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写真 岸田文雄首相=19日、首相官邸 |
岸田文雄首相は24日のNHK番組で、社会保障制度をめぐり「兼業、副業、フリーランスなど国民の働き方が多様化している。多様な働き方に中立的な社会保障も考えていかなければならない」と指摘した。その上で「『勤労者皆(社会)保険制度』みたいなものを、厚生年金を拡大する形で実現できないか」と語った。 首相は「日本の社会保障制度は従来は年齢で区切っていたが、これからの時代は能力に応じ、支え手に回ってもらう。全世代で社会保障を支える基本的な考え方を進めていかなければならない」と訴えた。 首相は自民党政調会長だった2019年5月に社会保障改革提言を取りまとめ、この中で雇用形態にかかわらず加入できる「勤労者皆社会保険」導入を打ち出していた。
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