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2021年9月11日土曜日

The supersonic airliner (jumbo jet) Overture will carry up to 88 passengers in all business class and fly at Mach 1.7. * The aircraft will connect New York and London within 4 hours and San Francisco and Tokyo within 6 hours. Boom Supersonic is a Colorado-based startup company. 超音速旅客機(ジャンボジェット機)オーバーチュアは、全席ビジネスクラスで最大88名の乗客を乗せ、マッハ1.7で飛行する。 * 同機はニューヨークとロンドンを4時間以内、サンフランシスコと東京を6時間以内で結ぶ。 ブーム・スーパーソニック社(Boom Supersonic)はコロラド州を拠点とするスタートアップカンパニーです。

English Version.


Japanese Version.

https://www.google.com/amp/s/www.businessinsider.jp/amp/post-236249

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ユナイテッド航空が発注した超音速旅客機「オーバーチュア」

ユナイテッド航空が発注した超音速旅客機

Boom Supersonic

  • ユナイテッド航空は6月3日、ブーム社のコンコルドに似た超音速旅客機15機を発注し、超音速市場へ参入した。
  • ブーム社の超音速旅客機「オーバーチュア」は、全席ビジネスクラスで最大88名の乗客を乗せ、マッハ1.7で飛行する。
  • 同機はニューヨークとロンドンを4時間以内、サンフランシスコと東京を6時間以内で結ぶ。

ブーム・スーパーソニック(Boom Supersonic)はコロラド州を拠点とするスタートアップで、空の旅の新時代を切り開くべく、超音速旅客機の開発を行っている

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


最新の提携企業はユナイテッド航空だ。同社は、主力機の「オーバーチュア(Overture)」15機を発注し、超音速旅客機を運航する初のアメリカの航空会社になることを目指している

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


ブームは、超音速旅客機を象徴するコンコルドが2003年に空から姿を消してから30年足らずの2030年までに超音速での旅客飛行を実現しようとしている

コンコルド

2003年に姿を消した超音速旅客機コンコルド。

AP

AP


オーバーチュアはコンコルドのような航空機で、音より速いマッハ1.7で飛行する

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


全席ビジネスクラスの1列シートで、乗客は最大88人搭乗できる

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


オーバーチュアは、通常の旅客機より高い高度6万フィート(約1万8000m)を飛行する。この高度で飛行できる民間航空機は存在しない

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


ニューヨーク-ロンドン間への導入が最有力で、ユナイテッド航空は同社のハブ空港であるニューアーク・リバティー国際空港とイギリスの首都を3時間30分で結ぶとアピールしている。陸地上空の飛行が許可された場合、ニューアーク-ロサンゼルスの所要時間も短縮されるだろう

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


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その他の候補に、ニューアークとフランクフルト(ドイツ)を4時間で結ぶ路線がある

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


サンフランシスコ-東京は6時間の飛行だ。だが、途中の燃料補給を行わずにこの路線を飛ぶには、オーバーチュアの航続距離を伸ばす必要がある

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


オーバーチュアは、ユナイテッド航空が運航する際には温室効果ガス排出ゼロで、サステナブルな航空燃料を使用するという

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


ユナイテッド航空のサステナブルに関する取り組みには、2050年までに温室効果ガスの排出量を100%削減し、100%グリーンな企業になるという計画がある。だが現在、バイオ燃料の利用は一部の空港に限られるため、オーバーチュアをメインにするためにはサステナブルな航空燃料のインフラの拡充が必要だ

ユナイテッド航空のボーイング737型「エコ・スカイ」

ユナイテッド航空のボーイング737型「エコ・スカイ」。

Greg K__ca/Shutterstock.com

Shutterstock


今回の契約では15機を購入し、ユナイテッド航空が希望すればさらに35機を増やせる。1機の価格は2億ドルで、総額30億ドルになる

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

出典:Washington Post


この契約は、まだ確定ではない。ブームは、ユナイテッド航空が求める安全面、運航面、持続可能性の面での厳しい基準を満たさなければならない

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


オーバーチュアは2025年にお目見えし、初フライトは2026年の予定だ

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


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乗客を乗せたフライトは2029年になるとみられ、その時が超音速旅行時代の幕開けになる

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


オーバーチュアの開発は現在、プロトタイプの段階だ。ブームは2020年10月にプロトタイプ機のXB-1をロールアウトし、2021年後半にはカリフォルニア州モハべの基地から飛行する計画だ

ブーム、超音速旅客機、XB-1

Boom Supersonic

Boom Supersonic


オーバーチュアに注目しているのは、ユナイテッド航空だけではない。日本航空とヴァージン・アトランティック航空は、ブームに出資している

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


アメリカ空軍も、未来のエア・フォース・ワンとしてオーバーチュアに興味を持っており、アメリカの大統領が搭乗することになるかもしれない

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic


ユナイテッド航空は、実現まで何年もかかるかもしれない新しい航空技術に率先して投資してきた

ユナイテッド航空

REUTERS/Louis Nastro

REUTERS


ユナイテッドは2月、アーチャー(Archer)から電動垂直離着陸機を10億ドルで購入し、都市部の航空モビリティ市場に参入した

ユナイテッド航空、アーチャー(Archer )

Archer Aviation

Archer


ユナイテッドのパートナーである地域航空会社のメサ・エアライン(Mesa Airlines)が、ロサンゼルスなどの過密都市で乗客を主要空港まで輸送するシャトルを運航する計画だ

ユナイテッド航空、メサ・エアライン

Archer Aviation

Archer


「我々のミッションは人々を繋げることだが、ブームとの提携でそれを大きなスケールで実現できるようになるだろう」と、同社CEOのスコット・カービィ(Scott Kirby)はプレスリリースで述べた

ユナイテッド航空、ブーム社の超音速旅客機オーバーチュア

Boom Supersonic

Boom Supersonic

[原文:United placed a $3 billion order for 15 supersonic jets. Meet Boom Supersonic's Overture

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)


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