエンジンHF120

Benjamin Zhang/Business Insider


前にも書いたが、VTECは搭載されていない。

ターボファンエンジンHF120

Benjamin Zhang/Business Insider

VTEC(Variable Valve Timing and Lift Electronic Control system)は、ホンダが世界に誇る「可変バルブタイミング・リフト機構」。同社の多くの車に搭載されている。VTECエンジンは低回転時には燃費効率に優れ、高回転時には高出力を発揮する。クルマ好きにはとても有名だ。

ホンダジェットを何よりも際立たせているのが、エンジンの配置。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)

Benjamin Zhang/Business Insider


エンジンは胴体後部ではなく、主翼上面に配置。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):エンジンの配置

Benjamin Zhang/Business Insider


ホンダによると、このデザインによって、広く、静かな客室を実現したことはもちろん、

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)

Benjamin Zhang/Business Insider


主翼の設計を一新し、

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):主翼

Benjamin Zhang/Business Insider


T字尾翼を微調整して性能を向上させた。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):T字尾翼

Benjamin Zhang/Business Insider


その結果、離陸距離はわずか3491フィート(1064メートル)。上昇率は毎分4100 フィート(1250メートル)。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)

Benjamin Zhang/Business Insider


トランク(後部荷物室)は57立方フィート(1.61立方メートル)、

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):トランク

Benjamin Zhang/Business Insider


客室のすぐ後ろにある。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):トランク

Benjamin Zhang/Business Insider


ノーズにも9立方フィート(約0.25立方メートル)の「フランク」(前部荷室)がある。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):フランク(前部荷物室)

Benjamin Zhang/Business Insider


多くのジェット機と違い、ホンダジェットの燃料給油口は1つ。機体後方、右エンジンの近くにある。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):燃料給油口

Benjamin Zhang/Business Insider


給油中!

給油中のホンダジェット エリート(HondaJet Elite)

Benjamin Zhang/Business Insider


胴体構造にカーボン複合材を採用。従来のアルミニウム構造よりも軽くて強い。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)

Benjamin Zhang/Business Insider


乗ってみよう!

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):搭乗口

Benjamin Zhang/Business Insider


客室の広さは、全長17.8フィート(5.43メートル)、全幅5フィート(1.52メートル)、全高4.83フィート(1.47メートル)。大人は身をかがめることになる。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):客室

Benjamin Zhang/Business Insider



客室の定員は4名。向かい合わせのシートはフローティング・ボールジョイント・システムを備える。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):客室のシート

Benjamin Zhang/Business Insider


つまり、前後左右に動かすことができる。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):客室のしーと

Benjamin Zhang/Business Insider


初代ホンダジェットはドアの前にもシートがあった。

初代ホンダジェット:ジャンプシート

Hollis Johnson


エリートでは、スタイリッシュなカーボンファイバーで覆われたギャレーに変わっていた。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):ギャレー

Benjamin Zhang/Business Insider


だが、定員は変わっていない。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):客室

Benjamin Zhang/Business Insider


ホンダジェット エリートのトイレはシートベルト付き。フライト中に乗客が座ることができる。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):シートベルト付きのトイレ

Benjamin Zhang/Business Insider


シートの下はフル機能のトイレ。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):トイレ

Benjamin Zhang/Business Insider


トイレの向かいにはコバルトブルーの洗面台。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):洗面台

Benjamin Zhang/Business Insider


トイレには小さな天窓が2つ。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):トイレの天窓

Benjamin Zhang/Business Insider


近くで見てみると、機体のカーボン複合材が見える。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):天窓から見える機体のカーボン複合材

Benjamin Zhang/Business Insider


6つ目の客席はコックピットの中、機長の右側の副操縦士席。

HondaJet Eliteコックピット

Benjamin Zhang/Business Insider


これは、ホンダジェットが1人で操縦できる設計になっているから。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):コックピット

Benjamin Zhang/Business Insider


フライト中、客室は驚くほど静か。初代よりさらに静かだった。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):フライト中の窓から見たターボファンエンジンHF120

Benjamin Zhang/Business Insider


高度3万フィート(9144メートル)での最大巡航速度は時速422ノット(時速782キロメートル)。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):コックピット

Benjamin Zhang/Business Insider


航続距離は2661キロメートル。初代から延びたのは燃料タンクを追加したため。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):コックピットのディスプレー

Benjamin Zhang/Business Insider


コックピットには初代ホンダジェットも搭載したGarmin G3000次世代オールグラスアビオニクスシステムのアップグレード版。3つの14.1インチ高解像度ディスプレイと、

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):Garmin G3000次世代オールグラスアビオニクスシステムのアップデート版

Benjamin Zhang/Business Insider


2つの5.7インチタッチスクリーン。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):5.7インチタッチスクリーン

Benjamin Zhang/Business Insider


コックピットとその操作は分かりやすく、シンプルな設計。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):コックピットのスイッチ類

Benjamin Zhang/Business Insider


エンジンスタートボタンはプッシュボタン式。ホンダ アコードと同じ。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):エンジンスタートボタン

Benjamin Zhang/Business Insider


サイドスティックではなく操縦桿を採用。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):操縦桿

Benjamin Zhang/Business Insider


副操縦士席からの眺めは素晴らしい。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):副操縦士席からの眺め

Benjamin Zhang/Business Insider


客室からの眺めも息をのむほど。大きな窓から自然光が降り注ぐ。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):客室からの眺め

Benjamin Zhang/Business Insider


サンシェードもある。スマートフォン、または内蔵のタッチパッドで操作できる。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):タッチパッド

Benjamin Zhang/Business Insider


タッチパッドで温度調整と、

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):タッチパッド

Benjamin Zhang/Business Insider


サウンドシステムの調整も可能。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):タッチパッド

Benjamin Zhang/Business Insider


ステレオについて言えば、ホンダジェットには従来のスピーカーがない。代わりに、客室は数十のトランスデューサー(変換器)に囲まれている。機体の革張りの壁を振動させ、音楽に包まれているように感じる。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):客室の天井

Benjamin Zhang/Business Insider


シートは豪華な革張り。ソフトで快適、そしてしっかりと体を支えてくれる。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):客室のシート

Benjamin Zhang/Business Insider



格納式のテーブルが機体の両サイドに。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):格納式のテーブル

Benjamin Zhang/Business Insider


テーブルの下には光るホンダジェットのサイン。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):ホンダジェットのサイン

Benjamin Zhang/Business Insider


すぐにグリーンズバラに戻る時間になった。フライトはそれほど長くはなかったが、ホンダジェット エリートの魅力を十分に味わうことができた。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite):コックピット

Benjamin Zhang/Business Insider


我々にとって、初代ホンダジェットはゲームチェンジャーだった。ホンダジェット エリートは、より速く、より静か、より豪華になっている。

ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)

Benjamin Zhang/Business Insider

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