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2022年7月22日金曜日

日本がIT後進国となった理由を考えてみたけれど、なんだかんだ言っても、優秀なエンジニアさんとか多い気がするんだけど、なんで?

https://jp.quora.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8CIT%E5%BE%8C%E9%80%B2%E5%9B%BD%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%A9-%E3%81%AA%E3%82%93

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技術力の高いエンジニアが多いですが、会社の内部ルールに時間を使われて、効果的に技術力を発揮できていないようです。例えば、客が怒ったバグに対して上手に説明する。残業時間を多くしてプロジェクトが失敗した時に言い訳に使うなど。

会社によりますが、文系が人事権を握っているSIerなどでは、技術力の高いエンジニアを出世させない方針があるようです。「彼は、コードを書く量が多いけど、バグも出すので、問題がある」などが会議で言われたりします。

アメリカでは、MBA卒がIT会社のマネージャーをしている事が多いのですが、戦略的分析を行ない、会社間で情報を共有しています。どのような環境にエンジニアを置けば、最も効率的な結果になるかを心理学などを使って分析しています。これまでの分析では、エンジニアには、タイムカードを使わずに時間的なプレッシャーを与えない。マイクロマネージをしない。技術力の高い人の給料を上げる。バグの数や書いたコード行数などは判断材料としない。ジムなどの施設を付ける。同僚からの評判が低い5%~10%のエンジニアを解雇する。これらが良い方法とされています。

日本のIT会社の管理職は、エンジニアの残業時間を増やすなどしか行なっていません。文系の管理職は、もっと戦略的分析を行うべきだと思います。ただ、戦略的分析をすると、相対的に文系の給料を下げる結果になるので、行いたくないのでしょう。


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これは持論なのですが、理系科目に苦手意識のある「文系人間」が組織内で高い地位についてしまう仕組みからくるものではないかと思っています。

高校からキャリアが文理に分かれ、「文系の人間」がろくに理系教養を求められる事なく組織のピラミッドを登ってしまう。一方で「理系人間」は、組織論や人心掌握は「俺の仕事じゃない」とばかり、人の上に立つ事を学ばず、使われる立場に甘んじている。

そしてなぜか日本では「経済学、経営学」が文系科目とされているためか、優秀な理系人間の大半が会社経営などの経済活動に興味を持たないのです。

優秀なエンジニアがそれなりに多いのは、経営とかを学ぶ分まで技術に全振りしているから、というのはあるでしょう。そのかわり、技術を解った上で彼らを率いる人材が不足しているのだと思います。

というわけで、犯人は高校の文理分けです。

Hideki Ikemoto

アメリカくらいしか比較できる知識はありませんが、レガシーSIerもベンチャー企業も組織を軽視していたからだと思います。

個人レベルでは確かに優秀な人は多いです。ただ、優秀な人がいるだけでは組織は大きくなりません。組織が大きくならないと社会への影響は与えられません。

自分が見る限り、SIerに代表される上位下達の階層型組織か、個人の力は高いがまとまりがない、そのどちらかの組織がほとんどです。そして、組織論に関しては一部を除いて日本はものすごく遅れています。海外の受け売りならまだしも、それすらできていません。

例えば以前は正直このエントリ嫌いだったのですが、アジャイル開発を推進する側に立つとその通りに感じます。何20年前に終わった議論してるの?と。

私は間違っていた。ごめん。ウォーターフォールは何のメリットも無い - メソッド屋のブログ
私はソフトウェアの専門家としてお答えすると、ウォータフォールは何のメリットも無いというのが私の意見であることを共有しておきたい。そういう意見に至った経緯をこのブログで書き留めて置きたい。 尚、これは所属会社の見解ではないことは明確にしておきます。 サム・グッケンハイマーの一言 私は DevOpsのエバンジェリストで、それ以前からアジャイル開発をかれこれ15年ぐらい実施し、導入の支援をしている。私はかつては、日本の環境の制約の中で如何にアジャイル開発のメリットを最大に引き出すか?ということを考えていた。 ウォーターフォールに対する立場も、真っ向から否定するものでもなく、現状もあるし、それに慣れて…

「ウォータフォールは一切メリットがないので止めておきなさい」

一切メリットがない、まさにその通りです。「ウォーターフォールとアジャイルのいいとこ取り」なんてありえません。はっきり言うとものすごくレベルの低い話をしています

Hideki Ikemoto
 · 3月4日
ウォーターフォール開発ですね。完璧な計画を時間をかけて作って大失敗なんてものを選ぶ気持ちが分かりません。アジャイルでなくても小さくやればいいのに。 Agile is Better than Waterfall Projects (Standish Group Report 2020) 

ただ1つだけ違うのは、製造業はウォーターフォールではないということです。アジャイル開発の代表的なフレームワーク「スクラム」と「カンバン」は日本の製造業、特にトヨタからの影響を大きく受けています。だから「日本人には向いていない」というのはそもそもあり得ません。

Hideki Ikemoto
 · 4月8日
分業するとその分コミュニケーションのオーバーヘッドが大きいからです。 まず前提として、大規模なウォーターフォール開発は完全に終わっています。ミニウォーターフォール開発はまだ議論の余地がありますが、スクラムだと最短で1週間、ミニウォーターフォールでも最長3ヶ月くらいで1サイクルを回す、イテレーティブ開発でないと今後やってられません。 「これ損するのに何でみんなやってるの?」ってことは何ですか?に対するHideki Ikemotoさんの回答 下はスクラム開発の元になった論文、The New New Product Development Gameの図ですが、1サイクルを短くするためには、Type Aのように、リレーのようにフェーズを区切る…

製造業でできるのにIT業界ではできない、その要因があるとしたら多重下請け構造を維持するため、それくらいしか思いつきませんね。

Hideki Ikemoto
 · 2月14日
偽装請負と呼ばれている、IT業界(SI業界)の多重下請です。 偽装請負と呼ばれていますが、実態は請負契約に偽装した派遣契約です。多重派遣は違法行為ですが、派遣契約ではなく、請負契約、準委任契約だから大丈夫という屁理屈を振りかざし、その結果として多重下請構造が生まれています。 日本の競争力を低くしている諸悪の根源とも言える悪質な行為なので徹底的に摘発して欲しいです。…
Hideki Ikemoto
 · 2月27日
DXと言っても指すものが色々で、ピンキリですが、「もっと見直すべきところ=組織」ならYes、「ITは関係ない」はNoです。 まず、現代においてITとは無縁でいられません。個人商店で現金でのみやり取りしているならともかく、ある程度の規模になると、会計、在庫管理、原価計算、決済などさまざまな形でITが必要になります。 そして、最初はExcelで十分かもしれませんが、パッケージ、ITサービス、カスタムシステム開発など、何らかの形でシステムが必要になります。いわゆる「基幹システム」です。 そして、その基幹システムはビジネスと密接に関係してきます。例えば、Amazonでは顧客が1回の注文で複数の商品を購入した…

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